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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco Identity Services Engine(ISE)のサポートトンネル機能の脆弱性により、認証されたローカルの攻撃者がデバイスのシェルにアクセスできる可能性があります。
この脆弱性は、サポートトンネル機能の不適切な設定に起因します。攻撃者は、デバイスを騙してサポートユーザアカウントをロック解除し、トンネルパスワードとデバイスのシリアル番号にアクセスすることで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者はrootアクセスで任意のシステムコマンドを実行できる可能性があります。
この脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20180418-ise
該当製品
脆弱性のある製品
公開時点では、この脆弱性は2.2.0.470より前のCisco Identity Services Engine(ISE)ソフトウェアバージョンに影響を及ぼしていました。影響を受けるソフトウェアリリースに関する最新かつ最も詳細な情報については、このアドバイザリの冒頭に記載されているCisco Bug IDを参照してください。
デバイス上で実行しているソフトウェアのリリースを確認するには、管理者がデバイスの CLI で show version コマンドを使用するか、管理ポータルの右上隅で [Settings (設定、歯車アイコン)] > [About Identity Service Engine(ソフトウェア情報)] をクリックします。CLI コマンドの出力は、次の例のようになります。
ServiceEngine115/admin# show version
Cisco Application Deployment Engine OS Release: 2.3
ADE-OS Build Version: 2.3.0.187
ADE-OS System Architecture: x86_64
Copyright (c) 2005-2014 by Cisco Systems, Inc.
All rights reserved.
Hostname: ServiceEngine115
Version information of installed applications
---------------------------------------------
Cisco Identity Services Engine
---------------------------------------------
Version : 2.0.0.306
Build Date : Thu Oct 8 13:25:23 2015
Install Date : Tue Nov 17 21:02:22 2015
Cisco Identity Services Engine Patch
---------------------------------------------
Version : 5
Install Date : Fri Jul 07 01:57:01 2017
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
詳細
Cisco Identity Services Engine(ISE)は、有線、無線、およびVPNの各接続に対して、一貫性のあるセキュアなアクセスコントロールを簡単に提供します。ISEは、広範なインテリジェントなセンサーおよびプロファイリング機能を使用してネットワークの奥深くに到達し、リソースにアクセスしている人と対象に対する優れた可視性を提供します。ISEは、デバイスプロファイラフィードサービスを通じて、複数のベンダーからのさまざまなIP対応デバイスに対するシスコの検証済みデバイスプロファイルの自動更新を提供します。これにより、最新のIP対応デバイスの最新ライブラリを維持する作業が簡素化されます。
回避策
この脆弱性に対処する回避策はありません。
修正済みソフトウェア
修正済みソフトウェア リリースの詳細については、本アドバイザリ上部の Cisco Bug ID を参照ください。
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、[シスコのセキュリティアドバイザリおよびアラート(Cisco Security Advisories and Alerts)] ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
出典
この脆弱性は、匿名のセキュリティ研究者によってシスコに報告されました。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.1 | アドバイザリに関連するCisco Bug IDを更新。 | ドキュメントヘッダーとメタデータ | Final | 2018 年 4 月 26 日 |
1.0 | 初回公開リリース | - | Final | 2018 年 4 月 18 日 |
利用規約
本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証も示唆するものではありません。 本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。 また、シスコは本ドキュメントの内容を予告なしに変更したり、更新したりする権利を有します。
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