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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco BroadWorks CommPilot アプリケーション ソフトウェアの Web ベース管理インターフェイスにおける複数の脆弱性により、認証されたリモートの攻撃者が該当デバイスで任意のコードを実行したり、ネットワーク上の Cisco BroadWorks サーバーや他のデバイスから機密情報を取得したりする可能性があります。
これらの脆弱性の詳細については本アドバイザリの「詳細情報」セクションを参照してください。
シスコはこれらの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。これらの脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-broadworks-ssrf-BJeQfpp
該当製品
脆弱性のある製品
これらの脆弱性は、Cisco BroadWorks CommPilot アプリケーション ソフトウェアに影響します。
脆弱性が存在する Cisco ソフトウェアリリースについては、このアドバイザリの「修正済みソフトウェア」セクションを参照してください。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
詳細
これらの脆弱性は依存関係にはなく、いずれかの脆弱性をエクスプロイトするために、他の脆弱性をエクスプロイトする必要はありません。また、いずれかの脆弱性の影響を受けるリリースであっても、他の脆弱性の影響は受けない場合があります。
脆弱性の詳細は以下のとおりです。
CVE-2022-20958:Cisco BroadWorks CommPilot アプリケーション ソフトウェアのリモートコード実行の脆弱性
Cisco BroadWorks CommPilot アプリケーション ソフトウェアの Web ベース管理インターフェイスの脆弱性により、認証されたリモートの攻撃者が該当デバイスで任意のコードを実行する可能性があります。
この脆弱性は、ユーザ指定の入力の検証が不十分であることに起因します。攻撃者は、該当デバイスの Web インターフェイスに巧妙に細工された HTTP リクエストを送信することにより、この脆弱性をエクスプロイトする可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者は bworks ユーザーとして該当デバイスで任意のコードを実行できる可能性があります。これにより、攻撃者はファイルシステム内の任意のファイルを読み取ったり、一部の実行中のプロセスを中断したりできます。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。この脆弱性に対処する回避策はありません。
バグ ID:CSCwd06681
CVE ID:CVE-2022-20958
セキュリティ影響評価(SIR):高
CVSS ベーススコア:8.3
CVSS ベクトル:CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:L/A:H
CVE-2022-20951:Cisco BroadWorks CommPilot アプリケーション ソフトウェアのサーバーサイド リクエスト フォージェリの脆弱性
Cisco BroadWorks CommPilot アプリケーション ソフトウェアの Web ベース管理インターフェイスの脆弱性により、認証されたリモートの攻撃者が該当デバイスに対してサーバーサイド リクエスト フォージェリ(SSRF)攻撃を実行する可能性があります。
この脆弱性は、ユーザ指定の入力の検証が不十分であることに起因します。攻撃者は、該当デバイスの Web インターフェイスに巧妙に細工された HTTP リクエストを送信することにより、この脆弱性をエクスプロイトする可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者は Cisco BroadWorks サーバーやネットワーク上の他のデバイスから機密情報を取得できる可能性があります。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。この脆弱性に対処する回避策はありません。
バグ ID:CSCwd04685、CSCwd58339
CVE ID:CVE-2022-20951
セキュリティ影響評価(SIR):高
CVSS ベーススコア:7.7
CVSS ベクトル:CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:C/C:H/I:N/A:N
回避策
これらの脆弱性に対処する回避策はありません。
修正済みソフトウェア
シスコはこのアドバイザリに記載された脆弱性に対処する無償のソフトウェアアップデートをリリースしています。通常のソフトウェアアップデートが含まれるサービス契約をお持ちのお客様は、通常のアップデートチャネルからセキュリティ修正を取得する必要があります。
お客様がインストールしたりサポートを受けたりできるのは、ライセンスをご購入いただいたソフトウェア バージョンとフィーチャ セットに対してのみとなります。そのようなソフトウェアアップグレードをインストール、ダウンロード、アクセスまたはその他の方法で使用した場合、お客様は以下のリンクに記載されたシスコのソフトウェアライセンスの条項に従うことに同意したことになります。
https://www.cisco.com/c/en/us/products/end-user-license-agreement.html
また、お客様がソフトウェアをダウンロードできるのは、ソフトウェアの有効なライセンスをシスコから直接、あるいはシスコ認定リセラーやパートナーから取得している場合に限ります。通常、これは以前購入したソフトウェアのメンテナンス アップグレードです。無償のセキュリティ ソフトウェア アップデートによって、お客様に新しいソフトウェア ライセンス、追加ソフトウェア フィーチャ セット、またはメジャー リビジョン アップグレードに対する権限が付与されることはありません。
Cisco.com の Cisco Support and Downloads ページには、ライセンスとダウンロードに関する情報が記載されています。このページには、[マイデバイス(My Devices)] ツールを使用するお客様のカスタマーデバイスサポート範囲も表示できます。
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、シスコ セキュリティ アドバイザリ ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性とアップグレード ソリューション一式を確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
サービス契約をご利用でないお客様
シスコから直接購入したがシスコのサービス契約をご利用いただいていない場合、また、サードパーティベンダーから購入したが修正済みソフトウェアを購入先から入手できない場合は、Cisco TAC(https://www.cisco.com/c/ja_jp/support/web/tsd-cisco-worldwide-contacts.html)に連絡してアップグレードを入手してください。
無償アップグレードの対象製品であることを証明していただくために、製品のシリアル番号と、本アドバイザリの URL をご用意ください。
次の表では、左の列にシスコ ソフトウェアリリースを記載しています。2 番目の列は、これらの脆弱性に対するパッチがリリースされたかどうか、およびパッチを検索できるリリース番号を示しています。右側の列には、利用可能なパッチのファイル名が一覧表示されます。このセクションの表に記載されている適切な修正済みソフトウェアリリースにアップグレードすることをお勧めします。
Cisco BroadWorks CommPilot アプリケーション ソフトウェア リリース | First Fixed Release(修正された最初のリリース) | CVE-2022-20958 のパッチファイル名 | CVE-2022-20951 のパッチファイル名 |
---|---|---|---|
23.0 より前 | 修正済みリリースに移行します。1。 | - | - |
23.0 | CommPilot-23 バージョン 2022.11_1.273 | AP.as.23.0.1075.ap383998 AP.xsp.23.0.1075.ap383998 |
AP.as.23.0.1075.ap384389 AP.xsp.23.0.1075.ap384389 |
24.0 | CommPilot-24 バージョン 2022.11_1.273 | AP.as.24.0.944.ap383998 | AP.as.24.0.944.ap384389 |
25.0 | CommPilot-25 バージョン 2022.11_1.273 | - | - |
Product Security Incident Response Team(PSIRT; プロダクト セキュリティ インシデント レスポンス チーム)は、このアドバイザリに記載されている該当するリリース情報と修正されたリリース情報のみを検証します。
不正利用事例と公式発表
Cisco PSIRT では、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例とその公表は確認しておりません。
出典
これらの脆弱性は、Cisco TAC のサポート案件の対応時に発見されました。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.1 | CSCwd58339 を追加し、修正済みリリースとパッチファイル名を更新。 | 詳細および修正済みソフトウェア | Final | 2023 年 1 月 24 日 |
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2022 年 11 月 2 日 |
利用規約
本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証も示唆するものではありません。 本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。 また、シスコは本ドキュメントの内容を予告なしに変更したり、更新したりする権利を有します。
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