Medium
Medium
日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco Unified Communications Manager(Unified CM)、Cisco Unified Communications Manager IM & Presence Service(Unified CM IM&P)、Cisco Unified Communications Manager Session Management Edition(Unified CM SME)、およびCisco Unity ConnectionのWebベース管理インターフェイスの複数の脆弱性により、認証されていないリモートの攻撃者がインターフェイスユーザに対してクロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃を実行する可能性があります。
これらの脆弱性は、Webベースの管理インターフェイスがユーザ入力を適切に検証しないために存在します。攻撃者は、細工されたリンクをインターフェイスユーザにクリックさせることで、これらの脆弱性を不正利用する可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者は影響を受けるインターフェイスのコンテキストで任意のスクリプトコードを実行したり、ブラウザの機密情報にアクセスしたりする可能性があります。
シスコはこれらの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。これらの脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-cucm-xss-Q4PZcNzJ
該当製品
脆弱性のある製品
このドキュメントの発行時点で、次のシスコ製品のリリース14より前のすべてのリリースが、次の脆弱性の影響を受けています。最も完全で最新の情報については、このアドバイザリの上部にあるバグ ID の詳細セクションを参照してください。
シスコ製品 | 脆弱性のあるリリース | CVE ID |
---|---|---|
Unified CM | 14 より前 | CVE-2021-1380,、CVE-2021-1407、CVE-2021-1408、CVE-2021-1409 |
Unified CM IM&P | 14 より前 | CVE-2021-1409 |
Unified CM(SME) | 14 より前 | CVE-2021-1380,、CVE-2021-1407、CVE-2021-1408、CVE-2021-1409 |
Unity Connection | 14 より前 | CVE-2021-1380、CVE-2021-1409 |
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
詳細
これらの脆弱性は依存関係にはなく、いずれかの脆弱性をエクスプロイトするために別の脆弱性をエクスプロイトする必要はありません。さらに、いずれかの脆弱性の影響を受けるソフトウェアリリースであっても、他の脆弱性の影響は受けない場合があります。
脆弱性の詳細は以下のとおりです。
CVE-2021-1380:Cisco Unified Communications製品のクロスサイトスクリプティングの脆弱性
Cisco Unified CM、Cisco Unified CM SME、およびCisco Unity ConnectionのWebベース管理インターフェイスの脆弱性により、認証されていないリモートの攻撃者がインターフェイスユーザに対してXSS攻撃を実行する可能性があります。
この脆弱性は、Webベースの管理インターフェイスがユーザ入力を適切に検証しないことに起因しています。攻撃者は、細工されたリンクをインターフェイスユーザにクリックさせることで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者は影響を受けるインターフェイスのコンテキストで任意のスクリプトコードを実行したり、ブラウザの機密情報にアクセスしたりする可能性があります。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。この脆弱性に対処する回避策はありません。
Bug ID:CSCvu52262、CSCvv35159
CVE ID:CVE-2021-1380
セキュリティ影響評価(SIR):中
CVSS ベーススコア:6.1
CVSSベクトル:CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N
CVE-2021-1407:Cisco Unified Communications製品のクロスサイトスクリプティングの脆弱性
Cisco Unified CMおよびCisco Unified CM SMEのWebベース管理インターフェイスの脆弱性により、認証されていないリモートの攻撃者がインターフェイスユーザに対してXSS攻撃を実行する可能性があります。
この脆弱性は、Webベースの管理インターフェイスがユーザ入力を適切に検証しないことに起因しています。攻撃者は、細工されたリンクをインターフェイスユーザにクリックさせることで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者は影響を受けるインターフェイスのコンテキストで任意のスクリプトコードを実行したり、ブラウザの機密情報にアクセスしたりする可能性があります。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。この脆弱性に対処する回避策はありません。
バグID:CSCvv28764
CVE ID:CVE-2021-1407
セキュリティ影響評価(SIR):中
CVSS ベーススコア:6.1
CVSSベクトル:CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N
CVE-2021-1408:Cisco Unified Communications製品のクロスサイトスクリプティングの脆弱性
Cisco Unified CMおよびCisco Unified CM SMEのWebベース管理インターフェイスの脆弱性により、認証されていないリモートの攻撃者がインターフェイスユーザに対してXSS攻撃を実行する可能性があります。
この脆弱性は、Webベースの管理インターフェイスがユーザ入力を適切に検証しないことに起因しています。攻撃者は、細工されたリンクをインターフェイスユーザにクリックさせることで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者は影響を受けるインターフェイスのコンテキストで任意のスクリプトコードを実行したり、ブラウザの機密情報にアクセスしたりする可能性があります。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。この脆弱性に対処する回避策はありません。
バグID:CSCvv21040
CVE ID:CVE-2021-1408
セキュリティ影響評価(SIR):中
CVSS ベーススコア:6.1
CVSSベクトル:CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N
CVE-2021-1409:Cisco Unified Communications製品のクロスサイトスクリプティングの脆弱性
Cisco Unified CM、Cisco Unified CM IM&P、Cisco Unified CM SME、およびCisco Unity ConnectionのWebベース管理インターフェイスの脆弱性により、認証されていないリモートの攻撃者がインターフェイスユーザに対してXSS攻撃を実行する可能性があります。
この脆弱性は、Webベースの管理インターフェイスがユーザ入力を適切に検証しないことに起因しています。攻撃者は、細工されたリンクをインターフェイスユーザにクリックさせることで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者は影響を受けるインターフェイスのコンテキストで任意のスクリプトコードを実行したり、ブラウザの機密情報にアクセスしたりする可能性があります。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。この脆弱性に対処する回避策はありません。
バグID:CSCvw71918、CSCvx14158、CSCvx14178
CVE ID:CVE-2021-1409
セキュリティ影響評価(SIR):中
CVSS ベーススコア:6.1
CVSSベクトル:CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N
回避策
これらの脆弱性に対処する回避策はありません。
修正済みソフトウェア
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、シスコ セキュリティ アドバイザリ ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性とアップグレード ソリューション一式を確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
修正済みリリース
このドキュメントの発行時点で、次のシスコ製品のリリース14以降には、次の脆弱性に対する修正が含まれています。最も完全で最新の情報については、このアドバイザリの上部にあるバグ ID の詳細セクションを参照してください。
シスコ製品 | 修正済みリリース | CVE ID |
---|---|---|
Unified CM | 14 以降 | CVE-2021-1380,、CVE-2021-1407、CVE-2021-1408、CVE-2021-1409 |
Unified CM IM&P | 14 以降 | CVE-2021-1380、CVE-2021-1409 |
Unified CM(SME) | 14 以降 | CVE-2021-1380,、CVE-2021-1407、CVE-2021-1408、CVE-2021-1409 |
Unity Connection | 14 以降 | CVE-2021-1380、CVE-2021-1409 |
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)では、本アドバイザリに記載されている脆弱性のエクスプロイト事例とその公表は確認しておりません。
出典
CVE-2021-1380を報告していただいたState Farm® Information Security社のChristopher Schneider氏に感謝いたします。
シスコは、CVE-2021-1407およびCVE-2021-1408の脆弱性を報告していただいたIBM X-Force Red社のMohamed Sayed氏に感謝いたします。
CVE-2021-1409 は、内部セキュリティテスト中に発見されました。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2021-APR-07 |
利用規約
本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証も示唆するものではありません。 本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。 また、シスコは本ドキュメントの内容を予告なしに変更したり、更新したりする権利を有します。
本アドバイザリの記述内容に関して情報配信の URL を省略し、単独の転載や意訳を施した場合、当社が管理した情報とは見なされません。そうした情報は、事実誤認を引き起こしたり、重要な情報が欠落していたりする可能性があります。 このドキュメントの情報は、シスコ製品のエンドユーザを対象としています。