Critical
Critical
日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco SPA112 2ポート電話アダプタの Web ベース管理インターフェイスの脆弱性により、認証されていないリモートの攻撃者が該当デバイスで任意のコードを実行する可能性があります。
この脆弱性の原因は、ファームウェア アップグレード機能における認証プロセスの欠落です。攻撃者は、該当デバイスを細工したファームウェアバージョンにアップグレードすることにより、この脆弱性をエクスプロイトする可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者は、該当デバイスですべての権限を使用して任意のコードを実行できる可能性があります。
シスコは、本脆弱性に対処するファームウェアの更新をリリースしていません。この脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-spa-unauth-upgrade-UqhyTWW
該当製品
脆弱性のある製品
この脆弱性は、Cisco SPA112 2 ポート電話アダプタのすべてのファームウェアリリースに影響します。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
回避策
この脆弱性に対処する回避策はありません。
修正済みソフトウェア
シスコはこのアドバイザリで説明している脆弱性に対処するためのファームウェアの更新をリリースしておらず、リリースする予定もありません。Cisco SPA112 2 ポート電話アダプタは、サポート終了プロセスに入っています。お客様には、この製品のサポート終了通知を参照することをお勧めします。
Cisco SPA112 2 ポート電話アダプタおよびルータ内蔵 SPA122 ATA の販売終了およびサポート終了のお知らせ
お客様には、Cisco ATA 190 シリーズ アナログ電話アダプタへの移行をお勧めします。
デバイスの移行を検討する際は、[シスコ セキュリティ アドバイザリ(Cisco Security Advisories)] ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性の有無と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合でも、新しいデバイスがお客様のネットワークニーズに十分対応していること、現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新しい製品で引き続き適切にサポートされることを確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
出典
シスコは、この脆弱性を報告してくださった Dbappsecurity Co., Ltd. Hatlab の CataLpa に感謝します。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2023 年 5 月 3 日 |
利用規約
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