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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
2022 年 11 月 1 日、OpenSSL プロジェクトは次の脆弱性を発表しました。
- CVE-2022-3602:X.509 電子メールアドレスの 4 バイトのバッファオーバーフロー
- CVE-2022-3786:X.509 電子メールアドレスの可変長バッファオーバーフロー
これらの脆弱性の詳細については、OpenSSL セキュリティアドバイザリ [2022 年 11 月 1 日] を参照してください。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-openssl-W9sdCc2a
該当製品
シスコでは、これらの脆弱性の影響を受ける製品およびクラウドサービスを判断するために、製品ラインを調査しました。OpenSSL 3.x は、シスコ製品およびクラウドサービスでは広く使用されておらず、影響を受けるソフトウェアが含まれている可能性のある製品のみが本アドバイザリに記載されています。製品またはクラウドサービスが本アドバイザリに明示的に記載されていない場合、脆弱性はありません。
脆弱性のある製品
次の表に、本アドバイザリに記載された 1 つ以上の脆弱性の影響を受けるシスコ製品を示します。将来のソフトウェア リリース日が示されている場合、その日付はこのアドバイザリの上部にある最終更新日時点でシスコが把握しているすべての情報に基づいた日付になります。このソフトウェア リリースの日付は、試験結果や優先される機能や修正の提供等いくつかの理由により変更される場合があります。影響を受けるコンポーネントについてバージョン情報や日付がリストに記載されていない場合(空欄や暫定とされているもの)、シスコは修正の評価を続けており、追加情報が確認された時点でアドバイザリを更新します。アドバイザリが Final とマークされた後、より詳細な情報については関連する Cisco バグを参照して下さい。
製品 | Cisco Bug ID | Fixed Release Availability |
---|---|---|
エンドポイント クライアントとクライアント ソフトウェア | ||
運用に関するインサイトコレクタ | CSCwd44110 | ScienceLogic アプリケーション ソフトウェア 3.0.1(2022 年 11 月) HPNA アプリケーション ソフトウェア 2.0.1(2022 年 11 月) APIC アプリケーション ソフトウェア 3.0.1(2022 年 11 月) SolarWinds アプリケーション ソフトウェア 3.0.1(2022 年 11 月) Syslog コレクタ 2.0.1(2022 年 11 月) |
ネットワーク管理とプロビジョニング | ||
IoT Field Network Director(旧称:Connected Grid Network Management System) | CSCwd44112 | 4.8.1(入手可能) 4.9.0(入手可能) 5.0.0 (May 2023) |
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
本アドバイザリには、影響を受けるソフトウェアを含む可能性のある製品のみが記載されています。製品またはクラウドサービスが本アドバイザリに明示的に記載されていない場合、脆弱性はありません。
シスコは、この脆弱性が以下のシスコ製品には影響を与えないことを確認しました。
ネットワークおよびコンテンツ セキュリティ デバイス
- Identity Services Engine(ISE)
- Secure Network Analytics(旧称:Stealthwatch)
ネットワーク管理とプロビジョニング
- Application Policy Infrastructure Controller(APIC)
- Cisco Container Platform
- Data Center Network Manager(DCNM)
- Elastic Services Controller(ESC)
- Evolved Programmable Network Manager
- Nexus Dashboard,(旧称:Application Services Engine)
- Prime インフラストラクチャ
Routing and Switching - Enterprise and Service Provider
- SD-WAN vAnalytics
- SD-WAN vManage
- Ultra Cloud Core:ネットワークリポジトリ機能
- Ultra Cloud Core:ポリシー制御機能
- Ultra Cloud Core:Redundancy Configuration Manager
- Ultra Cloud Core:サブスクライバ マイクロサービス インフラストラクチャ
- Ultra Cloud Core:ユーザープレーン機能
Unified Computing
- HyperFlex System
- UCS ブレードサーバー:統合管理コントローラ
- UCS マネージャ
Cisco Cloud 製品
シスコでは、これらの脆弱性の影響を受けるかどうかを判断するために、クラウドサービスを調査しました。次の表に、調査中のシスコのクラウドサービスを示します。影響を受ける可能性があることがわかっているクラウドサービスのみが表示されています。クラウドサービスが本アドバイザリに明示的に記載されていない場合、脆弱性はありません。
製品 | 評価 |
---|---|
AppDynamics | Not affected |
CX Cloud | Not affected |
Duo | Not affected |
Intersight | Not affected |
Meraki | Not affected |
SD-WAN | Not affected |
SecureX | Not affected |
ThousandEyes | Not affected |
Umbrella | Not affected |
Unified Communications Manager Cloud | Not affected |
Webex Calling | Not affected |
Webex Cloud-Connected UC | Not affected |
Webex Contact Center | Not affected |
WebEx Teams | Not affected |
回避策
特定のシスコ製品またはサービスのすべての回避策は、適切な Cisco Bug として文書化され、それぞれこのアドバイザリの「脆弱性のある製品」セクションで特定されます。
修正済みソフトウェア
修正済みソフトウェアリリースの詳細については、本アドバイザリの「脆弱性のある製品」セクションに記載されている Cisco Bug ID を参照してください。
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、シスコ セキュリティ アドバイザリ ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性とアップグレード ソリューション一式を確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)では、本アドバイザリに記載されている脆弱性のエクスプロイト事例を確認していません。
出典
これらの脆弱性は、2022 年 11 年 1 日に OpenSSL Software Foundation によって公開されました。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.6 | 「脆弱性のある製品」と「脆弱性が存在しないことが確認された製品」を更新。 | 該当製品 | Final | 2022 年 11 月 23 日 |
1.5 | 概要、影響を受ける製品、およびクラウドサービスの処理を更新。 | 概要、該当製品 | Final | 2022 年 11 月 8 日 |
1.4 | 影響を受ける製品、およびクラウドサービスのディスポジションを更新します。 | 該当製品 | Interim | 2022 年 11 月 4 日 |
1.3 | 調査中の製品、脆弱性のある製品、脆弱性が存在しないことが確認された製品を更新します。 | 該当製品 | Interim | 2022 年 11 月 3 日 |
1.2 | 調査中の製品、脆弱性が存在しないことが確認された製品を更新します。 | 該当製品 | Interim | 2022 年 11 月 2 日 |
1.1 | OpenSSL の公式発表で更新します。 | 概要、影響を受ける製品、修正済みソフトウェア、ソース。 | Interim | 2022 年 11 月 1 日 |
1.0 | 初回公開リリース | - | Interim | 2022 年 10 月 28 日 |
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