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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco SD-WANソリューションのパケットフィルタリング機能の脆弱性により、認証されていないリモートの攻撃者がL3およびL4トラフィックフィルタをバイパスできる可能性があります。
この脆弱性は、該当デバイスでの不適切なトラフィックフィルタリング条件に起因します。攻撃者は、特定の特性を持つ悪意のあるTCPパケットを巧妙に細工してターゲットデバイスに送信することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者はL3およびL4トラフィックフィルタをバイパスし、ネットワークに任意のパケットを注入できる可能性があります。
この脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20190807-sd-wan-bypass
該当製品
脆弱性のある製品
この脆弱性は、公開時点で、18.4.4、19.2.1、または19.3.0より前のCisco SD-WANソリューションを実行している次のシスコ製品に影響を与えました。
- vBond Orchestrator ソフトウェア
- vEdge 100 シリーズ ルータ
- vEdge 1000 シリーズ ルータ
- vEdge 2000 シリーズ ルータ
- vEdge 5000 シリーズ ルータ
- vEdge Cloud ルータ プラットフォーム
- vManage ネットワーク管理用ソフトウェア
- vSmart コントローラ ソフトウェア
最も完全で最新の情報については、このアドバイザリの上部にあるバグ ID の詳細セクションを参照してください。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
回避策
この脆弱性に対処する回避策はありません。
修正済みソフトウェア
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
修正済みリリース
公開時点では、次のCisco SD-WANソリューションのリリースにこの脆弱性に対する修正が含まれています。
- 18.4.4 以降
- 19.2.1 以降
- 19.3.0 以降
最も完全で最新の情報については、このアドバイザリの上部にあるバグ ID の詳細セクションを参照してください。
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
出典
本脆弱性は、シスコ内部でのセキュリティ テストによって発見されました。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
2.0 | Cisco Bug ID CSCvr64177を追加。脆弱性が存在するソフトウェアリリースと修正済みソフトウェアリリースを更新。 | アドバイザリヘッダー、脆弱性が存在する製品、修正済みリリースのCisco Bug ID | Final | 2020 年 2 月 21 日 |
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2019 年 8 月 7 日 |
利用規約
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