High
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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Ciscoアクセスポイント(AP)ソフトウェアの脆弱性により、認証されていない隣接する攻撃者が該当デバイスにサービス妨害(DoS)状態を引き起こす可能性があります。
この脆弱性は、802.11フレーム内の特定のパラメータの検証が不十分であることに起因します。攻撃者は、巧妙に細工されたパラメータを含むワイヤレス802.11アソシエーション要求フレームを該当デバイスに送信することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者は該当デバイスの予期しないリロードを引き起こし、その結果DoS状態が発生する可能性があります。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。この脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-ap-assoc-dos-D2SunWK2
該当製品
脆弱性のある製品
本脆弱性は、Cisco NX-OS ソフトウェアの該当リリースを実行する次のシスコ製品に影響を与えます。
- Business 150 AP およびメッシュエクステンダー
- Catalyst 9100 AP
脆弱性が存在する Cisco ソフトウェアリリースについては、このアドバイザリの「修正済みソフトウェア」セクションを参照してください。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
このアドバイザリの脆弱性のある製品セクションに記載されている製品のみが、この脆弱性の影響を受けることが分かっています。
シスコは、このアドバイザリの脆弱性のある製品セクションに記載されていないシスコ アクセス ポイント シリーズには、この脆弱性が影響しないことを確認しました。
回避策
この脆弱性に対処する回避策はありません。
修正済みソフトウェア
シスコはこのアドバイザリに記載された脆弱性に対処する無償のソフトウェアアップデートをリリースしています。通常のソフトウェアアップデートが含まれるサービス契約をお持ちのお客様は、通常のアップデートチャネルからセキュリティ修正を取得する必要があります。
お客様がインストールしたりサポートを受けたりできるのは、ライセンスをご購入いただいたソフトウェア バージョンとフィーチャ セットに対してのみとなります。そのようなソフトウェアアップグレードをインストール、ダウンロード、アクセスまたはその他の方法で使用した場合、お客様は以下のリンクに記載されたシスコのソフトウェアライセンスの条項に従うことに同意したことになります。
https://www.cisco.com/c/en/us/products/end-user-license-agreement.html
また、お客様がソフトウェアをダウンロードできるのは、ソフトウェアの有効なライセンスをシスコから直接、あるいはシスコ認定リセラーやパートナーから取得している場合に限ります。通常、これは以前購入したソフトウェアのメンテナンス アップグレードです。無償のセキュリティ ソフトウェア アップデートによって、お客様に新しいソフトウェア ライセンス、追加ソフトウェア フィーチャ セット、またはメジャー リビジョン アップグレードに対する権限が付与されることはありません。
Cisco.com の Cisco Support and Downloads ページには、ライセンスとダウンロードに関する情報が記載されています。このページには、[マイデバイス(My Devices)] ツールを使用するお客様のカスタマーデバイスサポート範囲も表示できます。
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、シスコ セキュリティ アドバイザリ ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性とアップグレード ソリューション一式を確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
サービス契約をご利用でないお客様
シスコから直接購入したがシスコサービス契約をご利用いただいていない場合、また、サードパーティベンダーから購入したが修正済みソフトウェアを購入先から入手できない場合は、Cisco TAC(https://www.cisco.com/c/ja_jp/support/web/tsd-cisco-worldwide-contacts.html)に連絡してアップグレードを入手してください。
無償アップグレードの対象製品であることを証明していただくために、製品のシリアル番号と、本アドバイザリの URL をご用意ください。
修正済みリリース
次の表では、左の列にシスコソフトウェアのリリースを記載しています。中央の列は、リリースがこのアドバイザリに記載されている脆弱性に該当するかどうか、および、この脆弱性に対する修正を含む最初のリリースを示しています。右の列は、リリースがアドバイザリのこのバンドルに記載されたすべての脆弱性の影響を受けるかどうか、およびどのリリースにそれらの脆弱性に対する修正が含まれているのかを示しています。
シスコワイヤレス LAN コントローラ(WLC)または Mobility Express(ME)で管理されている AP
シスコワイヤレス LAN コントローラ ソフトウェア リリース | First Fixed Release(修正された最初のリリース) |
---|---|
8.8 以前 | 脆弱性なし |
8.9 | 修正済みリリースに移行。 |
8.10 | 8.10.171.0 |
Catalyst 9800 シリーズ ワイヤレス コントローラまたは組み込みワイヤレスコントローラ(EWC)で管理されている AP
Cisco Catalyst 9800 シリーズ ワイヤレス コントローラ ソフトウェア リリース | First Fixed Release(修正された最初のリリース) |
---|---|
16.12 より前 | 脆弱性なし |
16.12 | 16.12.8 |
17.1 | 修正済みリリースに移行。 |
17.2 | 修正済みリリースに移行。 |
17.3 | 17.3.5 |
17.4 | 修正済みリリースに移行。 |
17.5 | 修正済みリリースに移行。 |
17.6 | 17.6.3 |
17.7 | 修正済みリリースに移行。 |
17.8 | 脆弱性なし |
17.9 | 脆弱性なし |
Business AP およびメッシュエクステンダー
Cisco Business 150 AP および 151 メッシュ エクステンダー ソフトウェア リリース | First Fixed Release(修正された最初のリリース) |
---|---|
10.2.2 以前 | 修正済みリリースに移行。 |
10.3.2 | 10.3.2.0 |
Product Security Incident Response Team(PSIRT; プロダクト セキュリティ インシデント レスポンス チーム)は、このアドバイザリに記載されている該当するリリース情報と修正されたリリース情報のみを検証します。
不正利用事例と公式発表
Cisco PSIRT では、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表は確認しておりません。
出典
この脆弱性を報告していただいたウェバー州立大学の Luke Jenkins 氏に感謝いたします。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.0 | 初回公開リリース | - | Final | 2023 年 3 月 22 日 |
利用規約
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