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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco Eメールセキュリティアプライアンス(ESA)用Cisco AsyncOSソフトウェアのEメールメッセージスキャン機能における脆弱性により、認証されていないリモートの攻撃者が該当デバイスに一時的なサービス妨害(DoS)状態を引き起こす可能性があります。
この脆弱性は、特定の電子メール本文コンポーネントの不適切な解析メカニズムに起因します。攻撃者は、短くしたURLが多数ある悪意のある電子メールを該当デバイスに送信することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者は処理リソースを消費し、該当デバイスでDoS状態を引き起こす可能性があります。この脆弱性を悪用するには、攻撃者が制御できない特定の条件が発生する必要があります。
シスコはこのアドバイザリに記載された脆弱性に対処するソフトウェア アップデートを提供しています。この脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-esa-shrt-dos-wM54R8qA
該当製品
脆弱性のある製品
公開時点では、この脆弱性は12.5.1-037より前および13.0.0-375より前のCisco ESAおよびCiscoクラウドEメールセキュリティ(CES)ソフトウェアリリースに影響を与えました。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
回避策
管理者は、CLIを使用してデバイスに接続し、websecurityadvancedconfigコマンドを入力することで、短縮URLに対する電子メールURLフィルタリングを無効にすることができます。Do you want to enable URLs for shortened URLs?の下でN と入力し、変更を確定します。短縮されたURLに対するURLフィルタリングは、デフォルトで有効になっています。
修正済みソフトウェア
シスコはこのアドバイザリに記載された脆弱性に対処するソフトウェア アップデートを提供しています。お客様がインストールしたりサポートを受けたりできるのは、ライセンスをご購入いただいたソフトウェア バージョンとフィーチャ セットに対してのみとなります。そのようなソフトウェアアップグレードをインストール、ダウンロード、アクセスまたはその他の方法で使用した場合、お客様は https://www.cisco.com/c/en/us/products/end-user-license-agreement.html に記載のシスコのソフトウェアライセンスの条項に従うことに同意したことになります。
修正済みリリース
公開時点では、Cisco ESAおよびCisco CESソフトウェアリリース12.5.1-037以降および13.0.0-375以降にこの脆弱性に対する修正が含まれています。
Ciscoクラウド型Eメールセキュリティ(CES)には、サービスソリューションの一部としてCisco ESAとCiscoコンテンツセキュリティ管理アプライアンス(SMA)が含まれています。シスコは、このソリューションに含まれる製品について、定期的なメンテナンスを行っています。お客様から Cisco CES サポートに連絡して、ソフトウェアのアップグレードを要求することもできます。
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
出典
この脆弱性は Cisco TAC サポートケースの解決中に発見されました。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2020 年 2 月 19 日 |
利用規約
本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証も示唆するものではありません。 本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。 また、シスコは本ドキュメントの内容を予告なしに変更したり、更新したりする権利を有します。
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