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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco IOS XRソフトウェアのProtocol Independent Multicast(PIM)機能の脆弱性により、認証されていないリモート攻撃者がPIMプロセスの再起動を引き起こし、該当デバイスでサービス妨害(DoS)状態が発生する可能性があります。
この脆弱性は、巧妙に細工されたAutoRPパケットの不適切な処理に起因します。攻撃者は、巧妙に細工されたパケットをデバイスの到達可能なIPアドレスのポートUDP 496に送信することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者はPIMプロセスを再起動できる可能性があります。
本脆弱性に対処する回避策がいくつかあります。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20190417-iosxr-pim-dos
該当製品
脆弱性のある製品
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
回避策
Auto-RPを通じて学習されたPIMランデブーポイントマッピングを必要としない環境では、管理者は次の例に示すようにauto-rp listen disable設定コマンドを使用してこの機能を無効にできます。
router pim
address-family ipv4
auto-rp listen disable
設定がコミットされた後、UDPポート496でのリスニングを無効にするには、PIMプロセスを再起動する必要があります。PIMプロセスは、process restart pim location all CLIコマンドで再起動できます。修正済みソフトウェア
修正済みソフトウェア リリースの詳細については、本アドバイザリ上部の Cisco Bug ID を参照ください。
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、[シスコのセキュリティアドバイザリおよびアラート(Cisco Security Advisories and Alerts)] ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
出典
本脆弱性は、シスコ内部でのセキュリティ テストによって発見されました。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.2 | 「process restart pim」コマンドに「location all」を追加。 | 回避策 | Final | 2019 年 6 月 28 日 |
1.1 | リスク緩和に関する説明を追加。 | 回避策 | Final | 2019 年 5 月 3 日 |
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2019 年 4 月 17 日 |
利用規約
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