Critical
Critical
日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
この脆弱性は、Cisco Mobility Express ソフトウェアを実行する該当デバイスにデフォルトのクレデンシャルが存在することに起因します。これは、デバイスがマスター、下位、スタンドアロンのどのアクセス ポイントとして構成されているかには関係しません。該当デバイスにレイヤ 3 接続できる攻撃者は、セキュア シェル(SSH)を使用して該当デバイスに昇格された特権を使用してデバイスにログインする可能性があります。不正利用に成功すると、攻撃者はデバイスを完全に制御する可能性があります。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。この脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20170405-ame
該当製品
脆弱性のある製品
デバイス上で実行されている Cisco Mobility Express ソフトウェアのリリースは、管理者が Cisco Mobility Express ワイヤレス コントローラの Web インターフェイスまたは CLI を使用して確認できます。
Web インターフェイスを使用する場合、Web インターフェイスにログインして、[管理(Management)] > [ソフトウェア アップデート(Software Update)] を選択し、ページの上部に表示されるリリース番号を参照します。
CLI を使用する場合、show version コマンドを発行して、コマンドの出力を参照します。次に、Cisco Mobility Express Software Release 8.3.111.0 を実行する Cisco Aironet 1852i アクセス ポイントでのコマンド出力例を示します。
AP# show version
cisco AIR-AP1852I-UXK9 ARMv7 Processor rev 0 (v71) with 997184/525160K bytes of memory.
Processor board ID RFDP2BCR021
AP Running Image : 8.3.111.0
Primary Boot Image : 8.3.111.0
Backup Boot Image : 8.1.106.33
AP Image type : MOBILITY EXPRESS IMAGE
AP Configuration : MOBILITY EXPRESS CAPABLE
.
.
.
このデバイスはこの脆弱性の影響を受けません。脆弱性を含んでいないことが確認された製品
シスコは、Cisco Lightweight アクセス ポイント(AP)ソフトウェアまたは Cisco IOS ソフトウェアを実行する Cisco Aironet アクセス ポイントには影響を与えないことを確認しました。
また、シスコはこの脆弱性が以下のシスコ製品には影響を与えないことを確認しました。いかの
- Cisco Mobility Express ソフトウェアを実行している Aironet 2800 シリーズ アクセス ポイント
- Cisco Mobility Express ソフトウェアを実行している Aironet 3800 シリーズ アクセス ポイント
- ワイヤレス コントローラ(すべての Cisco モデル)
- ワイヤレス LAN コントローラ(すべての Cisco モデル)
回避策
修正済みソフトウェア
シスコはこのアドバイザリに記載された脆弱性に対処する無償のソフトウェアアップデートをリリースしています。お客様がインストールしたりサポートを受けたりできるのは、ライセンスをご購入いただいたソフトウェア バージョンとフィーチャ セットに対してのみとなります。そのようなソフトウェアアップグレードをインストール、ダウンロード、アクセスまたはその他の方法で使用した場合、お客様は以下のリンクに記載されたシスコのソフトウェアライセンスの条項に従うことに同意したことになります。
http://www.cisco.com/en/US/docs/general/warranty/English/EU1KEN_.html
また、お客様がソフトウェアをダウンロードできるのは、ソフトウェアの有効なライセンスをシスコから直接、あるいはシスコ認定リセラーやパートナーから取得している場合に限ります。通常、これは以前購入したソフトウェアのメンテナンス アップグレードです。無償のセキュリティ ソフトウェア アップデートによって、お客様に新しいソフトウェア ライセンス、追加ソフトウェア フィーチャ セット、またはメジャー リビジョン アップグレードに対する権限が付与されることはありません。
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、[シスコのセキュリティアドバイザリおよびアラート(Cisco Security Advisories and Alerts)] ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成は新規リリースでも継続して適切なサポートが受けられることを確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
サービス契約をご利用でないお客様
シスコから直接購入したが Cisco Service Contract をご利用いただいていない場合、また、サードパーティベンダーから購入したが修正済みソフトウェアを POS から入手できない場合は、Cisco TAC に連絡してアップグレードを入手してください。
http://www.cisco.com/c/ja_jp/support/web/tsd-cisco-worldwide-contacts.html
無償アップグレードの対象製品であることを証明していただくために、製品のシリアル番号と、本アドバイザリの URL をご用意ください。
修正済みリリース
カスタマーは、このセクションの表に沿って、適切なリリースへのアップグレードをおこなってください。本アドバイザリは以下のアドバイザリを含むコレクションの一部です。これらも考慮した上、完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
- cisco-sa-20170405-ame:Cisco Aironet 1830シリーズおよび1850シリーズアクセスポイントのMobility Expressにおけるデフォルトクレデンシャルの脆弱性
- cisco-sa-20170405-wlc:CiscoワイヤレスLANコントローラ802.11 WMEのDoS脆弱性
- cisco-sa-20170405-wlc2:CiscoワイヤレスLANコントローラのIPv6 UDPにおけるDoS脆弱性
- cisco-sa-20170405-wlc3:CiscoワイヤレスLANコントローラ管理GUIのDoS脆弱性
次の表では、左の列にシスコ ソフトウェアのメジャー リリースを示します。中央の列が示すのは、本アドバイザリに記載された脆弱性によるメジャー リリースへの影響の有無、また、本脆弱性に対する修正を含む最初のマイナー リリースです。右の列が示すのは、一連のアドバイザリに記載された脆弱性によるメジャー リリースへの影響の有無、およびそれらの脆弱性に対する最新の推奨リリースです。
Cisco Mobility Express Software Major Release | この脆弱性に対する最初の修正リリース | First Fixed Release for All Vulnerabilities Described in the Collection of Advisories |
---|---|---|
Prior to 8.0 | 脆弱性なし | 8.0.140.0 |
8.0 | 脆弱性なし | 8.0.140.0 |
8.1 | 脆弱性なし | 8.2.130.0 |
8.2 | 8.2.121.0 | 8.2.141.0 |
8.3 | 脆弱性なし | 8.3.112.0 |
8.4 | 脆弱性なし | 8.4.100.0 (future release) |
推奨事項
不正利用事例と公式発表
出典
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.4 | Metadata update. | — | Final | 2017 年 9 月 21 日 |
1.3 | Metadata update. | — | Final | 2017 年 9 月 13 日 |
1.2 | Metadata update. | — | Final | 2017 年 9 月 11 日 |
1.1 | 8.2の最初の修正済みソフトウェアリリースを8.2.111.0から8.2.121.0に更新。 | Vulnerable Products and Fixed Software. | Final | 2017 年 5 月 30 日 |
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2017 年 4 月 5 日 |
利用規約
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