Critical
Critical
日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
バージョン5.5パッチ8より前のCisco Secure Access Control System(ACS)は、ACS ViewレポートインターフェイスページでのSQLインジェクション攻撃に対して脆弱です。不正侵入に成功すると、認証されたリモートの攻撃者が、ACS Viewデータベースのいずれかに保存されているRADIUSアカウンティングレコードなどの情報にアクセスして変更したり、基盤となるファイルシステムの情報にアクセスしたりする可能性があります。このアドバイザリの以前のバージョンでは、バージョン5.5パッチ7を実行している製品に脆弱性はないことが示されていましたが、バージョン5.5パッチ7を実行しているお客様は、このアドバイザリで説明されている脆弱性を完全に緩和するためにパッチ8にアップグレードする必要があります。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20150211-csacs該当製品
脆弱性のある製品
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
次のCisco Secure ACS製品は、この脆弱性の影響を受けません。
- Cisco Secure Access Control Server for Windows
- Cisco Secure Access Control Server Express
- Cisco Secure Access Control Server View
- Cisco Secure Access Control Server Solution Engine
詳細
Cisco ACSのWebフレームワークコードの脆弱性により、認証されたリモートの攻撃者が2つのACS Viewデータベースの1つで任意のSQLクエリを実行できる可能性があります。認証には、ACS管理者アカウントへのアクセスが必要です。
この脆弱性は、レポートアプリケーションに渡されるユーザ入力を適切にサニタイズできないことに起因します。攻撃者は、HTTPSプロトコルを使用して巧妙に細工された要求をWebサーバに送信することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。
この脆弱性は、Cisco Bug ID CSCuq79027(登録ユーザ専用)として文書化され、Common Vulnerabilities and Exposures(CVE)IDとしてCVE-2015-0580が割り当てられています。
回避策
修正済みソフトウェア
ソフトウェアのアップグレードを検討する場合は、http://www.cisco.com/go/psirt のシスコ セキュリティ アドバイザリ、応答、および通知のアーカイブや、後続のアドバイザリを参照して侵害の可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
推奨事項
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
この脆弱性は、ING Services PolskaのLukasz Pronka氏によってシスコに報告されました。
URL
改訂履歴
Revision 2.1 | 2015年3月19日 | 「脆弱性が存在しない製品」のバージョン番号を更新 |
Revision 2.0 | 2015年3月10日 | 脆弱性のあるバージョン番号を更新 |
リビジョン 1.0 | 2015年2月11日 | 初版リリース |
利用規約
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