潜在的なメモリリーク
ICSeverity
4 – 警告
影響
高 – メモリリークによりデバイス全体がクラッシュし、デバイスがクリティカルな場合はネットワークが停止する可能性がある
説明
Polarisソフトウェアバージョン16.3.3以前を実行するCisco Catalyst 3850/3650スイッチでは、platform_mgrプロセスによるメモリ使用量の増加を示すメモリリークが発生する場合があります。この問題の詳細については、『Cisco Field Notice FN70110』および『不具合CSCvd45973』を参照してください。警告のしきい値は90 %です。次のいずれかのメッセージがログに表示されます。%PLATFORM-4-ELEMENT_WARNING:Switch 1 R0/0: smand: 1/RP/0: Used Memory value 91%が警告レベル90%を超えているか、%PLATFORM-3-ELEMENT_CRITICAL:Switch 1 R0/0: smand: 1/RP/0: Used Memory value 96%がCritical level 95%を超えています。
Syslogメッセージ
PLATFORM-4-ELEMENT_WARNING
メッセージサンプル
Apr 10:10:10 <> %PLATFORM-4-ELEMENT_WARNING: Switch 1 R0/0: smand: 1/RP/0: Used Memory value 91% exceeds warning level 90% THIS IS A SAMPLE MESSAGE
製品ファミリ
- Cisco Catalyst 3850 シリーズ スイッチ
- Cisco Catalyst 3650 シリーズ スイッチ
正規表現
N/A
推奨事項
syslogメッセージは、指定されたコンポーネント(この場合はルートプロセッサ)の使用済みメモリが、容量に近づき、事前定義された警告しきい値である90 %を超過したことを示しています。メモリ使用量が増加し続けると、デバイスのパフォーマンスに影響を与え、最終的にはサービスを中断するメモリ不足状態が発生する可能性があるため、この状態は監視する必要があります。デバイスのリロードでは、次のコマンドを使用して、ソフトウェアからメモリリークの問題をクリアすることにより、一時的な緩和を提供できます。router# reloadただし、根本的な状態がまだ存在しているため、恒久的な解決策はソフトウェアのアップグレードのみです。この問題は、16.5.x、16.6.x、およびそれ以降のリリースを実行しているスイッチには影響しません
コマンド
#router
#show version router
#show platform router
#show logging router
#show platform software process list switch active R0 sort memory