このドキュメントでは、Cisco Catalyst 5500 と Catalyst 3500XL スイッチ間での InterSwitch Link Protocol(ISL)と IEEE 802.1Q トランキングの設定例について説明します。このドキュメントでは、各コマンドの実行結果を示します。このドキュメントで説明するシナリオでは、次のいずれのスイッチを使用しても同じ結果を得ることができます。
Catalyst OS(CatOS)が稼働する Catalyst 4500/4000 および 6500/6000 シリーズ スイッチ
Catalyst 5500/5000 シリーズの他のメンバ
任意の Catalyst レイヤ 2 固定構成スイッチ
2900/3500XL、2940、2950/2955、および 2970 を含む Catalyst レイヤ 2 固定構成スイッチ
このドキュメントの先に進む前に、『VLAN トランキング プロトコル サポート』を参照してください。
このドキュメントに特有の要件はありません。
このドキュメントの例を作成するにあたっては、ラボ環境で次のスイッチをクリアな(デフォルト)設定で使用しています。
Cisco IOS®ソフトウェアリリース12.0(5)WC7が稼働するCatalyst 3524XLスイッチ
CatOS 6.4(2) ソフトウェアが稼働している Catalyst 5500 スイッチ
このドキュメントの設定は、外部に接続されていないラボ環境で実装されたものです。どのような作業についても、ネットワークに対する潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。すべてのデバイス上の設定は、Catalyst 5500 スイッチでは clear config all コマンド、Catalyst 3524XL スイッチでは write erase コマンドを使用してクリアし、確実にデフォルトの設定になるようにしています。
ドキュメント表記の詳細は、「シスコ テクニカル ティップスの表記法」を参照してください。
トランキングとは、複数の VLAN からのトラフィックを、2 台のデバイス間のポイントツーポイント リンクで伝送する方法です。イーサネット トランキングは、次の 2 つの方法で実装できます。
ISL(Cisco 独自のプロトコル)
IEEE 802.1Q 規格
このドキュメントでは、Catalyst 3500 と Catalyst 5500 スイッチ間の単一リンクを経由して 2 つの VLAN からのトラフィックを伝送するトランクを作成しています。2 つの VLAN 間でのルーティング方法に関する情報は、この文書の範囲外です。
Catalyst 2940/2950/2955/2970 スイッチの場合:
Catalyst 2940 および 2950/2955 シリーズのスイッチでサポートされているのは、802.1Q トランキングだけです。これらのスイッチでは ISL トランキングはサポートされていません。
Catalyst 2970 シリーズのスイッチは、ISL と 802.1Q の両方のトランキングをサポートしています。
Catalyst 2900XL/3500XL スイッチの場合:
Catalyst 2900XL/3500XL スイッチは、Dynamic Trunking Protocol(DTP; ダイナミック トランキング プロトコル)をサポートしていません。 トランク リンクの反対側で、switchport trunk コマンドの nonegotiate オプションを使用してください。nonegotiate オプションを使用すると、XL スイッチが処理できないピアからの DTP フレームの受信を防止できます。
注:4 MB DRAM Catalyst 2900XLスイッチでは、次のトランキング対応モジュールでのみトランキングがサポートされています。
WS-X2914-XL-V
WS-X2922-XL-V
WS-X2924-XL-V
WS-X2931-XL
WS-X2932-XL
トランキングをサポートするスイッチ モデルの最新リストについては、次の表を参照してください。
スイッチのモデル | ISL トランキングに最低限必要な Cisco IOS ソフトウェア リリース | 802.1Q トランキングに最低限必要な Cisco IOS ソフトウェア リリース | トランキング(ISL/802.1Q)に必要な現在の Cisco IOS ソフトウェア リリース |
---|---|---|---|
WS-C2916M-XL(4 MB スイッチ) | Cisco IOS ソフトウェア リリース 11.2(8)SA4, Enterprise Edition | Cisco IOS ソフトウェア リリース 11.2(8)SA5, Original Edition | Cisco IOS ソフトウェア リリース 11.2(8.6)SA6, Original Edition |
WS-C2912-XL WS-C2924-XL WS-C2924C-XL WS-C2924M-XL WS-C2912MF-XL | Cisco IOS ソフトウェア リリース 11.2(8)SA4, Enterprise Edition | Cisco IOS ソフトウェア リリース 11.2(8)SA5, Original Edition | Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.0(5)WC(1) 以降 |
WS-C2924M-XL-DC | Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.0(5)XU | Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.0(5)XU | Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.0(5)WC(1) 以降 |
WS-C3508G-XL WS-C3512-XL WS-C3524-XL | Cisco IOS ソフトウェア リリース 11.2(8)SA4, Enterprise Edition | Cisco IOS ソフトウェア リリース 11.2(8)SA5, Original Edition | Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.0(5)WC(1) 以降 |
WS-C3548-XL | Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.0(5)XP, Enterprise Edition | Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.0(5)XP, Enterprise Edition | Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.0(5)WC(1) 以降 |
WS-C3524-PWR-XL WS-C3524-PWR-XL | Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.0(5)XU | Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.0(5)XU | Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.0(5)WC(1) 以降 |
WS-C2940-8TF-S WS-C2940-8TT-S | ISL 非サポート | Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.1(13)AY | 802.1QではCisco IOSソフトウェアリリース12.1(13)AY以降、ISLはサポートされていません |
WS-C2950-12 WS-C2950-24 WS-C2950C-24 WS-C2950T-24 WS-C2955T-12 WS C2955C-12 WS-C2955S-12 | ISL 非サポート | Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.0(5)WC(1) | 802.1QではCisco IOSソフトウェアリリース12.0(5)WC(1)以降、ISLはサポートされていません |
WS-C2970G-24T-E | Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.1(11)AX | Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.1(11)AX | Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.1(11)AX 以降 |
注:この表では、WS-C2916M-XLだけが4 MB DRAMスイッチです。リストされているその他のスイッチは、すべて 8MB DRAM スイッチです。スイッチの DRAM が 4 MB か 8 MB かを判断するには、ユーザレベルの show version コマンドを発行します。詳細は、『コマンドラインインターフェイスを使用したCatalyst 2900XLおよび3500XLスイッチでのソフトウェアのアップグレード』の「コマンドラインインターフェイスを使用したスイッチメモリの量の判別方法」セクションを参照してください。
Catalyst 4500/4000、5500/5000、および 6500/6000 スイッチの場合:
Catalyst 4500/4000 シリーズ(Catalyst 2948G および Catalyst 2980G を含む)でサポートされるのは、802.1Q トランキングだけです。このシリーズでは ISL トランキングはサポートされていません。
Catalyst 6500/6000 シリーズ スイッチ上のどのイーサネット ポートでも、802.1Q または ISL のいずれかのカプセル化がサポートされています。
Catalyst 5500/5000 のトランク対応ポートでは、ISL カプセル化だけがサポートされている場合と、ISL と 802.1Q のいずれかがサポートされている場合があります。このサポート シナリオはモジュールによって異なります。サポートを確認するには、show port capabilities コマンドを発行します。コマンド出力にトランキング キャパシティが明示的に表示されます。以下が一例です。
cat5509 show port capabilities 3 Model WS-X5234 Port 3/1 Type 10/100BaseTX Speed auto,10,100 Duplex half,full Trunk encap type 802.1Q,ISL !--- This port supports both 802.1Q and ISL. Trunk mode on,off,desirable,auto,nonegotiate Channel 3/1-2,3/1-4 Broadcast suppression percentage(0-100) Flow control receive-(off,on),send-(off,on) Security yes Membership static,dynamic Fast start yes QOS scheduling rx-(none),tx-(1q4t) CoS rewrite yes ToS rewrite IP-Precedence Rewrite yes UDLD yes AuxiliaryVlan 1..1000,untagged,dot1p,none SPAN source,destination
トランク リンクの両側でトランキング モードが一致していることを確認してください。リンクの片側を ISL トランクとして設定した場合は、リンクの反対側も ISL として設定します。同様に、リンクの片側を 802.1Q として設定した場合は、リンクの反対側も 802.1Q として設定します。
このセクションでは、このドキュメントで説明する機能を設定するために必要な情報を提供しています。
注: このドキュメントで使用されているコマンドの詳細を調べるには、Command Lookup Tool(登録ユーザ専用)を使用してください。
このドキュメントでは、次のネットワーク セットアップを使用します。
このドキュメントでは、次のスイッチ設定を使用します。
このドキュメントでは、次の設定をスイッチに適用しています。
VLAN Trunk Protocol(VTP)モードをスイッチで設定します。
第 2 の VLAN(VLAN 2)をスイッチで追加します。
注:これらのVLANにポートを追加します。
スイッチを相互接続するファースト イーサネット リンク上で ISL または 802.1Q を使用したトランキングを有効にします。
これにより、このトランクはすべての VLAN のトラフィックを伝送できるようになります。
ワークステーションが接続されているポート上でスパニングツリー PortFast を有効にします。
トポロジに応じて、Catalyst 5500 上のポート 3/2 と 3/3 と、Catalyst 3524XL スイッチ上のポート FastEthernet0/2 と FastEthernet0/3 でスパニング ツリー PortFast を有効にします。
この手順では、トランキングを設定するために必要なコマンドを示しています。それぞれのステップには、Cisco IOS ソフトウェア コマンドと CatOS コマンドが含まれています。コマンドの選択は、スイッチで稼働しているソフトウェアに基づいて行います。
両方のスイッチで VTP を設定します。
この例では、VTP モードを透過モードに設定します。スイッチは、クライアントまたはサーバのいずれかとして設定することもできます。詳細については、『VLAN の作成と保守』を参照してください。
Cisco IOS ソフトウェア
IOSSwitch#vlan database 3524xl(vlan)#vtp transparent Setting device to VTP TRANSPARENT mode.
CatOS
CatOSSwitch> (enable) set vtp mode transparent VTP domain modified
追加の VLAN を作成します。
この例のように VTP モードが透過モードである場合は、両方のスイッチでこのステップを実行する必要があります。それ以外のモードの場合、追加 VLAN は、VTP サーバ スイッチだけで定義すれば済みます。
Cisco IOS ソフトウェア
IOSSwitch(vlan)#vlan 2 VLAN 2 added: Name: VLAN0002 IOSSwitch(vlan)#exit APPLY completed. Exiting....
CatOS
CatOSSwitch(enable) set vlan 2 VTP advertisements transmitting temporarily stopped, and will resume after the command finishes. Vlan 2 configuration successful
いくつかのポートを VLAN に割り当てると同時に、必要な場合はこれらのポートで PortFast を有効にします。
Cisco IOS ソフトウェア
IOSSwitch(config)#interface fastethernet 0/2 IOSSwitch(config-if)#switchport access vlan 2 IOSSwitch(config-if)#spanning-tree portfast %Warning: portfast enabled on FastEthernet0/2. !--- Usually, you need to enable PortFast on ports that connect !--- to a single host. When you have enabled PortFast, !--- hubs, concentrators, switches, and bridges that connect to this !--- interface can cause temporary spanning tree loops. !--- Use PortFast with CAUTION. IOSSwitch(config-if)#exit
CatOS
CatOSSwitch> (enable) set vlan 2 3/2 Vlan 2 configuration successful VLAN 2 modified. VLAN 1 modified. VLAN Mod/Ports ---- ----------------------- 2 3/2 CatOSSwitch> (enable) set spantree portfast 3/2 enable
ポートでトランキングを有効にします。
Cisco IOS ソフトウェア
IOSSwitch(config)#interface fastethernet 0/1 IOSSwitch(config-if)#switchport mode trunk
CatOS
このステップは、CatOS スイッチでは省略してください。ステップ 5 で、ポートをトランクとして指定し、同時にカプセル化を定義します。
トランキングのカプセル化を ISL または 802.1Q(dot1q)のいずれかとして入力します。
Cisco IOS ソフトウェア
IOSSwitch(config-if)#switchport trunk encapsulation isl OR IOSSwitch(config-if)#switchport trunk encapsulation dot1q
注:2940/2950スイッチの場合は、これらのswitchportコマンドを使用しないでください。Catalyst 2940/2950 スイッチでサポートされているのは、802.1Q カプセル化だけです。switchport mode trunk コマンドを使用してインターフェイスでトランキングを有効にすると、自動的に 802.1Q カプセル化が設定されます。
CatOS
CatOSSwitch> (enable) set trunk 3/1 nonegotiate isl Port(s) 3/1 trunk mode set to nonegotiate. Port(s) 3/1 trunk type set to Isl. !--- This switch connects to a 2900XL. !--- Therefore, you must use the nonegotiate option. CatOSSwitch> (enable)
または
!--- If you want to configure 802.1Q trunking instead, !--- issue this command: CatOSSwitch>(enable) set trunk 3/1 nonegotiate dot1q
トランキングモードには、次のようなオプションがあります。on、off、auto、desirable、auto、nonegotiateそれぞれの詳細は、設定するスイッチ製品に該当する CatOS ソフトウェアの設定のページを参照してください。
802.1Q の場合は、リンクの両側でネイティブ VLAN が一致することを確認する必要があります。デフォルトでのネイティブ VLAN は 1、または、ポートに設定されている VLAN になります。ネットワーク上で VLAN 1 以外をネイティブ VLAN にする必要がある場合は、ネイティブ VLAN を変更できます。デフォルトのネイティブ VLAN を変更する場合は、リンクの反対側でもネイティブ VLAN を変更する必要があります。ネイティブ VLAN を変更するには、次のいずれかのコマンドを発行します。
Cisco IOS ソフトウェア
switchport trunk native vlan vlan-ID
CatOS
set vlan vlan-ID module/port
注:このコマンドのmodule/portは、トランクポートです。
注:この出力は、3524XLスイッチでのコマンドの発行を示しています。青字で記されたコメントは、特定のコマンドとステップを説明するためのものです。
Catalyst 3524XL |
---|
3524xl#show running-config Building configuration... Current configuration: ! version 12.0 no service pad service timestamps debug uptime service timestamps log uptime no service password-encryption ! hostname 3524xl ! no logging console enable password mysecret ! ! ! ! ! ip subnet-zero ! ! ! interface fastethernet0/1 switchport mode trunk ! !--- If you have configured 802.1Q, !--- you instead see this output !--- under interface fastethernet0/1: !--- interface fastethernet0/1 !--- switchport trunk encapsulation dot1q !--- switchport mode trunk ! interface fastethernet0/2 switchport access vlan 2 spanning-tree portfast ! interface fastethernet0/3 spanning-tree portfast ! interface fastethernet0/4 ! !--- Output suppressed. ! interface VLAN1 ip address 10.10.10.2 255.255.255.0 no ip directed-broadcast no ip route-cache ! ! line con 0 transport input none stopbits 1 line vty 0 4 password mysecret login line vty 5 15 login ! end |
注:この出力は、5500スイッチでのコマンドの発行を示しています。青字で記されたコメントは、特定のコマンドとステップを説明するためのものです。
Catalyst 5500 |
---|
cat5509> (enable) show config This command shows non-default configurations only. Use 'show config all' to show both default and non-default configurations. ........ .................. .. begin ! # ***** NON-DEFAULT CONFIGURATION ***** ! ! ! set enablepass $2$FNl3$8MSzcpVMg1H2aWfll13aZ. ! #system set system name cat5509 ! #frame distribution method set port channel all distribution mac both ! #vtp set vtp mode transparent set vlan 1 name default type ethernet mtu 1500 said 100001 state active set vlan 2 set vlan 1002 name fddi-default type fddi mtu 1500 said 101002 state active set vlan 1004 name fddinet-default type fddinet mtu 1500 said 101004 state active stp ieee set vlan 1005 name trnet-default type trbrf mtu 1500 said 101005 state active stp ibm set vlan 1003 name token-ring-default type trcrf mtu 1500 said 101003 state active mode srb aremaxhop 7 stemaxhop 7 backupcrf off ! #ip set interface sc0 1 10.10.10.3/255.255.255.0 10.10.10.255 ! ! # default port status is enable ! ! #module 1 : 4-port 10/100BaseTX Supervisor ! #module 2 : 3-port 1000BaseX Ethernet ! #module 3 : 24-port 10/100BaseTX Ethernet set vlan 2 3/2 set trunk 3/1 nonegotiate isl 1-1005 !--- If you have configured 802.1Q trunk, !--- this line displays as: !--- set trunk 3/1 nonegotiate dot1q 1-1005 set spantree portfast 3/2-3 enable ! #module 4 empty ! #module 5 empty ! #module 6 : 24-port 10BaseF Ethernet ! #module 7 empty ! #module 8 : 24-port 10/100BaseTX Ethernet ! #module 9 empty end cat5509> (enable) |
このセクションでは、設定が正しく動作していることを確認するために使用できる情報を提供しています。
一部の show コマンドはアウトプット インタープリタ ツールによってサポートされています(登録ユーザ専用)。このツールを使用することによって、show コマンド出力の分析結果を表示できます。
Catalyst 2900XL/3500XL/2950 スイッチの場合:
show interfaces {fastethernet | gigabitethernet} module/port switchport
show vlan
show vtp status
Catalyst 5500/5000 スイッチの場合:
show port capabilities module/port
show port module/port
show trunk module/port
show vtp domain
show interfaces {fastethernet | gigabitethernet} module/port switchport
このコマンドは、ポートの管理ステータスおよび動作ステータスを確認するために使用します。また、トランクの両側でネイティブ VLAN が一致していることを確認する場合にも、このコマンドを使用します。ポートが 802.1Q トランキング モードに設定されている場合、ネイティブ VLAN はタグなしのトラフィックを処理します。ネイティブ VLAN についての詳細は、『VLAN の作成と保守』を参照してください。
3524xl#show interfaces fastethernet 0/1 switchport Name: Fa0/1 Switchport: Enabled Administrative mode: trunk Operational Mode: trunk Administrative Trunking Encapsulation: isl Operational Trunking Encapsulation: isl Negotiation of Trunking: Disabled Access Mode VLAN: 0 ((Inactive)) Trunking Native Mode VLAN: 1 (default) Trunking VLANs Enabled: ALL Trunking VLANs Active: 1,2 Pruning VLANs Enabled: 2-1001 Priority for untagged frames: 0 Override vlan tag priority: FALSE Voice VLAN: none Appliance trust: none Self Loopback: No
注:802.1Qトランキングの場合、show interfaces {fastethernet | gigabitethernet} module/port switchportコマンドは次の方法で変更されます。
3524xl#show interfaces fastethernet 0/1 switchport Name: Fa0/1 Switchport: Enabled Administrative mode: trunk Operational Mode: trunk Administrative Trunking Encapsulation: dot1q Operational Trunking Encapsulation: dot1q Negotiation of Trunking: Disabled Access Mode VLAN: 0 ((Inactive)) Trunking Native Mode VLAN: 1 (default) Trunking VLANs Enabled: ALL Trunking VLANs Active: 1,2 Pruning VLANs Enabled: 2-1001 Priority for untagged frames: 0 Override vlan tag priority: FALSE Voice VLAN: none Appliance trust: none Self Loopback: No
show vlan
このコマンドは、インターフェイス(ポート)が正しい VLAN に属していることを確認するために使用します。この例では、インターフェイス Fa0/2 だけが VLAN 2 に属し、残りのインターフェイスは VLAN 1 のメンバです。
3524xl#show vlan VLAN Name Status Ports ---- -------------------------------- --------- ------------------------------- 1 default active Fa0/3, Fa0/4, Fa0/5, Fa0/6, Fa0/7, Fa0/8, Fa0/9, Fa0/10, Fa0/11, Fa0/12, Fa0/13, Fa0/14, Fa0/15, Fa0/16, Fa0/17, Fa0/18, Fa0/19, Fa0/20, Fa0/21, Fa0/22, Fa0/23, Fa0/24, Gi0/1, Gi0/2 2 VLAN0002 active Fa0/2 1002 fddi-default active 1003 token-ring-default active 1004 fddinet-default active 1005 trnet-default active !--- Output suppressed.
show vtp status
このコマンドは、スイッチ上の VTP 設定をチェックするために使用します。この例では、VTP モードは Transparent です。正しい VTP モードは、使用しているネットワークのトポロジによって異なります。VTP についての詳細は、『VLAN の作成と保守』を参照してください。
3524xl#show vtp status VTP Version : 2 Configuration Revision : 0 Maximum VLANs supported locally : 254 Number of existing VLANs : 6 VTP Operating Mode : Transparent VTP Domain Name : VTP Pruning Mode : Disabled VTP V2 Mode : Disabled VTP Traps Generation : Disabled MD5 digest : 0x74 0x79 0xD3 0x08 0xC0 0x82 0x68 0x63 Configuration last modified by 10.10.10.2 at 3-1-93 00:05:30
show port capabilities module/port
このコマンドは、ポートがトランキング対応になっているかどうかをチェックするために使用します。
cat5509 show port capabilities 3/1 Model WS-X5234 Port 3/1 Type 10/100BaseTX Speed auto,10,100 Duplex half,full Trunk encap type 802.1Q,ISL Trunk mode on,off,desirable,auto,nonegotiate Channel 3/1-2,3/1-4 Broadcast suppression percentage(0-100) Flow control receive-(off,on),send-(off,on) Security yes Membership static,dynamic Fast start yes QOS scheduling rx-(none),TX(1q4t) COs rewrite yes ToS rewrite IP-Precedence Rewrite yes UDLD yes AuxiliaryVlan 1..1000,untagged,dot1p,none SPAN source,destination
show port module/port
cat5509> (enable) show port 3/1 Port Name Status Vlan Level Duplex Speed Type ----- ------------------ ---------- ---------- ------ ------ ----- ------------ 3/1 connected trunk normal a-full a-100 10/100BaseTX Port AuxiliaryVlan AuxVlan-Status ----- ------------- -------------- 3/1 none none Port Security Violation Shutdown-Time Age-Time Max-Addr Trap IfIndex ----- -------- --------- ------------- -------- -------- -------- ------- 3/1 disabled shutdown 0 0 1 disabled 12 Port Num-Addr Secure-Src-Addr Age-Left Last-Src-Addr Shutdown/Time-Left ----- -------- ----------------- -------- ----------------- ------------------ 3/1 0 - - - - - !--- Output suppressed.
show trunk module/port
このコマンドは、トランキングのステータスと設定を確認するために使用します。
cat5509> (enable) show trunk * - indicates vtp domain mismatch Port Mode Encapsulation Status Native vlan -------- ----------- ------------- ------------ ----------- 3/1 nonegotiate isl trunking 1 Port Vlans allowed on trunk -------- --------------------------------------------------------------------- 3/1 1-1005 Port Vlans allowed and active in management domain -------- --------------------------------------------------------------------- 3/1 1-2 Port Vlans in spanning tree forwarding state and not pruned -------- --------------------------------------------------------------------- 3/1 1-2
注:802.1Qトランキングの場合、このコマンドの出力は次のように変わります。
cat5509> (enable) show trunk * - indicates vtp domain mismatch Port Mode Encapsulation Status Native vlan -------- ----------- ------------- ------------ ----------- 3/1 nonegotiate dot1q trunking 1 Port Vlans allowed on trunk -------- --------------------------------------------------------------------- 3/1 1-1005 Port Vlans allowed and active in management domain -------- --------------------------------------------------------------------- 3/1 1-2 Port Vlans in spanning tree forwarding state and not pruned -------- --------------------------------------------------------------------- 3/1 1-2
show vtp domain
cat5509> (enable) show vtp domain DomainName Domain Index VTP Version Local Mode Password -------------------------------- ------------ ----------- ----------- ---------- 1 2 Transparent - Vlan-count Max-vlan-storage Config Revision Notifications ---------- ---------------- --------------- ------------- 6 1023 0 disabled Last Updater V2 Mode Pruning PruneEligible on Vlans --------------- -------- -------- ------------------------- 10.10.10.3 disabled disabled 2-1000
現在、この設定に関する特定のトラブルシューティング情報はありません。