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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
シスコはこれらの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20130821-cucm
該当製品
脆弱性のある製品
- Cisco Unified Communications Manager 7.1(x)
- Cisco Unified Communications Manager 8.5(x)
- Cisco Unified Communications Manager 8.6(x)
- Cisco Unified Communications Manager 9.0(x)
- Cisco Unified Communications Manager 9.1(x)
注:Cisco Unified Communications Managerバージョン8.0は、2012年10月23日にソフトウェアメンテナンスが終了しています。Cisco Unified Communications Manager 8.0(x)バージョンをご使用のお客様は、サポートされているCisco Unified Communications Managerのバージョンへのアップグレードに関してシスコサポートチームにお問い合わせください。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
詳細
DoS脆弱性
Cisco Unified Communications Manager 7.1(x)には、認証されていないリモートの攻撃者が該当デバイスにDoS状態を引き起こす可能性のある脆弱性が存在します。この脆弱性は、不適切なエラー処理に起因します。攻撃者は、不正な登録メッセージを送信することで、この脆弱性を不正利用し、該当デバイスにDoS状態を引き起こす可能性があります。この脆弱性は、Cisco Bug ID CSCuf93466(登録ユーザ専用)として文書化され、Common Vulnerabilities and Exposures(CVE)IDとしてCVE-2013-3459が割り当てられています。この脆弱性は、Cisco UCMバージョン7.1(x)にのみ影響します。
Cisco Unified Communications Manager 8.5(x)、8.6(x)、および9.0(x)には脆弱性があり、認証されていないリモートの攻撃者が該当デバイスにDoS状態を引き起こす可能性があります。この脆弱性は、特定のUDPポートでのトラフィックの不十分な制限に起因します。攻撃者は、該当デバイスの特定のポートにUDPパケットを大量に送信することで、この脆弱性を不正利用し、結果として該当デバイスにDoS状態を引き起こす可能性があります。この脆弱性は、Cisco Bug ID CSCub85597(登録ユーザ専用)として文書化され、CVE IDとしてCVE-2013-3460が割り当てられています。
Cisco Unified Communications Managerバージョン8.5(x)、8.6(x)、および9.0(1)には脆弱性があり、認証されていないリモートの攻撃者が該当デバイスにDoS状態を引き起こす可能性があります。この脆弱性は、Session Initiation Protocol(SIP)ポートでのトラフィックのレート制限が不十分であることに起因します。攻撃者は、該当デバイスのポート5060にUDPパケットを大量に送信することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。攻撃が継続すると、攻撃者は該当デバイスにDoS状態を引き起こす可能性があります。この脆弱性は、Cisco Bug ID CSCub35869(登録ユーザ専用)として文書化され、Common Vulnerabilities and Exposures(CVE)IDとしてCVE-2013-3461が割り当てられています。
バッファオーバーフローの脆弱性
Cisco Unified Communications Manager 7.1(x)、8.5(x)、8.6(x)、9.0(x)、および9.1(x)には脆弱性があり、認証されたリモートの攻撃者が該当デバイスにバッファオーバーフローを引き起こす可能性があります。この脆弱性は、不十分な境界チェックに起因します。攻撃者は、該当デバイスに割り当てられたメモリバッファを上書きすることで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。この不正利用により、攻撃者はデータの破損、サービスの中断、または任意のコマンドの実行を行う可能性があります。この脆弱性は、Cisco Bug ID CSCud54358(登録ユーザ専用)として文書化され、CVE IDとしてCVE-2013-3462が割り当てられています。この脆弱性は、Cisco UCMバージョン7.1(x) ~ 9.1(1x)に影響を与えます。
回避策
修正済みソフトウェア
ソフトウェアのアップグレードを検討する場合は、http://www.cisco.com/go/psirt のシスコ セキュリティ アドバイザリ、応答、および通知のアーカイブや、後続のアドバイザリを参照して侵害の可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。シスコでは、次の表の「Recommended Release」列のリリース、またはそれ以降のリリースにアップグレードすることを推奨しています。
識別子 |
CVE ID |
Cisco Unified Communication Managerバージョン | 最初の修正 |
推奨リリース |
---|---|---|---|---|
CSCud54358:入力バッファーの不十分な境界チェック | CVE-2013-3462 | 7.x | 7.1(5b)su6 | 7.1(5b)su6a |
CSCuf93466:不正な登録メッセージの不適切なエラー処理 | CVE-2013-3459 | 7.x | 7.1(5b)su6a | 7.1(5b)su6a |
CSCub85597:UDPフラッド中に観察されたメモリリーク | CVE-2013-3460 | 8.x | 8.5(1)su6、 8.6(2a)su3、 8.6(5)BE3K |
8.5(1)su6、 8.6(2a)su3、 8.6(5)BE3K |
CSCub35869:UDPフラッド時の高いCPU使用率とメモリリーク | CVE-2013-3461 | 8.x | 8.6(2a)su3、 8.6(5)BE3K |
8.6(2a)su3、 8.6(5)BE3K |
CSCud54358:入力バッファーの不十分な境界チェック | CVE-2013-3462 | 8.x | 8.5(1)su6、 8.6(2a)su3 |
8.5(1)su6、 8.6(2a)su3 |
CSCub85597:UDPフラッド中に観察されたメモリリーク | CVE-2013-3460 | 9.x | 9.1(1) | 9.1(2) 以降 |
CSCub35869:UDPフラッド時の高いCPU使用率とメモリリーク | CVE-2013-3461 | 9.x | 9.1(1) | 9.1(2) 以降 |
CSCud54358:入力バッファーの不十分な境界チェック | CVE-2013-3462 | 9.x | 9.1(2) | 9.1(2) 以降 |
*注:Cisco Unified Communications Managerバージョン8.5(1)su6は、2013年9月中旬にリリースされる予定です。Cisco Unified Communications Managerバージョン8.5をご使用のお客様は、このアドバイザリに記載されているすべての脆弱性を完全にカバーするために8.6にアップグレードすることをお勧めします。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
推奨事項
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)では、本アドバイザリに記載されている脆弱性のエクスプロイト事例とその公表は確認しておりません。
これらの脆弱性は内部テストで発見されました。
URL
改訂履歴
リビジョン 1.0 | 2013年8月21日 | 初版リリース |
利用規約
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