Critical
Critical
日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
この脆弱性は、HTTP要求の入力検証が正しく行われないことに起因します。攻撃者は、該当デバイスに巧妙に細工された HTTP 要求を送信することにより、この脆弱性を不正利用する可能性があります。シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。これらの脆弱性に対しては回避策がありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/ciscosa-20140716-cm
該当製品
脆弱性のある製品
- Cisco DPC3212 VoIPケーブルモデム
- Cisco DPC3825 8x4 DOCSIS 3.0ワイヤレスレジデンシャルゲートウェイ
- Cisco EPC3212 VoIPケーブルモデム
- Cisco EPC3825 8x4 DOCSIS 3.0ワイヤレスレジデンシャルゲートウェイ
- Cisco Model DPC3010 DOCSIS 3.0 8x4ケーブルモデム
- Cisco Model DPC3925 8x4 DOCSIS 3.0ワイヤレスレジデンシャルゲートウェイ(EDVA付き)
- Cisco Model DPQ3925 8x4 DOCSIS 3.0ワイヤレスレジデンシャルゲートウェイ(EDVA付き)
- Cisco Model EPC3010 DOCSIS 3.0ケーブルモデム
- Cisco Model EPC3925 8x4 DOCSIS 3.0ワイヤレスレジデンシャルゲートウェイ(EDVA付き)
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
- CiscoモデルDCP2100 DOCSIS 2.0ケーブルモデム
- Cisco Model DPC3008 DOCSIS 3.0 8x4ケーブルモデム
- Cisco Model DPC3208 8x4 DOCSIS 3.0ケーブルモデム
- Cisco Model DPC3828 DOCSIS 3.0 8x4レジデンシャルワイヤレスゲートウェイ
- Cisco Model DPC3928 DOCSIS 3.0 8x4ワイヤレスレジデンシャルゲートウェイ
- Cisco Model EPC2425 EuroDOCSIS 2.0ケーブルモデム
- Cisco Model EPC3008 EuroDOCSIS 3.0 8x4 VoIPケーブルモデム
- Cisco Model EPC3208 8x4 DOCSIS 3.0ケーブルモデム
- Cisco Model EPC3828 EuroDOCSIS 3.0 8x4レジデンシャルワイヤレスゲートウェイ
- Cisco Model EPC3928 EuroDOCSIS 3.0 8x4ワイヤレスレジデンシャルゲートウェイ
- Scientific Atlanta DPR2320ケーブルモデム
- Scientific Atlanta DPX 2000ケーブルモデム
- Scientific Atlanta EPC2203 VoIPケーブルモデム
- WebSTAR DPX2100ケーブルモデム
- WebSTAR DPX2203C VoIPケーブルモデム
- WebSTAR EPC2100R2ケーブルモデム
- WebSTAR EPR2325 EuroDOCSISレジデンシャルゲートウェイ(ワイヤレスアクセスポイント付属)
詳細
この脆弱性は、HTTP要求の入力検証が正しく行われないことに起因します。攻撃者は、該当デバイスに巧妙に細工された HTTP 要求を送信することにより、この脆弱性を不正利用する可能性があります。不正利用に成功すると、攻撃者はWebサーバをクラッシュさせ、権限を昇格させて任意のコードを実行する可能性があります。この脆弱性は、デバイスがルータモードまたはゲートウェイモードのどちらで設定されているかに関係なく存在します。
シスコはこのアドバイザリに記載された脆弱性に対処するサービスプロバイダーカスタマー向けのソフトウェアアップデートを提供しています。Cisco TACに問い合せる前に、お客様のサービスプロバイダーに連絡して、サービスプロバイダーが導入したソフトウェアにこの脆弱性に対処する修正が含まれていることを確認してください。
この脆弱性は、Cisco Bug ID CSCup40808(登録ユーザ専用)として文書化され、Common Vulnerabilities and Exposures(CVE)IDとしてCVE-2014-3306が割り当てられています。
回避策
修正済みソフトウェア
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
推奨事項
不正利用事例と公式発表
この脆弱性は、Tech AnalysisのChris Watts氏によってシスコに報告されました。シスコは、この問題をCisco PSIRTに報告していただいた同氏に感謝いたします。
URL
改訂履歴
リビジョン 1.1 | 2014年7月18日 | 「脆弱性のある製品」セクションに修正済みバージョン情報を追加。 |
リビジョン 1.0 | 2014年7月16日 | 初回公開リリース |
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