Catalyst スイッチには、コマンド ライン操作または VLAN Trunk Protocol(VTP)を通じて、仮想ローカル エリア ネットワーク(VLAN)が設定されます。 どちらの場合も、Simple Network Management Protocol(SNMP)情報に VLAN 単位でアクセスすることがあります。その情報にアクセスするには、設定されている VLAN を判別する必要があります。このドキュメントでは、CatOS または IOS を実行している Catalyst スイッチに、どの VLAN が設定されているかを確認する方法について説明しています。
ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。
この設定を開始する前に、次の前提条件を満たしていることを確認してください。
Catalyst スイッチ コマンドに精通していること
snmpget や snmpwalk などの SNMP ツールおよびコマンドに精通していること
このドキュメントの情報は、次のソフトウェアとハードウェアのバージョンに基づくものです。
CatOS 6.3(4)
Catalyst IOS バージョン 12.0(5)WC5a
Catalyst 3524XL
このマニュアルの情報は、特定のラボ環境に置かれたデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期(デフォルト)設定の状態から起動しています。実稼動中のネットワークで作業をしている場合、実際にコマンドを使用する前に、その潜在的な影響について理解しておく必要があります。
この設定は、次のバージョンのハードウェアとソフトウェアにも使用できます。
その他の Catalyst スイッチ
その他の Catalyst IOS リリース
このセクションでは、デバイス上のアクティブな VLAN を特定するために、CISCO-VTP-MIB を使用し、vtpVlanState オブジェクトにアクセスします。
次の手順に従ってください。
対象デバイス上で snmpwalk を実行します。以下に例を示します。
nms-server2:/home/ccarring> snmpwalk -c public 14.32.100.10 vtpVlanState CISCO-VTP-MIB::vtpVlanState.1.1 = INTEGER: operational(1) CISCO-VTP-MIB::vtpVlanState.1.2 = INTEGER: operational(1) CISCO-VTP-MIB::vtpVlanState.1.6 = INTEGER: operational(1) CISCO-VTP-MIB::vtpVlanState.1.7 = INTEGER: operational(1) CISCO-VTP-MIB::vtpVlanState.1.8 = INTEGER: operational(1) CISCO-VTP-MIB::vtpVlanState.1.11 = INTEGER: operational(1) CISCO-VTP-MIB::vtpVlanState.1.12 = INTEGER: operational(1) CISCO-VTP-MIB::vtpVlanState.1.14 = INTEGER: operational(1) CISCO-VTP-MIB::vtpVlanState.1.18 = INTEGER: operational(1) CISCO-VTP-MIB::vtpVlanState.1.19 = INTEGER: operational(1) CISCO-VTP-MIB::vtpVlanState.1.20 = INTEGER: operational(1) CISCO-VTP-MIB::vtpVlanState.1.21 = INTEGER: operational(1) CISCO-VTP-MIB::vtpVlanState.1.41 = INTEGER: operational(1) CISCO-VTP-MIB::vtpVlanState.1.42 = INTEGER: operational(1) CISCO-VTP-MIB::vtpVlanState.1.43 = INTEGER: operational(1) CISCO-VTP-MIB::vtpVlanState.1.44 = INTEGER: operational(1) CISCO-VTP-MIB::vtpVlanState.1.100 = INTEGER: operational(1) CISCO-VTP-MIB::vtpVlanState.1.101 = INTEGER: operational(1) CISCO-VTP-MIB::vtpVlanState.1.123 = INTEGER: operational(1) CISCO-VTP-MIB::vtpVlanState.1.401 = INTEGER: operational(1) CISCO-VTP-MIB::vtpVlanState.1.1002 = INTEGER: operational(1) CISCO-VTP-MIB::vtpVlanState.1.1003 = INTEGER: operational(1) CISCO-VTP-MIB::vtpVlanState.1.1004 = INTEGER: operational(1) CISCO-VTP-MIB::vtpVlanState.1.1005 = INTEGER: operational(1)
返された各オブジェクト内の最後の番号は VLAN ID です。それぞれの VLAN には、SNMP の完全な情報があります。
vtpVlanTable オブジェクトを照会すると、完全な情報が得られます。関連するオブジェクトを表に示します。
vtpVlanName — VLAN 名
vtpVlanIndex — VLAN の一意の識別番号
提供された情報が正しいことを確認するには、次のステップに従ってください。
スイッチに Telnet 接続をします。
IOS が稼働する Catalyst で、次に示すように show vlan brief コマンドを発行します。
nms-3524xl-b#show vlan brief VLAN Name Status Ports ---- -------------------------------- --------- ------------------------------- 1 default active Fa0/3, Fa0/5, Fa0/6, Fa0/7, Fa0/8, Fa0/9, Fa0/10, Fa0/11, Fa0/12, Fa0/13, Fa0/14, Fa0/15, Fa0/16, Fa0/18, Fa0/19, Fa0/20, Fa0/21, Fa0/22, Fa0/23 2 vlan2 active 6 vlan6 active Fa0/1, Fa0/24, Gi0/1 7 vlan7 active 8 VLAN0008 active 11 elan1 active 12 VLAN0012 active 14 VLAN0014 active 18 vlan18-spnms active 19 vlan19-spnms active 20 vlan20-spnms active 21 vlan21-spnms active 41 URT_Logon active 42 URT_Priveleged active 43 URT_12_Logon active 44 URT_12_Priveleged active 100 vlan-100 active Fa0/2, Fa0/4, Fa0/17 101 VLAN0101 active 123 VLAN0123 active 401 VLAN0401 active 1002 fddi-default active 1003 token-ring-default active 1004 fddinet-default active 1005 trnet-default active
この情報を、最初に収集した SNMP 出力と比較します。VLAN 名と番号がこれらの値と一致します。
現在、この設定に関する特定のトラブルシューティング情報はありません。