このドキュメントでは、Cisco のルータのシリアル トンネル(STUN)の設定例を紹介します。中央ルータでは、1 つのシリアル インターフェイスをフロントエンド プロセッサ(FEP)に接続します。また、リモート エンドでは、2 つのシリアル インターフェイスを備えた 1 台の Cisco ルータを 2 台の異なるコントローラに接続します。
このドキュメントに特有の要件はありません。
このドキュメントの内容は、特定のソフトウェアやハードウェアのバージョンに限定されるものではありません。
このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期(デフォルト)設定の状態から起動しています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、どのようなコマンドについても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。
ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。
このセクションでは、このドキュメントで説明する機能を設定するために必要な情報を提供しています。
注:この文書で使用されているコマンドの詳細を調べるには、「Command Lookup ツール」を使用してください(登録ユーザのみ)。
このドキュメントでは、次の図に示すネットワーク設定を使用します。
このドキュメントでは、次の構成を使用します。
ルータ A |
---|
stun peer-name 1.0.0.1 stun protocol-group 9 sdlc interface serial 0 encapsulation stun stun group 9 stun route address c1 tcp 5.0.0.1 stun route address c2 tcp 5.0.0.1 interface loopback 0 ip address 1.0.0.1 255.255.255.0 |
ルータ B |
---|
stun peer-name 5.0.0.1 stun protocol-group 9 sdlc interface serial 0 encapsulation stun stun group 9 stun route address c1 tcp 1.0.0.1 interface serial 1 encapsulation stun stun group 9 stun route address c2 tcp 1.0.0.1 interface loopback 0 ip address 5.0.0.1 255.255.255.0 |
注:上に示していませんが、IPルーティングが設定され、正常に動作していると想定されています。
上記の図と設定には、クロック ソースが示されていません。クロック ソースを指定する必要があります。指定しないと、シリアル インターフェイスが起動しません。さまざまなオプションを使用できます。最も一般的なオプションとして、ルータ側で DCE ケーブルを使用して、シリアル インターフェイスでこのコマンドを追加することがあります。
clockrate {300-4000000}
接続のもう一方の端で、DTE ケーブルを使用します。
もう 1 つのオプションとして、クロッキングを提供するモデム エリミネータを使用し、接続の両端で DTE ケーブルを使用する方法があります。この方法はルータ間接続、ルータおよびホスト間の接続、ルータおよびコントローラ間の接続で機能します。STUN インターフェイス上の nonreturn to zero(NRZ)または nonreturn to zero inverted(NRZI)エンコードは、エンド デバイスのエンコードと一致している必要があります。ルータではデフォルトで NRZ が使用されます。
現在、この設定に使用できる確認手順はありません。
現在、この設定に関する特定のトラブルシューティング情報はありません。