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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco RV110W Wireless-N VPN ファイアウォール、Cisco RV130W Wireless-N 多機能 VPN ルータ、および Cisco RV215W Wireless-N VPN ルータの Web ベース管理インターフェイスにおける脆弱性により、認証されていないリモートの攻撃者が機密情報にアクセスする可能性があります。
この脆弱性は、Web ベース管理インターフェイス内でのディレクトリ トラバーサル文字シーケンスの検証が不適切なことに起因します。攻撃者は、悪意のある要求をターゲット デバイスに送信することにより、この脆弱性をエクスプロイトする可能性があります。エクスプロイトが成功すると、攻撃者は該当するデバイスの任意のファイルにアクセスして機密情報を暴露する可能性があります。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。この脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20180905-rv-routers-traversal
該当製品
脆弱性のある製品
- RV110W Wireless-N VPN ファイアウォール
- RV130W Wireless-N 多機能 VPN ルータ
- RV215W Wireless-N VPN ルータ
ゲスト ユーザもデフォルトで無効になっています。ゲストが有効になっているかどうかを確認するには、デバイスの Web ベース管理インターフェイスを開き、[管理者(Administration)] > [ユーザ(Users)] を選択します。[アカウントの有効化(Account Activation)] フィールドで、[ゲストユーザ(Guest user)] が無効になっていることを確認します。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
回避策
この脆弱性に対処する回避策はありませんが、不要な場合は、管理者はゲストユーザアカウントまたはリモート管理機能を無効にすることを検討できます。
修正済みソフトウェア
Cisco RV130W Wireless-N 多機能 VPN ルータについて、シスコはこのアドバイザリに記載された脆弱性に対処する無償のファームウェア アップデートをリリースしています。
Cisco RV110W Wireless-N VPN ファイアウォールと Cisco RV215W Wireless-N VPN ルータについて、シスコはこのアドバイザリに記載された脆弱性に対処するファームウェア アップデートをリリースしておらず、リリースする予定もありません。
お客様がインストールしたりサポートを受けたりできるのは、ライセンスをご購入いただいたソフトウェア バージョンとフィーチャ セットに対してのみとなります。そのようなソフトウェアアップグレードをインストール、ダウンロード、アクセスまたはその他の方法で使用した場合、お客様は以下のリンクに記載されたシスコのソフトウェアライセンスの条項に従うことに同意したことになります。
https://www.cisco.com/c/en/us/products/end-user-license-agreement.html
また、お客様がソフトウェアをダウンロードできるのは、ソフトウェアの有効なライセンスをシスコから直接、あるいはシスコ認定リセラーやパートナーから取得している場合に限ります。通常、これは以前購入したソフトウェアのメンテナンス アップグレードです。無償のセキュリティ ソフトウェア アップデートによって、お客様に新しいソフトウェア ライセンス、追加ソフトウェア フィーチャ セット、またはメジャー リビジョン アップグレードに対する権限が付与されることはありません。
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、[シスコのセキュリティアドバイザリおよびアラート(Cisco Security Advisories and Alerts)] ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
サービス契約をご利用でないお客様
シスコから直接購入したが Cisco Service Contract をご利用いただいていない場合、また、サードパーティベンダーから購入したが修正済みソフトウェアを POS から入手できない場合は、Cisco TAC に連絡してアップグレードを入手してください。
https://www.cisco.com/c/en/us/support/web/tsd-cisco-worldwide-contacts.html
無償アップグレードの対象製品であることを証明していただくために、製品のシリアル番号と、本アドバイザリの URL をご用意ください。
修正済みリリース
シスコは、RV130W Wireless-N 多機能 VPN ルータ向けのファームウェア リリース 1.0.3.44 でこの脆弱性を修正しました。
その他の該当するデバイスについては、該当製品のサポートおよびソフトウェア サポートが終了するため、シスコはファームウェア アップデートをリリースしません。
ファームウェア アップデートは、Cisco.com の Software Center にアクセスし、次の手順でダウンロードできます。
- [すべて参照(Browse all)] をクリックします
- [ルータ(Routers)] > [スモールビジネス向けルータ(Small Business Routers)] > [Small Business RVシリーズルータ(Small Business RV Series Routers)] > [RV130W Wireless-N多機能VPNルータ(RV130W Wireless-N Multifunction VPN Router)] > [スモールビジネス向けルータのファームウェア(Small Business Router Firmware)] にアクセスします。
- [RV130W Wireless-N多機能VPNルータ(RV130W Wireless-N Multifunction VPN Router)] ページの左側のペインにあるリリースにアクセスします。
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
出典
シスコは、この脆弱性の報告にあたり、360 ESG CodeSafe チームの Qingtang Zheng 氏に感謝いたします。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2018 年 9 月 5 日 |
利用規約
本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証も示唆するものではありません。 本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。 また、シスコは本ドキュメントの内容を予告なしに変更したり、更新したりする権利を有します。
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