Critical
Critical
日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco Smart Software Manager サテライトの Web UI に複数の脆弱性があるため、認証されていないリモートの攻撃者が、基盤となるオペレーティングシステムで任意のコマンドを実行する可能性があります。
これらの脆弱性の詳細については本アドバイザリの「詳細情報」セクションを参照してください。
シスコはこれらの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。これらの脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-cssm-multici-pgG5WM5A
該当製品
脆弱性のある製品
これらの脆弱性は、Cisco Smart Software Manager サテライトのリリース 5.1.0 以前のリリースに影響があります。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
詳細
これらの脆弱性は依存関係にはなく、いずれかの脆弱性をエクスプロイトするために別の脆弱性をエクスプロイトする必要はありません。さらに、いずれかの脆弱性の影響を受けるソフトウェアリリースであっても、他の脆弱性の影響は受けない場合があります。
脆弱性の詳細は以下のとおりです。
CVE-2021-1138、CVE-2021-1140、CVE-2021-1142:Cisco Smart Software ManagerサテライトWeb UIコマンドインジェクションの脆弱性
Cisco Smart Software Manager サテライトの Web UI に脆弱性があるため、認証されていないリモートの攻撃者が、高特権ユーザとして当該デバイスで任意のコマンドを実行する可能性があります。
これらの脆弱性は、入力に対する不十分な検証に起因します。攻撃者は、悪意のある HTTP リクエストを当該デバイスに送信することにより、これらの脆弱性をエクスプロイトする可能性があります。エクスプロイトに成功すると、基盤となるオペレーティングシステムで任意のコマンドを実行できるようになります。
シスコはこれらの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。これらの脆弱性に対処する回避策はありません。
CVE-ID:CVE-2021-1138、CVE-2021-1140、CVE-2021-1142
Bug ID:CSCvm45213、CSCvm42428、CSCvm42748
セキュリティ影響評価(SIR):重要
CVSS ベーススコア:9.8
CVSSベクトル:CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
CVE-2021-1139、CVE-2021-1141:Cisco Smart Software ManagerサテライトWeb UIのコマンドインジェクションの脆弱性
Cisco Smart Software Manager サテライトの Web UI に脆弱性があるため、認証されたリモートの攻撃者が、root ユーザとして当該デバイスで任意のコマンドを実行する可能性があります。
これらの脆弱性は、入力に対する不十分な検証に起因します。攻撃者は、悪意のある HTTP リクエストを当該デバイスに送信することにより、これらの脆弱性をエクスプロイトする可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者は root ユーザとして基盤となるオペレーティングシステムで任意のコマンドを実行できるようになります。
シスコはこれらの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。これらの脆弱性に対処する回避策はありません。
CVE-ID:CVE-2021-1139、CVE-2021-1141
Bug ID:CSCvm42548、CSCvm42436
セキュリティ影響評価(SIR):高
CVSS ベーススコア:8.8
CVSSベクトル:CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
回避策
これらの脆弱性に対処する回避策はありません。
修正済みソフトウェア
シスコはこのアドバイザリに記載された脆弱性に対処する無償のソフトウェアアップデートをリリースしています。お客様がインストールしたりサポートを受けたりできるのは、ライセンスをご購入いただいたソフトウェア バージョンとフィーチャ セットに対してのみとなります。そのようなソフトウェアアップグレードをインストール、ダウンロード、アクセスまたはその他の方法で使用した場合、お客様は以下のリンクに記載されたシスコのソフトウェアライセンスの条項に従うことに同意したことになります。
https://www.cisco.com/c/en/us/products/end-user-license-agreement.html
また、お客様がソフトウェアをダウンロードできるのは、ソフトウェアの有効なライセンスをシスコから直接、あるいはシスコ認定リセラーやパートナーから取得している場合に限ります。通常、これは以前購入したソフトウェアのメンテナンス アップグレードです。無償のセキュリティ ソフトウェア アップデートによって、お客様に新しいソフトウェア ライセンス、追加ソフトウェア フィーチャ セット、またはメジャー リビジョン アップグレードに対する権限が付与されることはありません。
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、シスコ セキュリティ アドバイザリ ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性とアップグレード ソリューション一式を確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
サービス契約をご利用でないお客様
シスコから直接購入したがシスコのサービス契約をご利用いただいていない場合、また、サードパーティベンダーから購入したが修正済みソフトウェアを購入先から入手できない場合は、Cisco TAC(https://www.cisco.com/c/ja_jp/support/web/tsd-cisco-worldwide-contacts.html)に連絡してアップグレードを入手してください。
無償アップグレードの対象製品であることを証明していただくために、製品のシリアル番号と、本アドバイザリの URL をご用意ください。
修正済みリリース
Cisco Smart Software Manager オンプレミスリリース 6.3.0 以降では、この脆弱性は修正されています。
注:リリース6.3.0では、Cisco Smart Software ManagerサテライトはCisco Smart Software Manager On-Premに名前が変更されました。
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)では、本アドバイザリに記載されている脆弱性のエクスプロイト事例とその公表は確認しておりません。
出典
この脆弱性は、シスコ内部でのシステム セキュリティ テストによって発見されました。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.0 | 初回公開リリース | - | Final | 2021 年 1 月 20 日 |
利用規約
本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証も示唆するものではありません。 本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。 また、シスコは本ドキュメントの内容を予告なしに変更したり、更新したりする権利を有します。
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