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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco Aironet 1560、1800、2800、および3800シリーズアクセスポイント(AP)ソフトウェアの脆弱性により、認証された隣接する攻撃者が該当デバイスの予期せぬリロードを引き起こし、その結果、サービス妨害(DoS)状態が発生する可能性があります。
この脆弱性は、該当のAPが攻撃者によって制御されるワイヤレスクライアント宛ての集約されたトラフィックをデキューしようとしたときに発生する可能性があるデッドロック状態に起因します。同じAPでホストされている複数のService Set Identifier(SSID)の間で、必要なトラフィックパターンを複製しながら正常に移行できる攻撃者が、デッドロック状態を引き起こす可能性があります。この状態を検出するウォッチドッグタイマーがデバイスのリロードをトリガーし、その結果、デバイスの再起動中にDoS状態が発生します。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20181017-aironet-dos
該当製品
脆弱性のある製品
この脆弱性は、Cisco Mobility Express(ME)ソフトウェアの脆弱性が存在するリリースを実行しているCisco 1560、1800、2800、および3800シリーズアクセスポイントにのみ影響を与えます。該当するソフトウェアリリースの詳細については、このアドバイザリの冒頭にあるCisco Bug IDを参照してください。
Cisco Mobility Express ソフトウェア リリースの判別
デバイスで実行されている Cisco Mobility Express ソフトウェアのリリースは、管理者が Web インターフェイスかデバイスの CLI を使用して確認できます。
Web インターフェイスを使用する場合は、次を実行します。
- 起
Webインターフェイスにログインする - System Software > Software Upgradeの順に選択します
- System Software Versionフィールドの値を参照してください
CLIを使用する場合、TelnetまたはSSHセッションでAPにログインし、show versionコマンドを発行して、コマンド出力を参照します。次に、Cisco Mobility Express ソフトウェア リリース 8.3.111.0 を実行する Cisco Aironet 1852i アクセス ポイントでのコマンド出力例を示します。
AP# show version cisco AIR-AP1852I-UXK9 ARMv7 Processor rev 0 (v71) with 997184/525160K bytes of memory. Processor board ID RFDP2BCR021 AP Running Image : 8.3.111.0 Primary Boot Image : 8.3.111.0 Backup Boot Image : 8.1.106.33 AP Image type : MOBILITY EXPRESS IMAGE AP Configuration : MOBILITY EXPRESS CAPABLE . . .
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
このアドバイザリの脆弱性のある製品セクションに記載されている製品のみが、この脆弱性の影響を受けることが分かっています。
シスコは、この脆弱性が以下のシスコ製品には影響を与えないことを確認しました。
- Small Business 100シリーズアクセスポイント
- Small Business 300シリーズアクセスポイント
- Small Business 500シリーズアクセスポイント
- Aironet 1540 シリーズ アクセスポイント
注:Cisco Aironet 1550シリーズ屋外用アクセスポイントは、サポート終了プロセスに入っているため、調査は行われませんでした。詳細については、『Cisco Aironet 1550シリーズ屋外アクセスポイントの販売終了およびサポート終了通知』を参照してください。
回避策
この脆弱性に対処する回避策はありません。
修正済みソフトウェア
修正済みソフトウェア リリースの詳細については、本アドバイザリ上部の Cisco Bug ID を参照ください。
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、[シスコのセキュリティアドバイザリおよびアラート(Cisco Security Advisories and Alerts)] ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
出典
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2018 年 10 月 17 日 |
利用規約
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