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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Windows向けCisco Webex Meetingsクライアント、Windows向けCisco Webex Meetingsデスクトップアプリ、およびWindows向けCisco Webex Teamsのメディアエンジンコンポーネントの脆弱性により、認証されたローカル攻撃者が機密情報にアクセスする可能性があります。
この脆弱性は、影響を受けるソフトウェアによる認証要求の安全でないロギングに起因します。攻撃者は、アプリケーションディレクトリに保存されているログファイルを読み取ることで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者は機密情報にアクセスし、その情報を使用して攻撃を行う可能性があります。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。この脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-webex-media-znjfwHD6
該当製品
脆弱性のある製品
この脆弱性は、公開時点で次のシスコ製品およびリリースに影響を与えました。
- リリース39.5.25および40.6.6より前のWindows向けWebEx Meetingsクライアント
- リリース39.5.25および40.6.6より前のWindows用WebEx Meetingsデスクトップアプリ
- リリース3.0.15711.0より前のWindows向けWebEx Teams
最も完全で最新の情報については、このアドバイザリの上部にあるバグ ID の詳細セクションを参照してください。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
詳細
影響を受けるCisco Webex Meetingsクライアントアプリケーションは、メディアエンジンコンポーネントに依存して音声通話を行います。このコンポーネントは、Windows NT LAN Manager(NTLM)認証交換をアプリケーションディレクトリに記録することがあります。
ローカルシステム上で昇格された特権を持つ攻撃者は、格納されているNTLM交換の機密情報にアクセスし、その情報を使用してさらに攻撃を行う可能性があります。環境に対する影響は、公開される情報によって異なります。
最もリスクが高いシステムは、複数のユーザがログインし、ローカルアプリケーションを使用している共有ユーザシステムです。
回避策
この脆弱性に対処する回避策はありません。
修正済みソフトウェア
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、シスコ セキュリティ アドバイザリ ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性とアップグレード ソリューション一式を確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
修正済みリリース
公開時点では、次のリリースにこの脆弱性に対する修正が含まれています。
Cisco Webex製品 | 修正済みリリース |
---|---|
Windows向けCisco Webex Meetingsクライアント | 40.6.6 以降 |
Cisco Webex Meetings Client for Windows、ロックダウンバージョン | 39.5.25 以降 |
Windows向けCisco Webex Meetingsデスクトップアプリ | 40.6.6 以降 |
Windows用Cisco Webex Meetingsデスクトップアプリ、ロックダウンバージョン | 39.5.25 以降 |
Cisco Webex ミーティング サーバ | 3.0 MR3セキュリティパッチ3以降 4.0 MR3セキュリティパッチ2以降 |
Cisco Webex Teams(Windows 用) | 3.0.15711.0 以降 |
最も完全で最新の情報については、このアドバイザリの上部にあるバグ ID の詳細セクションを参照してください。
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
出典
この脆弱性は、シスコの社内セキュリティテストでChris Deering氏によって発見されました。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2020 年 9 月 2 日 |
利用規約
本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証も示唆するものではありません。 本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。 また、シスコは本ドキュメントの内容を予告なしに変更したり、更新したりする権利を有します。
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