概要
このドキュメントでは、エージェントのIP Phoneに対して必要な発呼者回線識別(CLI)を設定する手順について説明します。
前提条件
要件
次の項目に関する知識があることが推奨されます。
- Customer Voice Portal(CVP)の包括的なコールフロー
- Intelligent Contact Management(ICM)スクリプティング
- 拡張コールコンテキスト(ECC)変数
使用するコンポーネント
このドキュメントの情報は、CVP 10.0(1)に基づくものです。
このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期(デフォルト)設定の状態から起動しています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、どのようなコマンドについても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。
エージェントのIP PhoneのCLIにCVP_10_0_1_0_0_0_490が表示される
条件
CVPの包括的なコールフローでは、コールがゲートウェイに到達し、CVPサバイバビリティが適用されているダイヤルピアと一致します。
解決方法
CVP 8.0(1)から、エージェントのIP Phoneに出力される表示名を任意の名前に入力するオプションがあります。ECC変数call.user.microapp.override_cliがこの目的のために特別に導入されました。
この値を、エージェントのQueue To Skill groupノードにコールを送信する前のUnified Contact Center Enterprise(UCCE)スクリプティングの適切な値に設定することで、UCCEスクリプトの変数としても使用できるAutonomic Networking Infrastructure(ANI)を含含む、任意にコールIDをを設定できます。
注意:この変数をECC変数リストに追加したら、VRU PGを再起動することを忘れないでください。