High
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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco HyperFlex ソフトウェアのクラスタ サービス マネージャの脆弱性により、認証されていない隣接攻撃者が root ユーザとしてコマンドを実行する可能性があります。
この脆弱性は、入力に対する不十分な検証に起因します。攻撃者は、クラスタ サービス マネージャに接続し、バインドされたプロセスにコマンド インジェクションを行うことにより、この脆弱性をエクスプロイトします。エクスプロイトに成功すると、攻撃者は、影響を受けるホストで root ユーザとしてコマンドを実行できる可能性があります。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。本脆弱性に対処する回避策がいくつかあります。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20190220-hyperflex-injection
該当製品
脆弱性のある製品
この脆弱性は、3.5(2g) より前の Cisco HyperFlex ソフトウェアリリースに影響を及ぼします。
HyperFlex ソフトウェア リリースの確認
インストールされている Cisco HyperFlex ソフトウェアのリリースを確認するために、管理者は CLI または GUI を使用できます。
CLI を使用する場合、管理者は stcli about コマンドを発行できます。デバイスが Cisco HyperFlex ソフトウェア リリース 3.0(1d) を実行している場合、コマンドの出力例は次のようになります。
root@hxcluster:~# stcli about serviceType: stMgr instanceUuid: c4f0441c-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx name: HyperFlex StorageController locale: English (United States) serialNumber: WZP#####OCD,WZP#####OG9,WZP######## apiVersion: 0.1 modelNumber: HX240C-M5L build: 3.0.1d-29754 (internal) displayVersion: 3.0(1d) fullName: HyperFlex StorageController 3.0.1d productVersion: 3.0.1d-29754
GUI を使用する場合、管理者は HX Connect にログイン後、ページの左下にある [バージョン情報(About)] リンクをクリックできます。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
回避策
この脆弱性の回避策は、修整版リリースにアップグレードできないお客様に使用できます。回避策の実装の調整に関しては、 Cisco Technical Assistance Center(TAC)にお問い合わせください。
修正済みソフトウェア
シスコはこのアドバイザリに記載された脆弱性に対処する無償のソフトウェアアップデートをリリースしています。お客様がインストールしたりサポートを受けたりできるのは、ライセンスをご購入いただいたソフトウェア バージョンとフィーチャ セットに対してのみとなります。そのようなソフトウェアアップグレードをインストール、ダウンロード、アクセスまたはその他の方法で使用した場合、お客様は以下のリンクに記載されたシスコのソフトウェアライセンスの条項に従うことに同意したことになります。
https://www.cisco.com/c/en/us/products/end-user-license-agreement.html
また、お客様がソフトウェアをダウンロードできるのは、ソフトウェアの有効なライセンスをシスコから直接、あるいはシスコ認定リセラーやパートナーから取得している場合に限ります。通常、これは以前購入したソフトウェアのメンテナンス アップグレードです。無償のセキュリティ ソフトウェア アップデートによって、お客様に新しいソフトウェア ライセンス、追加ソフトウェア フィーチャ セット、またはメジャー リビジョン アップグレードに対する権限が付与されることはありません。
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、[シスコのセキュリティアドバイザリおよびアラート(Cisco Security Advisories and Alerts)] ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
サービス契約をご利用でないお客様
シスコから直接購入したが Cisco Service Contract をご利用いただいていない場合、また、サードパーティベンダーから購入したが修正済みソフトウェアを POS から入手できない場合は、Cisco TAC に連絡してアップグレードを入手してください。
https://www.cisco.com/c/en/us/support/web/tsd-cisco-worldwide-contacts.html
無償アップグレードの対象製品であることを証明していただくために、製品のシリアル番号と、本アドバイザリの URL をご用意ください。
修正済みリリース
この脆弱性は、Cisco HyperFlex 3.5(2g) で修正されています。
ソフトウェア アップデートは、Cisco.com の Software Center から次の手順でダウンロードできます。
- [すべてを参照(Browse All)] をクリックします。
- [ハイパーコンバージド インフラストラクチャ(Hyperconverged Infrastructure)] > [HyperFlex HX データ プラットフォーム(HyperFlex HX Data Platform)] を選択します。
- [HyperFlex HX データ プラットフォーム(HyperFlex HX Data Platform)] ページの左側のペインを使用して各リリースにアクセスします。
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
出典
本脆弱性は、シスコ内部でのセキュリティ テストによって発見されました。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
2.0 | 修正済みリリースを更新。障害に関する記述を追加。 | 「脆弱性のある製品」および「修正済みソフトウェア」 | Final | 2019 年 10 月 23 日 |
1.1 | 回避策を更新。 | 回避策 | Final | 2019 年 4 月 4 日 |
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2019 年 2 月 20 日 |
利用規約
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