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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco BroadWorks Network Serverのローカルインターフェイスの脆弱性により、認証されていないリモートの攻撃者がシステムリソースを枯渇させ、サービス妨害(DoS)状態を引き起こす可能性があります。
この脆弱性は、特定の着信TCP接続に対してレート制限が行われないために存在します。攻撃者は、サーバに高レートのTCP接続を送信することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者はCisco BroadWorks Network Serverが使用不能になるまでTCP接続リソースを急速に増大させることができます。
注:この脆弱性から回復するには、Cisco BroadWorks Network Serverソフトウェアを再起動するか、Cisco BroadWorks Network Serverノードを再起動する必要があります。詳細については、このアドバイザリの「詳細情報」のセクションを参照してください。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。この脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-bw-tcp-dos-KEdJCxLs
該当製品
脆弱性のある製品
この脆弱性は、脆弱性のあるソフトウェアリリースをデフォルト設定で実行しているCisco BroadWorks Network Serverに影響を与えます。
脆弱性が存在する Cisco ソフトウェアリリースについては、このアドバイザリの「修正済みソフトウェア」セクションを参照してください。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
このアドバイザリの脆弱性のある製品セクションに記載されている製品のみが、この脆弱性の影響を受けることが分かっています。
シスコは、この脆弱性が以下のシスコ製品には影響を与えないことを確認しました。
- BroadWorks Ansible Playbook
- BroadWorks Application Delivery Platform
- BroadWorks Application Server
- BroadWorks Database Server
- BroadWorks Database Troubleshooting Server
- BroadWorks Execution Server
- BroadWorks Media Server
- BroadWorks Messaging Server
- BroadWorks Network Database Server
- BroadWorks Network Function Manager
- BroadWorks Profile Server
- BroadWorks Service Control Function Server
- BroadWorks Service License Report Tool
- BroadWorks Sharing Server
- BroadWorks Software Manager
- BroadWorks Video Server
- BroadWorks WebRTC Server
- BroadWorks Xtended Services Platform
- BroadWorks pre-Install Check
詳細
この脆弱性により、Cisco BroadWorks Network Server でシステムリソースが使い果たされる可能性があります。
ノードが応答している場合、管理者は『Cisco BroadWorks Maintenance Guide』のセクション 7.7「Restart Server」およびセクション 21.18「restartbw」の説明に従い、restartbw コマンドを発行してこの状態を解消できます。
ノードが応答しない場合は、再起動する必要があります。
これらのアクションにより、システムが一定期間使用できなくなることがあるため、非冗長環境では注意して行う必要があります。攻撃トラフィックの送信元を特定してブロックしない限り、DoS 状態は再発します。
エクスプロイトの疑いがある場合のサポートについては、Cisco Technical Assistance Center(TAC)にお問い合わせください。
回避策
この脆弱性に対処する回避策はありません。
修正済みソフトウェア
シスコはこのアドバイザリに記載された脆弱性に対処する無償のソフトウェアアップデートをリリースしています。通常のソフトウェアアップデートが含まれるサービス契約をお持ちのお客様は、通常のアップデートチャネルからセキュリティ修正を取得する必要があります。
お客様がインストールしたりサポートを受けたりできるのは、ライセンスをご購入いただいたソフトウェア バージョンとフィーチャ セットに対してのみとなります。そのようなソフトウェアアップグレードをインストール、ダウンロード、アクセスまたはその他の方法で使用した場合、お客様は以下のリンクに記載されたシスコのソフトウェアライセンスの条項に従うことに同意したことになります。
https://www.cisco.com/c/en/us/products/end-user-license-agreement.html
また、お客様がソフトウェアをダウンロードできるのは、ソフトウェアの有効なライセンスをシスコから直接、あるいはシスコ認定リセラーやパートナーから取得している場合に限ります。通常、これは以前購入したソフトウェアのメンテナンス アップグレードです。無償のセキュリティ ソフトウェア アップデートによって、お客様に新しいソフトウェア ライセンス、追加ソフトウェア フィーチャ セット、またはメジャー リビジョン アップグレードに対する権限が付与されることはありません。
Cisco.com の シスコサポート & ダウンロードページには、ライセンスとダウンロードに関する情報が記載されています。このページには、[マイデバイス(My Devices)] ツールを使用するお客様のカスタマーデバイスサポート範囲も表示できます。
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、シスコ セキュリティ アドバイザリ ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性とアップグレード ソリューション一式を確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
サービス契約をご利用でないお客様
シスコから直接購入したがシスコのサービス契約をご利用いただいていない場合、また、サードパーティベンダーから購入したが修正済みソフトウェアを購入先から入手できない場合は、Cisco TAC(https://www.cisco.com/c/ja_jp/support/web/tsd-cisco-worldwide-contacts.html)に連絡してアップグレードを入手してください。
無償アップグレードの対象製品であることを証明していただくために、製品のシリアル番号と、本アドバイザリの URL をご用意ください。
修正済みリリース
次の表では、左の列にシスコ ソフトウェアリリースを記載しています。右側の列は、リリースがこのアドバイザリに記載されている脆弱性の影響を受けるかどうか、およびこの脆弱性に対する修正を含む最初のリリースを示しています。このセクションの表に記載されている適切な修正済みソフトウェアリリースにアップグレードすることをお勧めします。
Cisco BroadWorks Network Server | First Fixed Release(修正された最初のリリース) |
---|---|
22.0 | 修正済みリリースに移行。 |
23.0 | AP.ns.23.0.1075.ap385072.Linux-x86_64.zip |
Release Independent(RI) | RI.2023.02 |
Product Security Incident Response Team(PSIRT; プロダクト セキュリティ インシデント レスポンス チーム)は、このアドバイザリに記載されている該当するリリース情報と修正されたリリース情報のみを検証します。
不正利用事例と公式発表
Cisco PSIRT では、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表は確認しておりません。
出典
この脆弱性は Cisco TAC サポートケースの解決中に発見されました。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.0 | 初回公開リリース | - | Final | 2023 年 4 月 19 日 |
利用規約
本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証も示唆するものではありません。 本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。 また、シスコは本ドキュメントの内容を予告なしに変更したり、更新したりする権利を有します。
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