Critical
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概要
この脆弱性は、入力に対する不十分な検証に起因します。攻撃者は、デバイスに認証され、巧妙に細工された入力を Web ページの該当パラメータに送信することで、この脆弱性をエクスプロイトする可能性があります。影響を受けるパラメータにアクセスするには、管理者権限が必要です。エクスプロイトに成功すると、攻撃者はrootユーザの権限でシステムコマンドを実行できる可能性があります。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。これらの脆弱性に対しては回避策がありません。このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20150513-tp
該当製品
脆弱性のある製品
- Cisco TelePresence Advanced Media Gateway Series
- Cisco TelePresence IP Gateway Series
- Cisco TelePresence IP VCR Series
- Cisco TelePresence ISDNゲートウェイ
- Cisco TelePresence MCU 4200 シリーズ
- Cisco TelePresence MCU 4500 シリーズ
- Cisco TelePresence MCU 5300 シリーズ
- Cisco TelePresence MCU MSE 8420
- Cisco TelePresence MCU MSE 8510
- Cisco TelePresence Serial Gateway Series
- Cisco TelePresence Server 7010
- Cisco TelePresence Server MSE 8710
- Cisco TelePresence Server on Multiparty Media 310
- Cisco TelePresence Server on Multiparty Media 320
- Cisco TelePresence Server on Virtual Machine
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
詳細
この脆弱性は、入力に対する不十分な検証に起因します。攻撃者は、デバイスに認証され、巧妙に細工された入力を Web ページの該当パラメータに送信することで、この脆弱性をエクスプロイトする可能性があります。影響を受けるパラメータにアクセスするには、管理者権限が必要です。エクスプロイトに成功すると、攻撃者はrootユーザの権限でシステムコマンドを実行できる可能性があります。
次の表に、影響を受ける各製品のこの脆弱性を特定するために使用するCisco Bug IDを示します。
製品名 |
Cisco Bug ID |
Cisco TelePresence Advanced Media Gatewayシリーズソフトウェア |
CSCur15855(登録ユーザ専用) |
Cisco TelePresence IP Gatewayシリーズソフトウェア |
CSCur15842(登録ユーザ専用) |
Cisco TelePresence IP VCRシリーズソフトウェア |
CSCul55968(登録ユーザ専用) |
Cisco TelePresence ISDN Gatewayソフトウェア |
CSCur15832(登録ユーザ専用) |
Cisco TelePresence MCUソフトウェア |
CSCur15825(登録ユーザ専用) |
Cisco TelePresence MCU MSEソフトウェア |
CSCur15807(登録ユーザ専用) |
Cisco TelePresence Serial Gatewayシリーズソフトウェア |
CSCur15850(登録ユーザ専用) |
Cisco TelePresence Serverソフトウェア(ハードウェアおよび仮想マシン用) |
CSCur15803(登録ユーザ専用)およびCSCur08993(登録ユーザ専用) |
この脆弱性に対してCommon Vulnerabilities and Exposures(CVE)IDとしてCVE-2015-0713が割り当てられています。
回避策
修正済みソフトウェア
ソフトウェアのアップグレードを検討する場合は、http://www.cisco.com/go/psirt の Cisco Security Advisories, Responses, and Alerts アーカイブや、後続のアドバイザリを参照して侵害の可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
次の表に、影響を受ける製品それぞれについて、この脆弱性を修正するリリースを示します。 製品名 |
修正済みリリース |
Cisco TelePresence Advanced Media Gatewayシリーズソフトウェア |
1.1 (1.40) 以降 |
Cisco TelePresence IP Gatewayシリーズソフトウェア |
修正の予定はありません。製品はメンテナンスサポート終了です |
Cisco TelePresence IP VCRシリーズソフトウェア |
3.0 (1.27) 以降 |
Cisco TelePresence ISDN Gatewayソフトウェア |
2.2 (1.94) 以降 |
Cisco TelePresence MCUソフトウェア |
4.4 (3.54) 以降 4.5 (1.45) 以降 |
Cisco TelePresence MSE Supervisorソフトウェア |
2.3 (1.38) 以降 |
Cisco TelePresence Serial Gatewayシリーズソフトウェア |
1.0 (1.42) 以降 |
Cisco TelePresence Serverソフトウェア(ハードウェアおよび仮想マシン用) |
ハードウェアリリースの3.1(1.98) 仮想マシンの4.1(1.79) |
推奨事項
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
この脆弱性は、製品のセキュリティレビュー中に発見されました。
URL
改訂履歴
リビジョン 1.0 | 2015年5月13日 | 初回公開リリース |
利用規約
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