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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco Integrated Management Controller(IMC)のWebベース管理インターフェイスにおける脆弱性により、認証されていないリモートの攻撃者が、インターフェイスのユーザに対してクロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃を実行する可能性があります。
この脆弱性は、ユーザ入力の不十分な検証に起因します。攻撃者は、巧妙に細工されたリンクを該当インターフェイスのユーザがクリックするように仕向けることで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者はターゲットユーザのブラウザで任意のスクリプトコードを実行したり、ブラウザベースの機密情報にアクセスしたりする可能性があります。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。この脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-cimc-xss-UMYtYEtr
該当製品
脆弱性のある製品
公開時点では、この脆弱性は、Cisco IMCの脆弱性のあるリリースを実行している次のシスコ製品に影響を与えました。
- 5000シリーズエンタープライズネットワークコンピューティングシステム(ENCS)
- UCS CシリーズM4およびM5ラックサーバ
- UCS EシリーズM3サーバ
- UCS S シリーズ ストレージ サーバ
公開時点で脆弱性が確認されている Cisco ソフトウェアのリリースについては、このアドバイザリの「修正済みソフトウェア」セクションを参照してください。最も完全で最新の情報については、このアドバイザリの上部にあるバグ ID の詳細セクションを参照してください。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
このアドバイザリの脆弱性のある製品セクションに記載されている製品のみが、この脆弱性の影響を受けることが分かっています。
シスコは、この脆弱性が以下のシスコ製品には影響を与えないことを確認しました。
- UCS B シリーズ ブレード サーバ
- UCS CシリーズM6ラックサーバ
- UCS CシリーズM7ラックサーバ
- UCS EシリーズM6サーバ
- UCS Xシリーズモジュラシステム
回避策
この脆弱性に対処する回避策はありません。
修正済みソフトウェア
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、シスコ セキュリティ アドバイザリ ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性とアップグレード ソリューション一式を確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
修正済みリリース
発行時点では、次の表に記載されているリリース情報は正確でした。最も完全で最新の情報については、このアドバイザリの上部にあるバグ ID の詳細セクションを参照してください。
Cisco 5000シリーズENCS | First Fixed Release(修正された最初のリリース) |
---|---|
2.9 以前 | 修正済みリリースに移行。 |
3.1 | 修正済みリリースに移行。 |
3.2 | 3.2.15.1(2024年3月) |
Cisco UCS CシリーズM4ラックサーバ | First Fixed Release(修正された最初のリリース) |
---|---|
4.1 以前 | 4.1(2m) |
Cisco UCS CシリーズM5ラックサーバ | First Fixed Release(修正された最初のリリース) |
---|---|
4.1 以前 | 修正済みリリースに移行。 |
4.2 | 4.2(3h) |
4.3 | 4.3.2.230207 |
Cisco UCS EシリーズM3サーバ | First Fixed Release(修正された最初のリリース) |
---|---|
3.2 以前 | 3.2.15.1(2024年3月) |
Cisco UCS Sシリーズストレージサーバ | First Fixed Release(修正された最初のリリース) |
---|---|
4.2 | 4.2(3h) |
4.3 | 4.3.2.230270 |
Product Security Incident Response Team(PSIRT; プロダクト セキュリティ インシデント レスポンス チーム)は、このアドバイザリに記載されている該当するリリース情報と修正されたリリース情報のみを検証します。
不正利用事例と公式発表
Cisco PSIRT では、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表は確認しておりません。
出典
シスコは、この脆弱性を報告していただいたCapgemini社のMohamed Benkadour氏に感謝いたします。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.4 | 修正済みリリースの追加 | 修正済みリリース | Final | 2024年2月22日 |
1.3 | 脆弱性のある製品を追加し、修正済みリリースの表を更新。 | 「脆弱性のある製品」および「修正済みリリース」 | Final | 2023-NOV-14 |
1.2 | ヘッダーにCisco ISE不具合を追加。 | Header | Final | 2023 年 11 月 2 日 |
1.1 | 脆弱性のある製品のリストを更新。 | 脆弱性が存在する製品 | Final | 2023 年 8 月 17 日 |
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2023 年 8 月 16 日 |
利用規約
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