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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco Nexus Dashboard Fabric Controller(NDFC)ソフトウェア(旧Cisco Data Center Network Manager(DCNM))の脆弱性により、バックアップファイルにアクセスできる攻撃者が機密情報を表示できる可能性があります。
この脆弱性は、config onlyおよび完全バックアップファイル内の機密情報の不適切な保存に起因します。攻撃者は、該当デバイスから生成されたバックアップファイルの内容を解析することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者は、NDFCに接続されたデバイスの資格情報、NDFCサイトマネージャの秘密キー、スケジュールされたバックアップファイルの暗号化キーなどの機密情報にアクセスできる可能性があります。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。この脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-ndfc-cidv-XvyX2wLj
該当製品
脆弱性のある製品
公開時点では、この脆弱性はデバイス設定に関係なくCisco NDFCに影響を与えていました。
注:Cisco NDFCリリース11.5以前はCisco DCNMと呼ばれていました。
注:Cisco Nexusダッシュボードリリース3.1(1k)から、Cisco NDFCはCisco Nexusダッシュボードの統合リリースで配布されます。
公開時点で脆弱性が確認されている Cisco ソフトウェアのリリースについては、このアドバイザリの「修正済みソフトウェア」セクションを参照してください。最新情報については、本アドバイザリの冒頭に記載されているバグIDの「詳細」セクションを参照してください。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
このアドバイザリの脆弱性のある製品セクションに記載されている製品のみが、この脆弱性の影響を受けることが分かっています。
シスコは、この脆弱性が以下のシスコ製品には影響を与えないことを確認しました。
- Nexus Dashboard Insights
- Nexus Dashboard Orchestrator(NDO)
回避策
この脆弱性に対処する回避策はありません。
修正済みソフトウェア
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、シスコ セキュリティ アドバイザリ ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性とアップグレード ソリューション一式を確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
修正済みリリース
発行時点では、次の表に示すリリース情報は正確でした。最新情報については、本アドバイザリの冒頭に記載されているバグIDの「詳細」セクションを参照してください。
左の列にはCiscoソフトウェアリリースが、右の列にはそのリリースが本アドバイザリに記載された脆弱性の影響を受けるかどうか、またどのリリースにこれらの脆弱性に対する修正が含まれているかを示します。
Cisco NDFC リリース | First Fixed Release(修正された最初のリリース) |
---|---|
11.5以前1 | 修正済みリリースに移行。 |
12.0 | 12.2.2 |
注:Cisco Nexusダッシュボードリリース3.1(1k)から、Cisco NDFCはCisco Nexusダッシュボードの統合リリースで配布されます。Cisco Nexusダッシュボードリリース3.2(1e)には、Cisco NDFCリリース12.2.2が含まれています。
Product Security Incident Response Team(PSIRT; プロダクト セキュリティ インシデント レスポンス チーム)は、このアドバイザリに記載されている該当するリリース情報と修正されたリリース情報のみを検証します。
不正利用事例と公式発表
Cisco PSIRT では、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表は確認しておりません。
出典
この脆弱性は、Cisco Advanced Security Initiatives Group(ASIG)のRohan Raoによる社内セキュリティテストで発見されました。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2024年10月2日 |
利用規約
本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証も示唆するものではありません。 本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。 また、シスコは本ドキュメントの内容を予告なしに変更したり、更新したりする権利を有します。
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