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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco Small Business 200シリーズスマートスイッチ、Cisco Small Business 300シリーズマネージドスイッチ、およびCisco Small Business 500シリーズスタッカブルマネージドスイッチのWebベース管理インターフェイスの脆弱性により、認証されていないリモートの攻撃者がWebベース管理インターフェイスを使用不能にし、サービス妨害(DoS)状態を引き起こす可能性があります。
この脆弱性は、HTTP要求の不適切な検証に起因します。攻撃者は、該当デバイスに巧妙に細工された HTTP 要求を送信することにより、この脆弱性を不正利用する可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者はデバイスのWebベース管理インターフェイスに送信される要求に対して永続的な無効なリダイレクトを引き起こし、その結果DoS状態が発生する可能性があります。
この脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-smb-switches-web-dos-xMyFFkt8
該当製品
脆弱性のある製品
この脆弱性の公開時点では、次のシスコ製品に影響を与えていました。
- Small Business 200 シリーズ スマート スイッチ
- Small Business 300 シリーズ マネージド スイッチ
- Small Business 500 シリーズ スタッカブル マネージド スイッチ
最も完全で最新の情報については、このアドバイザリの上部にあるバグ ID の詳細セクションを参照してください。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
このアドバイザリの脆弱性のある製品セクションに記載されている製品のみが、この脆弱性の影響を受けることが分かっています。
シスコは、この脆弱性が以下のシスコ製品には影響を与えないことを確認しました。
- 220 シリーズ スマート スイッチ
- 250 シリーズ スマート スイッチ
- 350 シリーズ マネージド スイッチ
- 350X シリーズ スタッカブル マネージド スイッチ
- 550X シリーズ スタッカブル マネージド スイッチ
- Business 220 シリーズ スマートスイッチ
- Business 250 シリーズ スマートスイッチ
- Business 350 シリーズ マネージドスイッチ
- ESW2 シリーズ拡張スイッチ
回避策
この脆弱性に対処する回避策はありません。
修正済みソフトウェア
シスコはこのアドバイザリで説明している脆弱性に対処するためのファームウェアのアップデートをリリースしておらず、リリースする予定もありません。Cisco Small Business 200シリーズスマートスイッチ、Cisco Small Business 300シリーズマネージドスイッチ、およびCisco Small Business 500シリーズスタッカブルマネージドスイッチは、サポート終了プロセスに入っています。お客様には、これらの製品のサポート終了通知を参照することをお勧めします。
Cisco Small Business 200 シリーズ スマートスイッチの販売終了およびメンテナンス終了のお知らせ
Cisco Small Business 300 シリーズ マネージドスイッチの販売終了およびメンテナンス終了のお知らせ
Cisco 500 シリーズ スタッカブル マネージド スイッチの販売終了およびサポート終了のお知らせ
Cisco Business 250シリーズスマートスイッチまたはCisco Business 350シリーズマネージドスイッチへの移行をお勧めします。
デバイスの移行を検討する際は、[シスコ セキュリティ アドバイザリ(Cisco Security Advisories)] ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性の有無と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、新しいスイッチがネットワークのニーズを満たし、現在のハードウェアおよびソフトウェア構成が新しい製品で引き続き適切にサポートされていることを確認する必要があります。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
Product Security Incident Response Team(PSIRT; プロダクト セキュリティ インシデント レスポンス チーム)は、このアドバイザリに記載されている該当するリリース情報と修正されたリリース情報のみを検証します。
不正利用事例と公式発表
Cisco PSIRT では、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表は確認しておりません。
出典
シスコは、この脆弱性を報告していただいたCYBIR(CYBIR.com)のパートナーおよびエクスプロイト開発者Ken Pyle氏に感謝いたします。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2021 年 11 月 3 日 |
利用規約
本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証も示唆するものではありません。 本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。 また、シスコは本ドキュメントの内容を予告なしに変更したり、更新したりする権利を有します。
本アドバイザリの記述内容に関して情報配信の URL を省略し、単独の転載や意訳を施した場合、当社が管理した情報とは見なされません。そうした情報は、事実誤認を引き起こしたり、重要な情報が欠落していたりする可能性があります。 このドキュメントの情報は、シスコ製品のエンドユーザを対象としています。