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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco SD-WANソリューションの設定および監視サービスにおける脆弱性により、認証されたローカルの攻撃者がroot権限で任意のコードを実行したり、該当デバイスでサービス妨害(DoS)状態を引き起こしたりする可能性があります。
この脆弱性は、該当ソリューションの設定およびモニタリングサービスによって提供されるデータの境界チェックが不完全であることに起因します。攻撃者は、該当デバイスのvDaemonリスニングサービスに悪意のあるデータを送信することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。エクスプロイトが成功すると、該当デバイスでバッファオーバーフロー状態が引き起こされ、デバイスでroot権限を使用して任意のコードが実行されるか、vDaemonリスニングサービスがリロードされてデバイスでDoS状態が発生する可能性があります。
この脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20180718-sd-wan-bo
該当製品
脆弱性のある製品
この脆弱性は、リリース 18.3.0 より前の Cisco SD-WAN ソリューションを実行している下記のシスコ製品に影響を及ぼします。
- vBond Orchestrator ソフトウェア
- vEdge 100 シリーズ ルータ
- vEdge 1000 シリーズ ルータ
- vEdge 2000 シリーズ ルータ
- vEdge 5000 シリーズ ルータ
- vEdge Cloud ルータ プラットフォーム
- vManage ネットワーク管理用ソフトウェア
- vSmart コントローラ ソフトウェア
該当するソフトウェアリリースの詳細については、このアドバイザリの冒頭にあるCisco Bug IDを参照してください。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
回避策
この脆弱性に対処する回避策はありません。
修正済みソフトウェア
修正済みソフトウェア リリースの詳細については、本アドバイザリ上部の Cisco Bug ID を参照ください。
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、[シスコのセキュリティアドバイザリおよびアラート(Cisco Security Advisories and Alerts)] ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
出典
本脆弱性は、シスコ内部でのセキュリティ テストによって発見されました。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2018 年 7 月 18 日 |
利用規約
本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証も示唆するものではありません。 本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。 また、シスコは本ドキュメントの内容を予告なしに変更したり、更新したりする権利を有します。
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