このドキュメントでは、ドイツの「Anlagenanschluss」のための ISDN BRI の設定方法について説明します。
このドキュメントに特有の要件はありません。
このドキュメントの内容は、特定のソフトウェアやハードウェアのバージョンに限定されるものではありません。
このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期(デフォルト)設定の状態から起動しています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、どのようなコマンドについても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。
ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。
ドイツでは(おそらく他の国でも)、現地の電話会社は「Anlagenanschluss」というISDN回線を提供しています。 この回線、つまり複数の回線の「ハントグループ」は、同じ加入者番号を持つ回線のグループを指します。Anlagenanschlussは、構内交換機(PBX)などの1つのISDNデバイスのみを接続することを意図しています。
このセクションでは、CiscoルータでこれらのISDN回線を使用する方法について説明します。
CiscoルータでAnlagenanschlussを使用するには、次に示すようにBRIインターフェイスでisdn static-tei 0インターフェイスコンフィギュレーションコマンドを設定します。
Router# configure terminal Router(config)# interface bri 0 Router(config-if)# isdn static-tei 0 Warning: Interface must be cleared after reconfiguring the TEI. Router(config-if)# !--- Issue the shutdown and no shutdown commands !--- to activate new TEI configuration. Router (config-if)# shutdown Router (config-if)# no shutdown
isdn static-tei 0コマンドを使用しないと、ISDNレイヤ2のステータスは「TEI_ASSIGNED」状態のままになり、debug isdn q921コマンドの出力は次の2行を繰り返します。
RX SABMEp c/r = 1 sapi = 0 tei = 0 RX IDCKRQ ri = 0 ai = 0
改定 | 発行日 | コメント |
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1.0 |
29-Jan-2008 |
初版 |