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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco Mobility Express ソフトウェアの Web ベース管理インターフェイスの脆弱性により、認証されていないリモートの攻撃者が該当システムでクロスサイト リクエスト フォージェリ(CSRF)攻撃を実行できるようになる可能性があります。
この脆弱性は、該当デバイス上の Web ベース管理インターフェイスの CSRF 防御が不十分なことに起因します。攻撃者は、該当デバイスのアクティブセッションで悪意のあるリンクにアクセスするようユーザを誘導することにより、この脆弱性を不正利用する可能性があります。不正利用に成功すると、攻撃者がユーザの権限レベルで設定の変更をはじめとする任意のアクションを実行できるようになる可能性があります。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。この脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-mob-exp-csrf-b8tFec24
このアドバイザリは、4 件の脆弱性に関する 4 件のシスコ セキュリティ アドバイザリを含む、2020 年 4 月に公開された Cisco Aironet AP、Mobility Express、および WLC ソフトウェアのセキュリティ アドバイザリ バンドルの一部です。これらのアドバイザリとそのリンクの一覧については、『シスコイベントレスポンス: 2020年4月Cisco Aironet AP、Mobility Express、およびWLCソフトウェアセキュリティアドバイザリバンドル公開』を参照してください。
該当製品
脆弱性のある製品
この脆弱性は、Cisco Mobility Express ソフトウェアの脆弱性のあるリリースを実行している次のシスコ製品に影響を与えます。
- Aironet 1540 シリーズ アクセスポイント
- Aironet 1560 シリーズ アクセス ポイント
- Aironet 1800 シリーズ アクセスポイント
- Aironet 2800 シリーズ アクセス ポイント
- Aironet 3800 シリーズ アクセス ポイント
- Aironet 4800 シリーズ アクセスポイント
- Catalyst IW6300 アクセスポイント
- 6300 エンベデッド サービス アクセス ポイント
脆弱性のある Cisco ソフトウェアリリースの詳細については、このアドバイザリの「修正済みソフトウェア」セクションを参照してください。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
このアドバイザリの脆弱性のある製品セクションに記載されている製品のみが、この脆弱性の影響を受けることが分かっています。
シスコは、この脆弱性が Cisco Catalyst 9100 シリーズ アクセスポイントに影響を与えないことを確認しました。
回避策
この脆弱性に対処する回避策はありません。
修正済みソフトウェア
シスコはこのアドバイザリに記載された脆弱性に対処する無償のソフトウェアアップデートをリリースしています。お客様がインストールしたりサポートを受けたりできるのは、ライセンスをご購入いただいたソフトウェア バージョンとフィーチャ セットに対してのみとなります。そのようなソフトウェアアップグレードをインストール、ダウンロード、アクセスまたはその他の方法で使用した場合、お客様は https://www.cisco.com/c/en/us/products/end-user-license-agreement.html に記載のシスコのソフトウェアライセンスの条項に従うことに同意したことになります。
また、お客様がソフトウェアをダウンロードできるのは、ソフトウェアの有効なライセンスをシスコから直接、あるいはシスコ認定リセラーやパートナーから取得している場合に限ります。通常、これは以前購入したソフトウェアのメンテナンス アップグレードです。無償のセキュリティ ソフトウェア アップデートによって、お客様に新しいソフトウェア ライセンス、追加ソフトウェア フィーチャ セット、またはメジャー リビジョン アップグレードに対する権限が付与されることはありません。
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、[シスコのセキュリティアドバイザリおよびアラート(Cisco Security Advisories and Alerts)] ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
サービス契約をご利用でないお客様
シスコから直接購入したがシスコのサービス契約をご利用いただいていない場合、また、サードパーティベンダーから購入したが修正済みソフトウェアを購入先から入手できない場合は、Cisco TAC(https://www.cisco.com/c/ja_jp/support/web/tsd-cisco-worldwide-contacts.html)に連絡してアップグレードを入手してください。
無償アップグレードの対象製品であることを証明していただくために、製品のシリアル番号と、本アドバイザリの URL をご用意ください。
修正済みリリース
次の表では、左の列にシスコ ソフトウェアリリースを記載しています。中央の列は、リリースがこのアドバイザリに記載されている脆弱性に該当するかどうか、および、この脆弱性に対する修正を含む最初のリリースを示しています。右の列は、リリースがアドバイザリのこのバンドルに記載されたすべての脆弱性の影響を受けるかどうか、およびどのリリースにそれらの脆弱性に対する修正が含まれているのかを示しています。
Cisco Mobility Express メジャー ソフトウェア リリース | この脆弱性に対する最初の修正リリース | アドバイザリのこのバンドルに記載されているすべての脆弱性に対する推奨リリース |
---|---|---|
8.0 以前 | 脆弱性なし1 | 脆弱性なし1 |
8.1 | 8.8.130.0 | 8.5.161.02 |
8.2 | 8.8.130.0 | 8.5.161.02 |
8.3 | 8.8.130.0 | 8.5.161.02 |
8.4 | 8.8.130.0 | 8.5.161.02 |
8.5 | 8.8.130.0 | 8.5.161.02 |
8.6 | 8.8.130.0 | 8.8.130.0 |
8.7 | 8.8.130.0 | 8.8.130.0 |
8.8 | 8.8.130.0 | 8.8.130.0 |
8.9 | 8.10.105.0 | 8.10.121.0 |
8.10 | 8.10.105.0 | 8.10.121.0 |
1. Mobility Expressは、リリース8.0以前ではサポートされていません。
2.展開がMobility Expressコントローラに基づいている場合、シスコはリリース8.8.130.0に移行することを推奨します。
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
出典
本脆弱性は、シスコ内部でのセキュリティ テストによって発見されました。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.1 | リリース 8.9 および 8.10 の最初の修正済みリリースを更新。 | 修正済みリリース | Final | 2020 年 4 月 20 日 |
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2020 年 4 月 15 日 |
利用規約
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