Critical
Critical
日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。これらの脆弱性に対しては回避策がありません。このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20130731-waascm
該当製品
脆弱性のある製品
- Cisco WAASアプライアンス
- Cisco Virtual WAAS(vWAAS)
- Cisco WAASモジュール
Cisco WAASソフトウェアがCMとして設定されているかどうかを確認するには、show cms infoコマンドを使用します。次の例は、CMとして設定されたCisco WAASソフトウェアを示しています。
ciscowaas-cm#show cms info
Device registration information :
Device Id = 182
Device registered as = WAAS Central Manager
Current WAAS Central Manager role = Primary
CMS services information : Service cms_httpd is running Service cms_cdm is running
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
- Cisco WAAS Express(WAASx)
- Cisco WAASモバイル
詳細
すべてのWAASネットワークには、ネットワーク内の他のWAASデバイスを管理するプライマリWAAS CMデバイスが1つ必要です。Cisco WAAS CMデバイスは、WebベースのインターフェイスであるCisco WAAS CM GUIをホストし、関連付けられたCisco WAASデバイスの設定、管理、およびモニタリングを可能にします。
Cisco WAASのWebサービスフレームワークコードにおける脆弱性により、Central Manager(CM)として設定されている場合、認証されていないリモートの攻撃者が該当システムで任意のコードを実行する可能性があります。
この脆弱性は、入力に対する不十分な検証に起因します。攻撃者は、巧妙に細工されたPOST要求を該当システムに送信することにより、この脆弱性を不正利用する可能性があります。この不正利用により、攻撃者は該当システムで任意のコードを実行する可能性があります。Cisco WAASネットワークにおけるWAAS CMの特権機能により、この脆弱性の不正利用により、攻撃者は脆弱なWAAS CMに関連付けられているすべてのデバイスへの管理アクセスを取得する可能性があります。
注:この脆弱性の影響を受けるのは、CMとして設定されているCisco WAASソフトウェアのみです。
この脆弱性は、Cisco Bug ID CSCuh26626(登録ユーザ専用)として文書化され、Common Vulnerabilities and Exposure(CVE)IDとしてCVE-2013-3443が割り当てられています
回避策
修正済みソフトウェア
次の表に、各Cisco WAASソフトウェアメジャーリリースの推奨リリースを示します。
メジャー リリース |
推奨リリース |
4.(x) |
利用できません.5.xへの移行 |
5.0.x | 5.0.3e |
5.1.x | 5.1.1c |
5.2.x | 5.2.1 |
注:4.2.1より前のCisco WAASソフトウェアリリースは、この脆弱性の影響を受けません。
ソフトウェアのアップグレードを検討する場合は、http://www.cisco.com/go/psirt のシスコ セキュリティ アドバイザリ、応答、および通知のアーカイブや、後続のアドバイザリを参照して侵害の可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
推奨事項
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
この脆弱性はサポート ケースの解決中に発見されました。
URL
改訂履歴
リビジョン 1.0 | 2013年7月31日 | 初版リリース |
利用規約
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