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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco Data Center Network Manager(DCNM)のWebベース管理インターフェイスにおける複数の脆弱性により、ネットワークオペレータ権限を持つリモート攻撃者が、インターフェイスのユーザに対してクロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃またはリフレッシュファイルダウンロード(RFD)攻撃を実行する可能性があります。
これらの脆弱性の詳細については本アドバイザリの「詳細情報」セクションを参照してください。
シスコはこれらの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。これらの脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-dcnm-xss-vulns-GuUJ39gh
該当製品
脆弱性のある製品
公開時点では、これらの脆弱性はリリース11.5(1)より前のCisco DCNMリリースに影響を与えました。
最も完全で最新の情報については、このアドバイザリの上部にあるバグ ID の詳細セクションを参照してください。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
詳細
これらの脆弱性は依存関係にはなく、いずれかの脆弱性をエクスプロイトするために、他の脆弱性をエクスプロイトする必要はありません。また、いずれかの脆弱性の影響を受けるリリースであっても、他の脆弱性の影響は受けない場合があります。
これらの脆弱性の詳細については、次のとおりです。
CVE-2021-1249:Cisco DCNMのクロスサイトスクリプティングの脆弱性
Cisco DCNMのWebベース管理インターフェイスの複数の脆弱性により、認証されたリモートの攻撃者がインターフェイスのユーザに対してXSS攻撃を実行する可能性があります。
これらの脆弱性は、Webベースの管理インターフェイスによる不十分な入力検証に起因します。攻撃者は、インターフェイスの特定のデータフィールドに悪意のあるデータを挿入することにより、これらの脆弱性を不正利用する可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者は該当インターフェイスのコンテキストで任意のスクリプトコードを実行したり、ブラウザベースの機密情報にアクセスする可能性があります。
シスコはこれらの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。これらの脆弱性に対処する回避策はありません。
Bug ID:CSCvv00645、CSCvu50101、CSCvu49711、CSCvu68933
CVE ID:CVE-2021-1249
セキュリティ影響評価(SIR):中
CVSS ベーススコア:6.5
CVSSベクトル:CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:L
CVE-2021-1286:Cisco DCNM Reflected File Downloadの脆弱性
Cisco DCNMのWebベース管理インターフェイスに複数の脆弱性が存在するため、認証されていないリモートの攻撃者が該当デバイスのインターフェイスのユーザに対してRFD攻撃を実行する可能性があります。
これらの脆弱性は、Webベースの管理インターフェイスによるユーザ入力の検証が不十分であることに起因します。攻撃者は、インターフェイスに悪意のある入力を送信するリンクをクリックするように認証されたユーザを誘導することで、これらの脆弱性を不正利用する可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者は該当デバイスで任意のスクリプトコードを実行できる可能性があります。
シスコはこれらの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。これらの脆弱性に対処する回避策はありません。
Bug ID:CSCvv87608、CSCvv87589、CSCvv87602
CVE ID:CVE-2021-1286
セキュリティ影響評価(SIR):中
CVSS ベーススコア:6.1
CVSSベクトル:CVSS:3.1/AV:N/AC:H/PR:N/UI:R/S:C/C:N/I:H/A:N
CVE-2021-1250:Cisco DCNMのクロスサイトスクリプティングの脆弱性
Cisco DCNMのWebベース管理インターフェイスの複数の脆弱性により、認証されたリモートの攻撃者がインターフェイスのユーザに対してXSS攻撃を実行する可能性があります。
これらの脆弱性は、Webベースの管理インターフェイスによる不十分な入力検証に起因します。攻撃者は、インターフェイスの特定のデータフィールドに悪意のあるデータを挿入することにより、これらの脆弱性を不正利用する可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者は該当インターフェイスのコンテキストで任意のスクリプトコードを実行したり、ブラウザベースの機密情報にアクセスする可能性があります。
シスコはこれらの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。これらの脆弱性に対処する回避策はありません。
Bug ID:CSCv00642、CSCv87614、CSCv00638、CSCv00644、CSCv00654、CSCv00643
CVE ID:CVE-2021-1250
セキュリティ影響評価(SIR):中
CVSS ベーススコア:5.9
CVSSベクトル:CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:H/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:L
CVE-2021-1253:Cisco DCNMの永続的なクロスサイトスクリプティングの脆弱性
Cisco DCNMのWebベース管理インターフェイスの複数の脆弱性により、認証されたリモートの攻撃者がインターフェイスのユーザに対してXSS攻撃を実行する可能性があります。
これらの脆弱性は、Webベースの管理インターフェイスによる不十分な入力検証に起因します。攻撃者は、インターフェイスの特定のデータフィールドに悪意のあるデータを挿入することにより、これらの脆弱性を不正利用する可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者は該当インターフェイスのコンテキストで任意のスクリプトコードを実行したり、ブラウザベースの機密情報にアクセスする可能性があります。
シスコはこれらの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。これらの脆弱性に対処する回避策はありません。
Bug ID:CSCvv07930、CSCvv00646
CVE ID:CVE-2021-1253
セキュリティ影響評価(SIR):中
CVSS ベーススコア:5.9
CVSSベクトル:CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:H/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:L
回避策
これらの脆弱性に対処する回避策はありません。
修正済みソフトウェア
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、シスコ セキュリティ アドバイザリ ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性とアップグレード ソリューション一式を確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
修正済みリリース
公開時点では、Cisco Data Center Network Manager(DCNM)リリース11.5(1)以降に、これらの脆弱性に対する修正が含まれています。
最も完全で最新の情報については、このアドバイザリの上部にあるバグ ID の詳細セクションを参照してください。
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)では、本アドバイザリに記載されている脆弱性のエクスプロイト事例とその公表は確認しておりません。
出典
この脆弱性は、シスコ内部でのシステム セキュリティ テストによって発見されました。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.0 | 初回公開リリース | - | Final | 2021 年 1 月 20 日 |
利用規約
本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証も示唆するものではありません。 本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。 また、シスコは本ドキュメントの内容を予告なしに変更したり、更新したりする権利を有します。
本アドバイザリの記述内容に関して情報配信の URL を省略し、単独の転載や意訳を施した場合、当社が管理した情報とは見なされません。そうした情報は、事実誤認を引き起こしたり、重要な情報が欠落していたりする可能性があります。 このドキュメントの情報は、シスコ製品のエンドユーザを対象としています。