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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。これらの脆弱性に対しては回避策がありません。このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20141015-mcu
注:このセキュリティアドバイザリでは、GNU Bash環境変数コマンドインジェクションの脆弱性(Shellshockとも呼ばれる)に関する情報は提供していません。この脆弱性の影響を受けるシスコ製品の詳細については、次のリンクのCisco Security Advisoryを参照してください。https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20140926-bash
該当製品
脆弱性のある製品
- Cisco TelePresence MCU 4200 シリーズ
- Cisco TelePresence MCU 4500 シリーズ
- Cisco TelePresence MCU MSE 8420
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
- Cisco TelePresence MCU 5300 シリーズ
- Cisco TelePresence MCU MSE 8510
- Cisco TelePresence Server MSE 8710
- Cisco TelePresence Server
他のシスコ製品において、このアドバイザリの影響を受けるものは現在確認されていません。
詳細
Cisco TelePresence MCUソフトウェアのネットワークスタックにおける脆弱性により、認証されていないリモートの攻撃者が使用可能なメモリを枯渇させ、システムの不安定性と該当システムのリロードを引き起こす可能性があります。
この脆弱性は、巧妙に細工されたTCPパケットの不十分なサニタイズに起因します。攻撃者は、巧妙に細工された一連のTCPパケットを該当システムに送信することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。
この脆弱性は、Cisco Bug ID CSCtz35468(登録ユーザ専用)として文書化され、Common Vulnerabilities and Exposures(CVE)IDとしてCVE-2014-3397が割り当てられています。
回避策
修正済みソフトウェア
ソフトウェアのアップグレードを検討する場合は、http://www.cisco.com/go/psirt のシスコ セキュリティ アドバイザリ、応答、および通知のアーカイブや、後続のアドバイザリを参照して侵害の可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
この脆弱性は、Cisco TelePresence MCUソフトウェア4.3(2.30)以降で修正されています。
推奨事項
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
この脆弱性はサポート ケースの解決中に発見されました。
URL
改訂履歴
リビジョン 1.0 | 2014年10月15日 | 初版リリース |
利用規約
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