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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco Network Services Orchestrator(NSO)のCiscoネットワークプラグアンドプレイサーバコンポーネントの脆弱性により、認証されていないリモートの攻撃者が、該当のNSOシステムに保存されている設定データに不正アクセスする可能性があります。
この脆弱性は、認証にSecure Unique Device Identifier(SUDI)を使用するように設定されている場合に、ネットワークプラグアンドプレイコンポーネントが不完全な検証を実行することに起因します。SUDI認証をサポートし、影響を受けるNSOシステムに接続できるシスコデバイスを制御する攻撃者は、この脆弱性を不正利用する可能性があります。攻撃者は、NSOサーバに登録されているデバイスに関する情報を活用して、巧妙に細工されたCisco Network Plug and Play(NPN)認証パケットを該当システムに送信する必要があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者はNSOシステムによって管理されるデバイスの設定データに不正アクセスできる可能性があります。
この脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20180905-nso-infodis
該当製品
脆弱性のある製品
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
このアドバイザリの脆弱性のある製品セクションに記載されている製品のみが、この脆弱性の影響を受けることが分かっています。
シスコにより、この脆弱性は Cisco Application Policy Infrastructure Controller Enterprise Module(APIC-EM)に影響しないことが確認されています。
回避策
この脆弱性に対処する回避策はありません。
修正済みソフトウェア
修正済みソフトウェア リリースの詳細については、本アドバイザリ上部の Cisco Bug ID を参照ください。
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、[シスコのセキュリティアドバイザリおよびアラート(Cisco Security Advisories and Alerts)] ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
出典
本脆弱性は、シスコ内部でのセキュリティ テストによって発見されました。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.1 | 「脆弱性が存在する製品」セクションを更新し、影響を受けるNSOパッケージのリストを追加。 | 脆弱性が存在する製品 | Final | 2018 年 9 月 6 日 |
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2018 年 9 月 5 日 |
利用規約
本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証も示唆するものではありません。 本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。 また、シスコは本ドキュメントの内容を予告なしに変更したり、更新したりする権利を有します。
本アドバイザリの記述内容に関して情報配信の URL を省略し、単独の転載や意訳を施した場合、当社が管理した情報とは見なされません。そうした情報は、事実誤認を引き起こしたり、重要な情報が欠落していたりする可能性があります。 このドキュメントの情報は、シスコ製品のエンドユーザを対象としています。