概要
ACE にてコネクションを切断するタイマーについて説明します。
前提条件
要件
次の項目に関する知識があることが推奨されます。
- TCP / IP の基本的な知識
- ACE に関する基本的な設定の知識
使用するコンポーネント
このドキュメントの情報は、次のソフトウェアとハードウェアのバージョンに基づくものです。
- Cisco ACE ソフトウェアリリース3.0(0)A1(3)
このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されたものです。このドキュメント内で使用されているデバイスは、すべてクリアな(デフォルト)設定で作業が開始されています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、すべてのコマンドによる潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。
表記法
ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。
背景説明
ACE にてコネクションを切断するためにタイマーが存在しております。このドキュメントでは各タイマーについて説明します。
コネクション切断タイマーの説明
ACE には TCP コネクションに関して parameter-map 以下に以下の3つのタイマー値を設定することが可能です。設定をしない場合には初期値が使用されます。
TCP embryonic
TCP half-connection
TCP inactivity
ACE にて上記のいずれかのタイマーが経過したと判断された TCP コネクションはクライアントとサーバ側の両方向に RST パケットが送出されコネクションが終了します。
ACE から上記タイマー経過後の RST パケット送出動作を停止させることは出来ません。