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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco Unified Contact Center Express(Unified CCX)に実装された管理 Web インターフェイスで脆弱性が確認されました。認証されたリモートからの攻撃者が任意のファイルをアップロードしたり、基盤となるオペレーティングシステムでコマンドを実行したりする可能性があります。この脆弱性をエクスプロイトするには、管理者のログイン情報が必要です。
この脆弱性は、該当システムにアップロードするコンテンツの制限が不十分であることに起因します。OS コマンドを含む任意のファイルがアップロードされて、該当システムで実行されると、この脆弱性がエクスプロイトされる危険性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者は Web インターフェイスの権限で任意のコマンドを実行したり、権限をルートに昇格したりできるようになります。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。この脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-uccx-privesc-Zd7bvwyf
該当製品
脆弱性のある製品
この脆弱性の影響を受けるのは、Cisco Unified Contact Center Express ソフトウェアのリリースが 12.5(1) より前の場合です。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
回避策
この脆弱性に対処する回避策はありません。
修正済みソフトウェア
シスコはこのアドバイザリに記載された脆弱性に対処する無償のソフトウェアアップデートをリリースしています。お客様がインストールしたりサポートを受けたりできるのは、ライセンスをご購入いただいたソフトウェア バージョンとフィーチャ セットに対してのみとなります。そのようなソフトウェアアップグレードをインストール、ダウンロード、アクセスまたはその他の方法で使用した場合、お客様は https://www.cisco.com/c/en/us/products/end-user-license-agreement.html に記載のシスコのソフトウェアライセンスの条項に従うことに同意したことになります。
また、お客様がソフトウェアをダウンロードできるのは、ソフトウェアの有効なライセンスをシスコから直接、あるいはシスコ認定リセラーやパートナーから取得している場合に限ります。通常、これは以前購入したソフトウェアのメンテナンス アップグレードです。無償のセキュリティ ソフトウェア アップデートによって、お客様に新しいソフトウェア ライセンス、追加ソフトウェア フィーチャ セット、またはメジャー リビジョン アップグレードに対する権限が付与されることはありません。
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、[シスコのセキュリティアドバイザリおよびアラート(Cisco Security Advisories and Alerts)] ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
サービス契約をご利用でないお客様
シスコから直接購入したがシスコのサービス契約をご利用いただいていない場合、また、サードパーティベンダーから購入したが修正済みソフトウェアを購入先から入手できない場合は、Cisco TAC(https://www.cisco.com/c/ja_jp/support/web/tsd-cisco-worldwide-contacts.html)に連絡してアップグレードを入手してください。
無償アップグレードの対象製品であることを証明していただくために、製品のシリアル番号と、本アドバイザリの URL をご用意ください。
修正済みリリース
次の表に示すように、該当する修正済みのソフトウェアバージョンにアップグレードするか、対応するパッチファイルを適用することをお勧めします。
Cisco Unified CCX メジャーリリース | この脆弱性に対応した最初の修正バージョン |
---|---|
11.6(1) 以前のリリース1 | 11.6(2) ES062 |
11.6(2) | 11.6(2) ES062 |
12.0(1) | 12.0(1)ES03 |
12.5(1) | 脆弱性なし |
1 これらのバージョンでは、ソフトウェア修正パッチが自動的に受信されません。現行の Cisco Unified CCX バージョンの運用管理者は、Cisco TAC に連絡して対応するソフトウェアパッチを入手してください。
2 本アドバイザりの公開時点では、このバージョンは Cisco.com で公開されていません。このバージョンは、2020 年 4 月末までに Cisco.com で入手可能になる予定です。
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
出典
この脆弱性を報告していただいた Jamie Riden 氏に感謝いたします。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2020 年 2 月 19 日 |
1.1 | リリース 12.0(1)ES03 が使用可能であることを明記。今後のリリース 11.6(2)ES06 に関する情報を更新。 | 修正済みソフトウェア | Final | 2020 年 4 月 2 日 |
利用規約
本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証も示唆するものではありません。 本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。 また、シスコは本ドキュメントの内容を予告なしに変更したり、更新したりする権利を有します。
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