Medium
Medium
日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
この脆弱性は、適切なFCoEフレームパディング検証の欠如に起因します。攻撃者は、巧妙に細工されたFCoEフレームのストリームをターゲットデバイスに送信することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。この不正利用により、攻撃者はデバイスを通過するFCoEトラフィックに影響を与えるDoS状態を引き起こす可能性があります。攻撃者がこの脆弱性を不正利用するには、Cisco NX-OSソフトウェアを実行しているデバイスのFCoEインターフェイスにサーバが直接接続されている必要があります。
この脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20170607-nxos
該当製品
脆弱性のある製品
- マルチレイヤ ディレクタ スイッチ
- Nexus 7000 シリーズ スイッチ
- Nexus 7700 シリーズ スイッチ
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
シスコは、この脆弱性が以下のシスコ製品には影響を与えないことを確認しました。
- Nexus 1000V シリーズ スイッチ
- Nexus 2000 シリーズ ファブリック エクステンダ
- Nexus 3000 シリーズ スイッチ
- Nexus 3500 プラットフォーム スイッチ
- Nexus 4000 シリーズ スイッチ
- Nexus 5000 シリーズ スイッチ
- Nexus 5500 プラットフォーム スイッチ
- Nexus 5600 プラットフォーム スイッチ
- Nexus 6000 シリーズ スイッチ
- Nexus 9000 シリーズ スイッチ(アプリケーション セントリック インフラストラクチャ(ACI)モード)
- NX OS モードの Nexus 9000 シリーズ スイッチ
- ユニファイド コンピューティング システム(UCS)6100 シリーズ ファブリック インターコネクト
- UCS 6200 シリーズ ファブリック インターコネクト
回避策
修正済みソフトウェア
修正済みソフトウェア リリースの詳細については、本アドバイザリ上部の Cisco Bug ID を参照ください。
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、[シスコのセキュリティアドバイザリおよびアラート(Cisco Security Advisories and Alerts)] ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
推奨事項
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
出典
本脆弱性は、シスコ内部でのセキュリティ テストによって発見されました。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.1 | Nexus 5000プラットフォームを、脆弱性が存在しないことが確認されている製品のリストに移動しました。 | 該当製品 | Final | 2017年6月8日 |
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2017年6月7日 |
利用規約
本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証も示唆するものではありません。 本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。 また、シスコは本ドキュメントの内容を予告なしに変更したり、更新したりする権利を有します。
本アドバイザリの記述内容に関して情報配信の URL を省略し、単独の転載や意訳を施した場合、当社が管理した情報とは見なされません。そうした情報は、事実誤認を引き起こしたり、重要な情報が欠落していたりする可能性があります。 このドキュメントの情報は、シスコ製品のエンドユーザを対象としています。