概要
このドキュメントでは、高可用性(HA)のプライマリ ワイヤレス LAN コントローラ(WLC)に追加ライセンスを追加する方法と、ネットワーク内で発生する可能性のある競合を回避する方法について説明します。
前提条件
要件
次の項目に関する知識があることが推奨されます。
- WLC の設定
- HA Access Point Single Sign On(AP SSO)の設定
使用するコンポーネント
このドキュメントの情報は、次のソフトウェアとハードウェアのバージョンに基づいています。
- WLC 5500、7500、および 8500 シリーズおよび Wireless Services Module 2(WiSM2)
- AP 700、1130、1240、1250、1040、1260、1600、2600、3500、3600 シリーズおよび 1520 または 1550
- Series Mesh AP メッセージ アクセス プロトコル(MAP)
このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期(デフォルト)設定の状態から起動しています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、どのようなコマンドについても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。
設定
注:このセクションで使用されるコマンドの詳細については、Command Lookup Tool(登録ユーザ専用)を使用してください。
ネットワーク図
このドキュメントでは、次のネットワーク トポロジを使用します。
設定
新しいライセンスを HA のプライマリ WLC に追加し、ネットワークに発生する可能性のある競合を避けるには、次の手順を実行します。
- プライマリ WLC の AP SSO を削除し、右上隅の [Apply] をクリックします。
- プライマリのポートを有効にし、WLC ポートのポートを無効にして、右上隅の [Apply] をクリックします。
- WLC にライセンスをインストールして、WLC をリブートします。
- コントローラにライセンスをインストールする場合は、『GUI を使用してライセンスをインストールする方法』の手順に従ってください。
HA セットアップのプライマリ WLC を交換します。
プライマリ WLC は劣化しているため、ユーザはこれを交換する必要があります。セカンダリ WLC が起動し、すべての AP が接続されます。WLC が受信した新規の Return Material Authorization(RMA)は、HA ペア内で障害が発生した WLC とともに追加できます。アクティブ セットアップで WLC を交換するには、次の手順を実行します。
- 最初の WLC が他の WLC と同じバージョンであることを確認します。
- WLC に、前の WLC と同じサブネット管理 IP アドレスを設定します。
- 新しい WLC の HA 設定(冗長管理、IP アドレス、ピア プライマリなど)を設定します。AP SSO を有効にします。
- AP SSO を有効にしたら、リブートします。リブート中に、AP SSO は現在アクティブなセカンダリを検出し、設定を同期して、ホット スタンバイ状態に移行します。
注:現在アクティブな WLC で HA 設定を変更したり、現在アクティブな WLC をリブートしたりする必要はありません。設定は、現在アクティブな WLC と同期します。
確認
現在、この設定に使用できる確認手順はありません。
トラブルシュート
現在、この設定に関する特定のトラブルシューティング情報はありません。