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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco Meeting Server の Real-Time Transport Protocol(RTP)ビットストリーム処理の脆弱性により、認証されていないリモートの攻撃者が Denial of Service(DoS)状態を引き起こす可能性があります。
この脆弱性は、受信する RTP ビットストリームの不十分な入力検証に起因します。攻撃者は、巧妙に細工された RTP ビットストリームを該当する Cisco Meeting Server に送信することにより、この脆弱性を不正利用する可能性があります。不正利用に成功すると、攻撃者はメディア プロセスをクラッシュさせることで音声およびビデオを拒否し、結果として該当システムで DoS 状態を引き起こす可能性があります。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。この脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20180516-msms
該当製品
脆弱性のある製品
この脆弱性は、Cisco Meeting Server ソフトウェア リリース 2.0、2.1、2.2 および 2.3 を実行する Cisco Meeting Server の展開に影響を与えます。
デバイスで実行されている Cisco Meeting Server ソフトウェア リリースは、管理者が CLI で version コマンドを使用することで確認できます。デバイスが Cisco Meeting Server ソフトウェア リリース 2.2.11 を実行している場合、コマンドの出力例は次のようになります。
system> version
2_2_11
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
詳細
回避策
この脆弱性に対処する回避策はありません。
修正済みソフトウェア
シスコはこのアドバイザリに記載された脆弱性に対処する無償のソフトウェアアップデートをリリースしています。お客様がインストールしたりサポートを受けたりできるのは、ライセンスをご購入いただいたソフトウェア バージョンとフィーチャ セットに対してのみとなります。そのようなソフトウェアアップグレードをインストール、ダウンロード、アクセスまたはその他の方法で使用した場合、お客様は以下のリンクに記載されたシスコのソフトウェアライセンスの条項に従うことに同意したことになります。
https://www.cisco.com/c/en/us/products/end-user-license-agreement.html
また、お客様がソフトウェアをダウンロードできるのは、ソフトウェアの有効なライセンスをシスコから直接、あるいはシスコ認定リセラーやパートナーから取得している場合に限ります。通常、これは以前購入したソフトウェアのメンテナンス アップグレードです。無償のセキュリティ ソフトウェア アップデートによって、お客様に新しいソフトウェア ライセンス、追加ソフトウェア フィーチャ セット、またはメジャー リビジョン アップグレードに対する権限が付与されることはありません。
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、[シスコのセキュリティアドバイザリおよびアラート(Cisco Security Advisories and Alerts)] ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
サービス契約をご利用でないお客様
シスコから直接購入したが Cisco Service Contract をご利用いただいていない場合、また、サードパーティベンダーから購入したが修正済みソフトウェアを POS から入手できない場合は、Cisco TAC に連絡してアップグレードを入手してください。
https://www.cisco.com/c/en/us/support/web/tsd-cisco-worldwide-contacts.html
無償アップグレードの対象製品であることを証明していただくために、製品のシリアル番号と、本アドバイザリの URL をご用意ください。
修正済みリリース
次の Cisco Meeting Server ソフトウェア リリースが、この脆弱性に対処します。
Cisco Meeting Server | この脆弱性に対する最初の修正リリース |
---|---|
2.0 | 影響あり; 2.2.10への移行が必要 |
2.1 |
2.1.12(注釈を参照) |
2.2 | 2.2.10 |
2.3 | 2.3.1 |
注:Cisco Meeting Serverソフトウェアリリース2.1はすでにサポートが終了しており、アップグレードチェーンの目的でのみ使用できます。詳細については、Cisco Meeting Server リリース 2.3.0 リリース ノートの「End Of Software Maintenance(ソフトウェア メンテナンスの終了)」セクションを参照してください 。
Cisco Meeting Serverソフトウェアリリースモデルの詳細については、『Cisco Meeting Server:メンテナンスおよびサポート終了ポリシー』を参照してください。
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
出典
本脆弱性は、シスコ TAC のサポート案件の対応時に発見されました。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2018 年 5 月 16 日 |
利用規約
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