EtherChannel ではファースト イーサネットまたはギガビット イーサネットの複数の物理リンクを組み合わせて 1 つの論理チャネルを形成することができます。論理チャネルを使用すると、チャネル内の各リンクのトラフィックを負荷分散できるだけでなく、リンク内の 1 つ以上のリンクに障害が発生した場合に冗長性を確保することもできます。イーサチャネルは、LAN スイッチ、ルータ、サーバ、およびクライアントを、シールドなしツイストペア(UTP)配線や、シングルモードおよびマルチモードのファイバで相互接続するために使用できます。
このドキュメントに特有の要件はありません。
このドキュメントの情報は、次のソフトウェアとハードウェアのバージョンに基づいています。
スイッチ内のスーパーバイザ エンジンに適合したコンソール ケーブル
詳細については、『Catalyst スイッチのコンソール ポートへの端末の接続』文書の「使用されるコンポーネント」の項を参照してください。
ラボ環境における、デフォルト設定の Catalyst 5505 スイッチ 2 台
デフォルト設定を保証するためにスイッチ上で clear config all コマンドが入力されています。
それぞれの Catalyst 5505 で EtherChannel が可能なファスト イーサネット モジュール
EtherChannel の接続に使用する 4 本の RJ-45 イーサネット クロスオーバー ケーブル
イーサネット クロスオーバー ケーブルのピン割り当てについては、『付録 A:イーサネット クロスオーバー ケーブル』を参照してください。
このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期(デフォルト)設定の状態から起動しています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、どのようなコマンドについても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。
ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。
EtherChannel は重要なネットワーク デバイス間の帯域幅を集約する簡単な方法です。Catalyst 5500/5000 では、200 Mbps リンク(400 Mbps、全二重)を構成する 2 つのポートまたは 400 Mbps リンク(800 Mbps、全二重)を構成する 4 つのポートからチャネルを構築できます。 一部のカードとプラットフォームは、ギガビット EtherChannel もサポートしており、1 つの EtherChannelで 2 ~ 8 個のポートを使用することができます。概念は、含まれるリンクの速度や数に関係なく、同じです。通常、スパニング ツリー プロトコル(STP)では、2 つのデバイス間のこれらの冗長リンクがループであると見なされ、冗長リンクがブロッキング モードに移行されます。これにより、実質的にリンクが非アクティブになります(メイン リンクで障害が発生した場合はバックアップ機能のみが提供されます)。 Catalyst OS(CatOS)ソフトウェア バージョン 3.1(1) 以降では、STP がチャネルを 1 つの大きなリンクとして扱うため、チャネル内のすべてのポートを同時にアクティブにすることができます。
このドキュメントでは、2 つの Catalyst 5500/5000 スイッチ間で EtherChannel を設定する手順を説明しながら、発行したコマンドの結果を示します。このドキュメントが提供するシナリオで CatOS を実行している Catalyst 4500/4000 および 6500/6000 スイッチを使用すれば、同じ結果を得ることができます。Catalyst 2900XL と Catalyst 1900/2820 では、コマンド構文は異なりますが、EtherChannel の概念は同じです。Cisco IOS® システム ソフトウェアを実行している Catalyst 6500/6000 シリーズ スイッチの EtherChannel のガイドラインと設定情報については、『サンプル設定:CatOS および Cisco IOS ソフトウェアが稼働する Catalyst スイッチ間の EtherChannel』を参照してください。
Catalyst 6500 CatOS と Cisco IOS ソフトウェア プラットフォームの概要と比較については、『Cisco Catalyst 6500 シリーズの Cisco Catalyst オペレーティング システムと Cisco IOS オペレーティング システムの比較』を参照してください。
適切なコマンドを実行すれば、EtherChannel を手動で設定できます。また、自動設定の場合は、Port Aggregation Protocol(PAgP)を使用して相手側とチャネルをネゴシエートするようにスイッチに指示します。 EtherChannel の手動設定は複雑になる場合があるため、できるだけ、PAgP の desirable モードを使用して EtherChannel を設定します。この文書では、EtherChannel の手動設定の例と PAgP を使用した EtherChannel 設定の例を紹介します。この文書には、EtherChannel をトラブルシューティングする方法と EtherChannel でトランキングを使用する方法が含まれています。この文書内の EtherChannel、Fast EtherChannel、Gigabit EtherChannel、およびチャネルという用語はすべて EtherChannel を意味します。
ここでのネットワーク セットアップはテスト環境を想定しています。
clear config all コマンドを使用してスイッチの設定をクリアしてから、set system name コマンドを使用してプロンプトを変更しました。スイッチAに対してset interface sc0 172.16.84.6 255.255.255.0コマンドを使用し、スイッチBに対してset interface sc0 172.16.84.17 255.255.255.0コマンドを使用して、管理目的でスイッチににIPアドレスとマスクが割割割割かれました。両方のスイッチでSET IP ROUTE DEFAULT 172.16.84.1コマンドを使用します。
デフォルト状態から開始するためにスイッチ設定をクリアしました。コマンド ラインのプロンプトから識別するための名前をスイッチに割り当てました。テスト用にスイッチ間で ping するために、IP アドレスを割り当てました。デフォルト ゲートウェイは使用されていません。
コマンドの多くでは、説明に必要のない出力も表示されます。この文書では、関係のない出力が省略されています。
EtherChannel を手動で設定するには、次の手順を実行します。
show version コマンドと show module コマンドを発行します。
show version コマンドは、スイッチが実行しているソフトウェア バージョンを表示します。show module コマンドは、スイッチにインストールされているモジュールを一覧します。
Switch-A> show version WS-C5505 Software, Version McpSW: 4.5(1) NmpSW: 4.5(1) !--- This is the software version that runs on the switch. Copyright (c) 1995-1999 by Cisco Systems NMP S/W compiled on Mar 29 1999, 16:09:01 MCP S/W compiled on Mar 29 1999, 16:06:50 System Bootstrap Version: 3.1.2 Hardware Version: 1.0 Model: WS-C5505 Serial #: 066507453 Mod Port Model Serial # Versions --- ---- ---------- --------- ---------------------------------------- 1 0 WS-X5530 006841805 Hw : 1.3 Fw : 3.1.2 Fw1: 3.1(2) Sw : 4.5(1) 2 24 WS-X5225R 012785227 Hw : 3.2 Fw : 4.3(1) SW : 4.5(1) DRAM FLASH NVRAM Module Total Used Free Total Used Free Total Used Free ------ ------- ------- ------- ------- ------- ------- ----- ----- ----- 1 32640K 13650K 18990K 8192K 4118K 4074K 512K 108K 404K Uptime is 0 day, 3 hours, 32 minutes Switch-A> show module Mod Module-Name Ports Module-Type Model Serial-Num Status --- ------------------- ----- --------------------- --------- --------- ------- 1 0 Supervisor III WS-X5530 006841805 ok !--- These are the modules that are installed on the switch. 2 24 10/100BaseTX Ethernet WS-X5225R 012785227 OK Mod MAC-Address(es) Hw Fw SW --- -------------------------------------- ------ ---------- ----------------- 1 00-90-92-b0-84-00 to 00-90-92-b0-87-ff 1.3 3.1.2 4.5(1) 2 00-50-0f-b2-e2-60 to 00-50-0f-b2-e2-77 3.2 4.3(1) 4.5(1) Mod Sub-Type Sub-Model Sub-Serial Sub-Hw --- -------- --------- ---------- ------ 1 NFFC WS-F5521 0008728786 1.0 Switch-B> show version WS-C5505 Software, Version McpSW: 4.5(1) NmpSW: 4.5(1) !--- This is the software version that runs on the switch. Copyright (c) 1995-1999 by Cisco Systems NMP S/W compiled on Mar 29 1999, 16:09:01 MCP S/W compiled on Mar 29 1999, 16:06:50 System Bootstrap Version: 5.1(2) Hardware Version: 1.0 Model: WS-C5505 Serial #: 066509957 Mod Port Model Serial # Versions --- ---- ---------- --------- ---------------------------------------- 1 0 WS-X5530 008592453 Hw : 2.3 Fw : 5.1(2) Fw1: 4.4(1) SW : 4.5(1) 2 24 WS-X5234 015388641 Hw : 1.0 Fw : 4.5(2) SW : 4.5(1) DRAM FLASH NVRAM Module Total Used Free Total Used Free Total Used Free ------ ------- ------- ------- ------- ------- ------- ----- ----- ----- 1 32640K 13548K 19092K 8192K 7300K 892K 512K 119K 393K Uptime is 0 day, 3 hours, 36 minutes Switch-B> show module Mod Module-Name Ports Module-Type Model Serial-Num Status --- ------------------- ----- --------------------- --------- --------- ------- 1 0 Supervisor III WS-X5530 008592453 OK !--- These are the modules that are installed on the switch. 2 24 10/100BaseTX Ethernet WS-X5234 015388641 OK Mod MAC-Address(Es) Hw Fw SW --- -------------------------------------- ------ ---------- ----------------- 1 00-10-0d-b2-8c-00 to 00-10-0d-b2-8f-ff 2.3 5.1(2) 4.5(1) 2 00-d0-bc-03-58-98 to 00-d0-bc-03-58-af 1.0 4.5(2) 4.5(1) Mod Subtype Sub-Model Sub-Serial Sub-Hw --- -------- --------- ---------- ------ 1 EARL 1+ WS-F5520 0011591025 1.1
EtherChannel がポートでサポートされていることを確認します。
注:show port capabilitiesコマンドは、CatOSソフトウェアバージョン4.x以降で使用できます。4.x 以前のソフトウェア バージョンを使用している場合は、このステップを省略する必要があります。すべてのファースト イーサネット モジュールが EtherChannel をサポートしているわけではありません。オリジナルの EtherChannel モジュールの中には、左下隅(スイッチ内のモジュールに向かって)に「Fast EtherChannel」と印刷されており、機能がサポートされていることを確認できるものもあります。ただし、この表記規定は後発のモジュールには適用されていません。このテスト内のモジュールには「Fast EtherChannel」の表示はありませんが、機能自体はサポートされています。
Switch-A> show port capabilities 2/1 Model WS-X5225R Port 2/1 Type 10/100BaseTX Speed auto,10,100 Duplex half,full Trunk encap type 802.1Q,ISL Trunk mode on,off,desirable,auto,nonegotiate Channel 2/1-2,2/1-4 !--- This indicates that EtherChannel can be configured on port 2/1 !--- with two or four contiguous ports. Broadcast suppression percentage(0-100) Flow control receive-(off,on),send-(off,on) Security yes Membership static,dynamic Fast start yes Rewrite yes Switch-B> show port capabilities 2/1 Model WS-X5234 Port 2/1 Type 10/100BaseTX Speed auto,10,100 Duplex half,full Trunk encap type 802.1Q,ISL Trunk mode on,off,desirable,auto,nonegotiate !--- This indicates that EtherChannel can be configured on port 2/1 !--- with two or four contiguous ports. Channel 2/1-2,2/1-4 Broadcast suppression percentage(0-100) Flow control receive-(off,on),send-(off,on) Security yes Membership static,dynamic Fast start yes Rewrite no
EtherChannel をサポートしていないポートの場合は、次のように表示されます。
Switch> show port capabilities 2/1 Model WS-X5213A Port 2/1 Type 10/100BaseTX Speed 10,100,auto Duplex half,full Trunk encap type ISL Trunk mode on,off,desirable,auto,nonegotiate Channel no !--- This indicates that EtherChannel is not supported on this port !--- or module. Broadcast suppression pps(0-150000) Flow control no Security yes Membership static,dynamic Fast start yes
ポートが接続され、動作していることを確認します。
ケーブルを接続する前のポートのステータスは次のとおりです。
Switch-A> show port Port Name Status Vlan Level Duplex Speed Type ----- ------------------ ---------- ---------- ------ ------ ----- ------------ 2/1 notconnect 1 normal auto auto 10/100BaseTX 2/2 notconnect 1 normal auto auto 10/100BaseTX 2/3 notconnect 1 normal auto auto 10/100BaseTX 2/4 notconnect 1 normal auto auto 10/100BaseTX
2 つのスイッチ間にケーブルを接続後のステータスは次のとおりです。
1999 Dec 14 20:32:44 %PAGP-5-PORTTOSTP:Port 2/1 joined bridge port 2/1 1999 DEC 14 20:32:44 %PAGP-5-PORTTOSTP:Port 2/2 joined bridge port 2/2 1999 DEC 14 20:32:44 %PAGP-5-PORTTOSTP:Port 2/3 joined bridge port 2/3 1999 DEC 14 20:32:44 %PAGP-5-PORTTOSTP:Port 2/4 joined bridge port 2/4 Switch-A> show port Port Name Status Vlan Level Duplex Speed Type ----- ------------------ ---------- ---------- ------ ------ ----- ------------ 2/1 connected 1 normal a-full a-100 10/100BaseTX 2/2 connected 1 normal a-full a-100 10/100BaseTX 2/3 connected 1 normal a-full a-100 10/100BaseTX 2/4 connected 1 normal a-full a-100 10/100BaseTX Switch-B> show port Port Name Status Vlan Level Duplex Speed Type ----- ------------------ ---------- ---------- ------ ------ ----- ------------ 2/1 connected 1 normal a-full a-100 10/100BaseTX 2/2 connected 1 normal a-full a-100 10/100BaseTX 2/3 connected 1 normal a-full a-100 10/100BaseTX 2/4 connected 1 normal a-full a-100 10/100BaseTX
このテストの開始前にスイッチ設定がクリアされているため、ポートはデフォルト状態になっています。ポートはすべて VLAN 1 内に存在し、速度とデュープレックスは auto に設定されています。ケーブルを接続すると、ポートが 100 Mbps と全二重の速度にネゴシエートします。ステータスは connected です。これで、もう一方のスイッチを ping できます。
Switch-A> ping 172.16.84.17 172.16.84.17 is alive
ポートを常に最速の速度で実行する場合は、ネットワーク上で手動で速度を 100 Mbps と全二重に設定できます。そうすれば、自動ネゴシエーションに依存する必要がありません。自動ネゴシエーションの説明については、『イーサネット 10/100/1000Mb 半二重/全二重自動ネゴシエーションの設定とトラブルシューティング』を参照してください。
グループ化されるポートが同じ設定であることを確認します。
この確認は、「EtherChannel のトラブルシューティング」の項に詳細が記載されている重要なステップです。EtherChannel をセットアップするコマンドが機能しない場合の主な原因は、チャネルに参加しているポートの設定が相互に異なっていることです。これらのポートには、リンクの相手側のポートだけでなく、ローカル ポートも含まれます。この場合は、このテストの前にスイッチ設定がクリアされているため、ポートはデフォルト状態になっています。ポートはすべて VLAN 1 内に存在し、速度とデュープレックスは auto に設定されており、各ポートのスパニングツリー パラメータはすべて同じになっています。ステップ 3 でケーブルを接続すると、ポートが 100 Mbps と全二重の速度にネゴシエートすることを確認できます。STP は VLAN ごとに実行されるため、チャネルとエラー メッセージに対する応答の単純な設定の方が、すべての STP フィールドでチャネル内のすべてのポートと VLAN の整合性をチェックするより簡単です。
有効なポート グループを特定します。
Catalyst 5500/5000 では、特定のポートを 1 つのチャネルにまとめることしかできません。これらの制約的な依存関係は、すべてのプラットフォームに適用されるわけではありません。Catalyst 5500/5000 上では、同じチャネル内のポートが隣接している必要があります。ポート 2/1 に対して show port capabilities コマンドを発行すると、可能な組み合わせが出力されます。
Switch-A> show port capabilities 2/1 Model WS-X5225R Port 2/1 ... Channel 2/1-2,2/1-4
このポートは 2 個のグループ(2/1-2)または 4 個のグループ(2/1-4)に所属できることがわかります。 これらの設定制限は、モジュール上の Ethernet Bundling Controller(EBC)によるものです。ここで、別のポートに対して show port capabilities コマンドを発行した場合の例を示します。
Switch-A> show port capabilities 2/3 Model WS-X5225R Port 2/3 ... Channel 2/3-4,2/1-4
このポートは、2 つのポートから成るグループ(2/3-4)に含めることも、4 つのポートから成るグループ(2/1-4)に含めることもできます。
注:ハードウェアに応じて、追加の制限がある場合があります。特定のモジュール(WS-X5201 と WS-X5203)上では、グループ内の最初の 2 ポートがすでにイーサチャネルを形成していないと、そのポート グループ内の最後の 2 ポートでイーサチャネルを形成することはできません。ポート グループは EtherChannel の形成が許可されたポートのグループです。上の例では、2/1-4 がポート グループです。
たとえば、チャネル内の 2 つのポートだけで別々の EtherChannel を形成する場合は、先にポート 2/1-2 をチャネルに設定するまで、ポート 2/3-4 をチャネルに割り当てることができません。このことは、この制限があるモジュールにだけ当てはまります。同様に、ポート2/6-7を設定する前に、ポート2/5-6を設定する必要があります。このドキュメントで使用するモジュール(WS-X5225RおよびWS-X5234)では、この制限は発生しません。
4 ポートのグループ(2/1-4)を設定しているため、このグループは承認されたグループ分けに入ります。4つのグループをポート2/3-6に割り当てることはできません。これは連続するポートのグループですが、show port capabilitiesコマンドが示すように、ポートは承認された境界で開始しません。有効なグループは次のとおりです。
ポート 1 ~ 4
ポート 5 ~ 8
ポート 9 ~ 12
ポート 13 ~ 16
ポート 17 ~ 20
ポート 21 ~ 24
チャネルを作成します。
チャネルを手動作成するには、各スイッチに対して set port channel mod/port on コマンドを使用します。EtherChannel を手動でオンにする前に、set port disable コマンドを使用してチャネルの一方の側のポートをオフにします。そのようにすれば、設定プロセスで発生する可能性がある STP の問題が回避されます。一方の側をチャネルとして設定するまでもう一方の側をチャネルとして設定できない場合は、STP が一部のポート(ポート ステータスが errdisable のポート)をシャットダウンする可能性があります。そのため、PAgP を使用した EtherChannel の形成の方がはるかに簡単です。この文書の「PAgP を使用した EtherChannel の設定(推奨)」の項にこの手順が記載されています。EtherChannel の手動設定でこの状況を回避するには、スイッチ A 上のポートを無効にして、スイッチ A 上のチャネルを設定し、スイッチ B 上のチャネルを設定してから、スイッチ A 上のポートを再度有効にします。
チャネリングがオフになっていることを確認します。
Switch-A> (enable) show port channel No ports channelling Switch-B> (enable) show port channel No ports channelling
両方のスイッチが EtherChannel 用に設定されるまで、スイッチ A 上のポートを無効にします。
Switch-A> (enable) set port disable 2/1-4 Ports 2/1-4 disabled. [output from Switch A upon disabling ports] 1999 DEC 15 00:06:40 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/1 left bridg1 1999 DEC 15 00:06:40 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/2 left bridge port 2/2 1999 DEC 15 00:06:40 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/3 left bridge port 2/3 1999 DEC 15 00:06:40 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/4 left bridge port 2/4
これで、STP はエラーを生成せず、ポートをシャットダウンしません。
スイッチ A に対してチャネル モードをオンにします。
Switch-A> (enable) set port channel 2/1-4 on Port(s) 2/1-4 channel mode set to on.
注:この場合、ポート2/1 ~ 2/4はEtherChannelに対して1つのコマンドで設定されます。ポート範囲を使用せずにすべてのポートの EtherChannel を個別に設定する場合は、同じ EtherChannel に属している必要があるすべてのポートに対して同じ admin グループを指定することを忘れないでください。admin グループを指定しなかった場合は、各ポートが別々の EtherChannel グループに属することになり、必要な EtherChannel バンドルが形成されません。
チャネルのステータスを確認します。
Switch-A> (enable) show port channel Port Status Channel Channel Neighbor Neighbor mode status device port ----- ---------- --------- ----------- ------------------------- ---------- 2/1 disabled on channel 2/2 disabled on channel 2/3 disabled on channel 2/4 disabled on channel ----- ---------- --------- ----------- ------------------------- ----------
チャネル モードは on に設定されていますが、ポートのステータスは disabled になっている(以前にポートを無効にしたため)ことに注意してください。 この時点でチャネルは稼働できませんが、ポートが有効になるとチャネルが稼働可能になります。
スイッチ A のポートが(一時的に)無効にされているため、スイッチ B のポートは接続を確立できません。このメッセージは、スイッチ A のポートが無効になっているときにスイッチ B のコンソールに表示されます。
Switch-B> (enable) 2000 Jan 13 22:30:03 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/1 left bridge port 2/1 2000 Jan 13 22:30:04 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/2 left bridge port 2/2 2000 Jan 13 22:30:04 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/3 left bridge port 2/3 2000 Jan 13 22:30:04 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/4 left bridge port 2/4
スイッチ B のチャネルを on にします。
Switch-B> (enable) set port channel 2/1-4 on Port(s) 2/1-4 channel mode set to on.
スイッチ B のチャネル モードが on になっていることを確認します。
Switch-B> (enable) show port channel Port Status Channel Channel Neighbor Neighbor mode status device port ----- ---------- --------- ----------- ------------------------- ---------- 2/1 notconnect on channel 2/2 notconnect on channel 2/3 notconnect on channel 2/4 notconnect on channel ----- ---------- --------- ----------- ------------------------- ----------
スイッチ B のチャネル モードは on になっていますが、ポートのステータスは notconnect になっていることに注意してください。これは、スイッチ A のポートがまだ無効になっているためです。
スイッチ A のポートを有効にします。
Switch-A> (enable) set port enable 2/1-4 Ports 2/1-4 enabled. 1999 DEC 15 00:08:40 %PAGP-5-PORTTOSTP:Port 2/1 joined bridge port 2/1-4 1999 DEC 15 00:08:40 %PAGP-5-PORTTOSTP:Port 2/2 joined bridge port 2/1-4 1999 DEC 15 00:08:40 %PAGP-5-PORTTOSTP:Port 2/3 joined bridge port 2/1-4 1999 DEC 15 00:08:40 %PAGP-5-PORTTOSTP:Port 2/4 joined bridge port 2/1-4
チャネルが正しくセットアップされたことを確認するには、show port channel コマンドを発行します。
Switch-A> (enable) show port channel Port Status Channel Channel Neighbor Neighbor mode status device port ----- ---------- --------- ----------- ------------------------- ---------- 2/1 connected on channel WS-C5505 066509957(SW 2/1 2/2 connected on channel WS-C5505 066509957(SW 2/2 2/3 connected on channel WS-C5505 066509957(SW 2/3 2/4 connected on channel WS-C5505 066509957(SW 2/4 ----- ---------- --------- ----------- ------------------------- ---------- Switch-B> (enable) show port channel Port Status Channel Channel Neighbor Neighbor mode status device port ----- ---------- --------- ----------- ------------------------- ---------- 2/1 connected on channel WS-C5505 066507453(SW 2/1 2/2 connected on channel WS-C5505 066507453(SW 2/2 2/3 connected on channel WS-C5505 066507453(SW 2/3 2/4 connected on channel WS-C5505 066507453(SW 2/4 ----- ---------- --------- ----------- ------------------------- ----------
ご使用のシスコデバイスのshow port channelコマンドの出力がある場合は、Output Interpreter Tool(登録ユーザ専用)を使用できます。このツールを使用すると、showコマンドの出力を分析できます。
show spantree コマンドは、STP がポートを 1 つの論理ポートとして扱うことを示します。この出力にはポートが 2/1-4 として列挙されます。これは、STP がポートの 2/1、2/2、2/3、および 2/4 を 1 つのポートとして扱うことを意味します。
Switch-A> (enable) show spantree VLAN 1 Spanning tree enabled Spanning tree type ieee Designated Root 00-10-0d-b2-8c-00 Designated Root Priority 32768 Designated Root Cost 8 Designated Root Port 2/1-4 Root Max Age 20 sec Hello Time 2 sec Forward Delay 15 sec Bridge ID MAC ADDR 00-90-92-b0-84-00 Bridge ID Priority 32768 Bridge Max Age 20 sec Hello Time 2 sec Forward Delay 15 sec Port Vlan Port-State Cost Priority Fast-Start Group-Method --------- ---- ------------- ----- -------- ---------- ------------ 2/1-4 1 forwarding 8 32 disabled channel
ご使用のシスコデバイスのshow spantreeコマンドの出力がある場合は、Output Interpreter Tool(登録ユーザのみ)を使用できます。このツールを使用すると、showコマンドの出力を分析できます。
EtherChannel は、チャネル内のポート全体でトラフィックを分散するさまざまな方法を使って実装できます。EtherChannel 仕様には、チャネル内のリンク全体でトラフィックを分散させる方法は規定されていません。Catalyst 5500/5000 では、チャネル内のどのポートを使用するかを決定するために、フレーム内のソースおよび宛先 MAC アドレスの最後の 1 ビットまたは 2 ビット(チャネル内のリンク数によって異なる)が使用されます。チャネルのどちらかの側でトラフィックが通常の MAC アドレス分散によって生成されていれば、チャネル内の各ポートのトラフィック量が同様になるはずです。トラフィックがチャネル内のすべてのポートに行き渡っていることを確認するために、show mac コマンドを使用できます。EtherChannel を設定する前にポートがアクティブになっていた場合は、clear counters コマンドでトラフィック カウンタを 0 にリセットできます。そうすれば、トラフィック値で EtherChannel がどのようにトラフィックを分散しているかがわかります。
このテスト環境には、トラフィックを生成するワークステーション、サーバ、またはルータが存在しないため、実際の分散を再現できません。トラフィックを生成する唯一のデバイスはスイッチ自身です。スイッチ A からスイッチ B に ping が発行されています。下の出力に示すように、ユニキャスト トラフィックではチャネル内の最初のポートが使用されます。この場合の受信情報(Rcv-Unicast)は、スイッチBがチャネルを介してスイッチAにトラフィックを分散した方法を示しています。また、出力では、スイッチAがチャネルを介してスイッチBにトラフィックを分散した方法を示します。少量のスイッチ生成マルチキャスト トラフィック(Dynamic Inter-Switch Link Protocol(ISL)、Cisco Discovery Protocol(CDP))が 4 つのポートすべてに流れていることもわかります。ブロードキャスト パケットは、Address Resolution Protocol(ARP)クエリー(このラボには存在しないデフォルト ゲートウェイ用)です。 スイッチ経由でチャネルの反対側の宛先にパケットを送信するワークステーションを使用している場合は、チャネル内の 4 つのリンクのそれぞれにトラフィックが流れることを確認できます。お使いのネットワークでパケット分散を監視するには、show mac コマンドを使用します。
Switch-A> (enable) clear counters This command will reset all MAC and port counters reported in CLI and SNMP. Do you want to continue (y/n) [n]? y MAC and Port counters cleared. Switch-A> (enable) show mac Port Rcv-Unicast Rcv-Multicast Rcv-Broadcast -------- -------------------- -------------------- -------------------- 2/1 9 320 183 2/2 0 51 0 2/3 0 47 0 2/4 0 47 0 (...) Port Xmit-Unicast Xmit-Multicast Xmit-Broadcast -------- -------------------- -------------------- -------------------- 2/1 8 47 184 2/2 0 47 0 2/3 0 47 0 2/4 0 47 0 (...) Port Rcv-Octet Xmit-Octet -------- -------------------- -------------------- 2/1 35176 17443 2/2 5304 4851 2/3 5048 4851 2/4 5048 4851 (...) Last-Time-Cleared -------------------------- Wed DEC 15 1999, 01:05:33
ご使用のシスコデバイスのshow macコマンドの出力がある場合は、Output Interpreter Tool(登録ユーザ専用)を使用できます。このツールを使用すると、showコマンドの出力を分析できます。
PAgP は、チャネル対応ポート間のパケット交換を介して EtherChannel リンクの自動作成を支援します。このプロトコルは、ポート グループの有効性を動的に検知し、隣接するポートに知らせます。
PAgP は、ペア化されたチャネル対応リンクを正しく特定してから、それらのポートを 1 つのチャネルにグループ分けします。このチャネルは、単一のブリッジポートとしてスパニング ツリーに追加されます。特定のアウトバウンド ブロードキャストまたはマルチキャスト パケットは、チャネルのすべてのポートではなく、チャネル内の 1 個のポートのみを使用して送信されます。加えて、1 つのチャネル内の 1 つのポートから送信されたアウトバウンド ブロードキャスト/マルチキャスト パケットがブロックされるため、そのチャネルの他のポートでパケットを返すことができません。
ユーザ設定可能なチャネル モードとして、
日付:
オフ
自動
望ましい
PAgP パケットが交換されるのは、auto モードおよび desirable モードのポート間に限られます。on または off モードに設定されたポートは PAgP パケットを交換しません。EtherChannel を形成するスイッチの場合は、両方のスイッチを desirable モードに設定します。この設定によって、どちらかの側がエラー状態になるか、リセットされた場合に、最も堅牢な動作が可能になります。チャネルのデフォルト モードは auto です。
auto モードと desirable モードの両方で、ポートが接続されたポートとのネゴシエーションにより、チャネルを形成できるかどうかを判断できます。この判断は、ポート速度、トランキング状態、ネイティブ VLAN などの基準に基づいて行われます。
互換性のあるモードであれば、チャネル モードの異なるポートどうしでもイーサチャネルを形成することはできます。次に例を示します。
desirable モードのポートは、desirable モードまたは auto モードの別のポートと EtherChannel を形成できます。
auto モードのポートは、desirable モードの別のポートと EtherChannel を形成できます。
auto モードのポートは、auto モードの別のポートと EtherChannel を形成することができません。これは、どちらのポートもネゴシエーションを開始しないためです。
on モードのポートは、on モードのポートとのみチャネルを形成できます。on モードのポートは PAgP パケットを交換しないためです。
off モードのポートは、どのポートともチャネルを形成できません。
EtherChannel を使用しているときにこのメッセージ(または同様の Syslog メッセージ)が表示された場合は、接続先のポートの EtherChannel モードのミスマッチを示しています。
SPANTREE-2: Channel misconfig - x/x-x will be disabled
設定を修正して、ポートを再度有効にするには、set port enable コマンドを発行します。有効なイーサチャネル設定を次に示します。
ポート チャネル モード | 有効なネイバー ポート チャネル モード |
---|---|
望ましい | desirable または auto |
auto(デフォルト) | desirable または auto1 |
日付: | 日付: |
オフ | オフ |
1 ローカル ポートとネイバー ポートの両方が auto モードになっている場合は、EtherChannel バンドルが形成されません。
次の表に、可能なすべてのチャネル形成モード シナリオの概要を示します。組み合わせによっては、STP によってチャネル形成側のポートが errdisable 状態になる場合があります。つまり、組み合わせによって、チャネリング側のポートがシャットダウンすることがあります。
Switch A のチャネル モード | Switch B のチャネル モード | Switch A のチャネル状態 | Switch B のチャネル状態 |
---|---|---|---|
日付: | 日付: | Channel(非 PAgP) | Channel(非 PAgP) |
日付: | オフ | 非チャネル(errdisable) | 非チャネル |
日付: | 自動 | 非チャネル(errdisable) | 非チャネル |
日付: | 望ましい | 非チャネル(errdisable) | 非チャネル |
オフ | 日付: | 非チャネル | 非チャネル(errdisable) |
オフ | オフ | 非チャネル | 非チャネル |
オフ | 自動 | 非チャネル | 非チャネル |
オフ | 望ましい | 非チャネル | 非チャネル |
自動 | 日付: | 非チャネル | 非チャネル(errdisable) |
自動 | オフ | 非チャネル | 非チャネル |
自動 | 自動 | 非チャネル | 非チャネル |
自動 | 望ましい | チャネル(PAgP) | チャネル(PAgP) |
望ましい | 日付: | 非チャネル | 非チャネル(errdisable) |
望ましい | オフ | 非チャネル | 非チャネル |
望ましい | 自動 | チャネル(PAgP) | チャネル(PAgP) |
望ましい | 望ましい | チャネル(PAgP) | チャネル(PAgP) |
「EtherChannel の手動設定」の項のステップ 6b の例でチャネルをオフにするには、スイッチ A とスイッチ B で次のコマンドを発行します。
Switch-A> (enable) set port channel 2/1-4 auto Port(s) 2/1-4 channel mode set to auto.
チャネルを形成可能なポートのデフォルトのチャネル モードは auto です。これを確認するには、次のコマンドを発行します。
Switch-A> (enable) show port channel 2/1 Port Status Channel Channel Neighbor Neighbor mode status device port ----- ---------- --------- ----------- ------------------------- ---------- 2/1 connected auto not channel
show port channel port コマンドもポートが現在チャネル形成していないことを示します。このコマンドは、チャネルの状態を確認するもう 1 つの方法です。
Switch-A> (enable) show port channel No ports channelling Switch-B> (enable) show port channel No ports channelling
チャネルは PAgP と簡単に連動させることができます。この時点で、両方のスイッチが auto モードに設定されています。これは、接続先のポートが PAgP チャネル要求を送信すれば、スイッチ間のチャネルが形成されることを意味します。スイッチ A を desirable に設定した場合は、スイッチ A が PAgP パケットをもう一方のスイッチに送信してチャネル形成を要求します。
Switch-A> (enable) set port channel 2/1-4 desirable Port(s) 2/1-4 channel mode set to desirable. 1999 DEC 15 22:03:18 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/1 left bridg1 1999 DEC 15 22:03:18 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/2 left bridge port 2/2 1999 DEC 15 22:03:18 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/3 left bridge port 2/3 1999 DEC 15 22:03:18 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/4 left bridge port 2/4 1999 DEC 15 22:03:19 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/2 left bridge port 2/2 1999 DEC 15 22:03:19 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/3 left bridge port 2/3 1999 DEC 15 22:03:20 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/4 left bridge port 2/4 1999 DEC 15 22:03:23 %PAGP-5-PORTTOSTP:Port 2/1 joined bridge port 2/1-4 1999 DEC 15 22:03:23 %PAGP-5-PORTTOSTP:Port 2/2 joined bridge port 2/1-4 1999 DEC 15 22:03:23 %PAGP-5-PORTTOSTP:Port 2/3 joined bridge port 2/1-4 1999 DEC 15 22:03:24 %PAGP-5-PORTTOSTP:Port 2/4 joined bridge port 2/1-4
チャネルを表示するには、次のコマンドを発行します。
Switch-A> (enable) show port channel Port Status Channel Channel Neighbor Neighbor mode status device port ----- ---------- --------- ----------- ------------------------- ---------- 2/1 connected desirable channel WS-C5505 066509957(SW 2/1 2/2 connected desirable channel WS-C5505 066509957(SW 2/2 2/3 connected desirable channel WS-C5505 066509957(SW 2/3 2/4 connected desirable channel WS-C5505 066509957(SW 2/4 ----- ---------- --------- ----------- ------------------------- ---------- Switch-A> (enable)
スイッチ B は auto モードになっているため、PAgP パケットに応答して、スイッチ A とのチャネルを形成します。
Switch-B> (enable) 2000 Jan 14 20:26:41 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/1 left bridg1 2000 Jan 14 20:26:41 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/2 left bridge port 2/2 2000 Jan 14 20:26:41 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/3 left bridge port 2/3 2000 Jan 14 20:26:41 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/4 left bridge port 2/4 2000 Jan 14 20:26:45 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/2 left bridge port 2/2 2000 Jan 14 20:26:45 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/3 left bridge port 2/3 2000 Jan 14 20:26:45 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/4 left bridge port 2/4 2000 Jan 14 20:26:47 %PAGP-5-PORTTOSTP:Port 2/1 joined bridge port 2/1-4 2000 Jan 14 20:26:47 %PAGP-5-PORTTOSTP:Port 2/2 joined bridge port 2/1-4 2000 Jan 14 20:26:47 %PAGP-5-PORTTOSTP:Port 2/3 joined bridge port 2/1-4 2000 Jan 14 20:26:48 %PAGP-5-PORTTOSTP:Port 2/4 joined bridge port 2/1-4 Switch-B> (enable) show port channel Port Status Channel Channel Neighbor Neighbor mode status device port ----- ---------- --------- ----------- ------------------------- ---------- 2/1 connected auto channel WS-C5505 066507453(SW 2/1 2/2 connected auto channel WS-C5505 066507453(SW 2/2 2/3 connected auto channel WS-C5505 066507453(SW 2/3 2/4 connected auto channel WS-C5505 066507453(SW 2/4 ----- ---------- --------- ----------- ------------------------- ---------- Switch-B> (enable)
注:チャネルの両側がドロップアウトした場合に両側がチャネルを開始しようとするように、チャネルの両側をdesirableに設定するのが最適です。スイッチ B の EtherChannel ポートを desirable モードに設定した場合は、チャネルが auto モードで現在アクティブになっていても、問題ありません。コマンドは、次のとおりです。
Switch-B> (enable) set port channel 2/1-4 desirable Port(s) 2/1-4 channel mode set to desirable.
注:この場合、ポート2/1 ~ 2/4はEtherChannelに対して1つのコマンドで設定されます。ポート範囲を使用せずにすべてのポートの EtherChannel を個別に設定する場合は、同じ EtherChannel に属している必要があるすべてのポートに対して同じ admin グループを指定することを忘れないでください。admin グループを指定しなかった場合は、各ポートが別々の EtherChannel グループに属することになり、必要な EtherChannel バンドルが形成されません。
Switch-B> (enable) show port channel Port Status Channel Channel Neighbor Neighbor mode status device port ----- ---------- --------- ----------- ------------------------- ---------- 2/1 connected desirable channel WS-C5505 066507453(SW 2/1 2/2 connected desirable channel WS-C5505 066507453(SW 2/2 2/3 connected desirable channel WS-C5505 066507453(SW 2/3 2/4 connected desirable channel WS-C5505 066507453(SW 2/4 ----- ---------- --------- ----------- ------------------------- ---------- Switch-B> (enable)
スイッチ A が何らかの理由でドロップアウトするか、新しいハードウェアに交換された場合は、スイッチ B がチャネルの再確立を試みます。新しい機器がチャネルを確立できない場合は、スイッチ B がそのポート 2/1-4 を通常の非チャネル形成ポートとして扱います。これは、desirable モードを使用するメリットの 1 つです。チャネルが PAgP on モードを使用するように設定されており、接続の一方の側で何らかのエラーまたはリセットが発生した場合は、もう一方の側で errdisable 状態(シャットダウン)が発生します。各側で PAgP が desirable モードに設定されている場合は、チャネルが安定化し、EtherChannel 接続が再ネゴシエートされます。
光ファイバ接続を使用していると、受信(Rx)トランシーバが故障しても、もう一方の側の送信(Tx)トランシーバが稼働している場合があります。同様のシナリオでは、パケットがブラック ホール化する可能性があります。
送信側のスイッチがこのポートを EtherChannel バンドルから除外することが重要です。Catalyst 5500/5000 でこれを実現するには、PAgP を non-silent モードに設定します。non-silent モードは、Rx がトラフィックを受信しない場合に、そのポートがチャネルに組み込まれないことを意味します。ただし、non-silent モードはチャネルの形成時にしか検出されないため、このモードの使用には問題があります。
チャネルがすでに形成されている状態でトラフィックのブラック ホール化を防止するために、次のような動作が発生します。
PAgP が Rx ポートでトラフィックが受信されていないことを検出します。
PAgP がトラフィックを受信していないポートの Tx トランシーバをリセットします。PAgP は相手側のスイッチもそのポートをリセットできるように、1.6 秒間リセット状態を維持します。
故障したポートはトラフィックを受信しないため、チャネルに参加することはありません。
Catalyst 5500/5000 では、光ファイバ ストランドで non-silent モードを設定し、銅ストランドで silent モードを設定します。この両方がデフォルトであり、推奨されている設定です。これは、Catalyst 5500/5000 上の光ファイバ接続では、通常、ネゴシエーションが使用できないため、物理層の問題を検出する術がないためです。
デフォルトで、PAgP はプラグ アンド プレイ実装に対して auto です。PAgP が不要になったポートから、手動で PAgP を無効にします。
デフォルトで、silent モードが on になっています。non-silent も受け入れられます。ただし、トラフィックを送信しないデバイス(スニファなど)にポートが接続される可能性があるため、silent を有効にする方が一般的です。
non-silent キーワードは、ブリッジ プロトコル データ ユニット(BPDU)またはその他のトラフィックを送信するデバイスに接続する場合に使用します。このキーワードを auto または desirable モードで使用してください。PAgP non-silent は、BPDU などのトラフィックをリッスンしてリンクが正常に機能しているかどうかを判断するため、リンク状態検出の新しいレベルが追加されます。これにより、デフォルトの silent PAgP モードを使用している場合は使用できない単方向リンク検出(UDLD)機能の形態が追加されます。
silent キーワードは、silent パートナー(BPDU などのトラフィックを生成しないデバイス)に接続している場合に使用します。 silent パートナーの例は、パケットを送信しないトラフィック ジェネレータです。silent キーワードは auto または desirable モードで使用します。silent または non-silent を指定しない場合は、 Silent になります。
silent モードでは、単方向リンクを検出する PAgP 機能が無効になりません。ただし、non-silent の場合は、チャネルを設定しても、単方向ポートがリンクに参加できません。
PAgP 設定(set port channel {desirable | auto}コマンド)は、PAgP以外の設定(set port channel onコマンド)よりも安全です。PAgP 設定は、単方向リンクの保護を提供すると同時に、ポートのチャネル形成がリンクの片側でしか行われない場合に発生する設定ミスを回避できます。
UDLD の詳細については、『Unidirectional Link Detection Protocol 機能の理解と設定』を参照してください。
EtherChannel はトランキングには非依存です。トランキングをオンにすることもできれば、トランキングをオフのままにしておくこともできます。また、チャネルを形成する前にすべてのポートのトランキングをオンにすることも、チャネルを形成してからトランキングをオンにすることもできます(次の例を参照)。 EtherChannel では、トランキングと EtherChannel は完全に別個の機能であるため、トランキングをオンにしても問題はありません。重要なことは、参加しているすべてのポートが同じモードになっていることです。
チャネルを設定する前にポートがすべてトランキングしている。
または
チャネルを設定する前にポートがすべてトランキングしていない。
チャネルを作成する前に、すべてのポートを同じトランキング状態にする必要があります。
チャネルが形成されると、1 つのポートに加えられたすべての変更がチャネル内の他のポートにも加えられます。このテスト ベッドで使用されているモジュールは、ISL または IEEE 802.1Q トランキングを実行できます。デフォルトで、モジュールは auto trunking and negotiate モードに設定されます。これは、ポートが相手側からトランキングを要求されたらトランキングして、トランキングに ISL 方式と 802.1Q 方式のどちらを使用するかをネゴシエートすることを意味します。ポートがトランキングを要求されなかった場合は、通常の非トランキング ポートとして機能します。
Switch-A> (enable) show trunk 2 Port Mode Encapsulation Status Native vlan -------- ----------- ------------- ------------ ----------- 2/1 auto negotiate not-trunking 1 2/2 auto negotiate not-trunking 1 2/3 auto negotiate not-trunking 1 2/4 auto negotiate not-trunking 1
トランキングをオンにする多数のさまざまな方法があります。この例では、スイッチ A が desirable に設定されます。スイッチ A は、すでに negotiate にセットされています。desirable と negotiate を組み合わせた場合は、スイッチ A がスイッチ B にトランキングを要求して、実行するトランキングのタイプ(ISL または 802.1Q)をネゴシエートします。 スイッチ B はデフォルトで自動ネゴシエーションに設定されるため、スイッチ A の要求に応答します。結果は次のようになります。
Switch-A> (enable) set trunk 2/1 desirable Port(s) 2/1-4 trunk mode set to desirable. Switch-A> (enable) 1999 DEC 18 20:46:25 %DTP-5-TRUNKPORTON:Port 2/1 has become isl trunk 1999 DEC 18 20:46:25 %DTP-5-TRUNKPORTON:Port 2/2 has become isl trunk 1999 DEC 18 20:46:25 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/1 left bridge port 2/1-4 1999 DEC 18 20:46:25 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/2 left bridge port 2/1-4 1999 DEC 18 20:46:25 %DTP-5-TRUNKPORTON:Port 2/3 has become isl trunk 1999 DEC 18 20:46:26 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/3 left bridge port 2/1-4 1999 DEC 18 20:46:26 %DTP-5-TRUNKPORTON:Port 2/4 has become isl trunk 1999 DEC 18 20:46:26 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/4 left bridge port 2/1-4 1999 DEC 18 20:46:28 %PAGP-5-PORTTOSTP:Port 2/1 joined bridge port 2/1-4 1999 DEC 18 20:46:29 %PAGP-5-PORTTOSTP:Port 2/2 joined bridge port 2/1-4 1999 DEC 18 20:46:29 %PAGP-5-PORTTOSTP:Port 2/3 joined bridge port 2/1-4 1999 DEC 18 20:46:29 %PAGP-5-PORTTOSTP:Port 2/4 joined bridge port 2/1-4 Switch-A> (enable) show trunk 2 Port Mode Encapsulation Status Native vlan -------- ----------- ------------- ------------ ----------- 2/1 desirable n-isl trunking 1 2/2 desirable n-isl trunking 1 2/3 desirable n-isl trunking 1 2/4 desirable n-isl trunking 1
トランク モードは desirable に設定されていました。トランキング モードがネイバー スイッチとの間でネゴシエートされ、ISL(n-isl)に決定されます。 現在のステータスは、trunking です。次の出力は、スイッチ A で発行されたコマンドによって、スイッチ B で何が起きたかを示しています。
Switch-B> (enable) 2000 Jan 17 19:09:52 %DTP-5-TRUNKPORTON:Port 2/1 has become isl trunk 2000 Jan 17 19:09:52 %DTP-5-TRUNKPORTON:Port 2/2 has become isl trunk 2000 Jan 17 19:09:52 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/1 left bridge port 2/1-4 2000 Jan 17 19:09:52 %DTP-5-TRUNKPORTON:Port 2/3 has become isl trunk 2000 Jan 17 19:09:52 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/2 left bridge port 2/1-4 2000 Jan 17 19:09:53 %DTP-5-TRUNKPORTON:Port 2/4 has become isl trunk 2000 Jan 17 19:09:53 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/3 left bridge port 2/1-4 2000 Jan 17 19:09:53 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/4 left bridge port 2/1-4 2000 Jan 17 19:09:55 %PAGP-5-PORTTOSTP:Port 2/1 joined bridge port 2/1-4 2000 Jan 17 19:09:55 %PAGP-5-PORTTOSTP:Port 2/2 joined bridge port 2/1-4 2000 Jan 17 19:09:55 %PAGP-5-PORTTOSTP:Port 2/3 joined bridge port 2/1-4 2000 Jan 17 19:09:55 %PAGP-5-PORTTOSTP:Port 2/4 joined bridge port 2/1-4 Switch-B> (enable) show trunk 2 Port Mode Encapsulation Status Native vlan -------- ----------- ------------- ------------ ----------- 2/1 auto n-isl trunking 1 2/2 auto n-isl trunking 1 2/3 auto n-isl trunking 1 2/4 auto n-isl trunking 1
明示的に desirable に変更したのは 1 つのポート(2/1)だけですが、4 つすべてのポート(2/1-4)がトランキングになっていることに注意してください。これは、チャネル内の 1 つのポートに対する変更が他のすべてのポートにどのように影響するかを示している例です。
注:EtherChannelは、複数のリンクを結合またはバンドルして1つの論理リンクにする必要があるため、専用リンクを介してデータを送信することはできません。
EtherChannel を無効にするか、ポートを EtherChannel ネゴシエーションに参加させない場合は、EtherChannel をオフにすることができます。以下が一例です。
Switch-A> (enable) set port channel 2/1-4 off Port(s) 2/1-4 channel mode set to off.
スイッチ B のポートが auto モードと desirable モードのどちらかに設定されている場合は、チャネルが形成されません。スイッチ B のポートが on に設定されている場合は、数分後に errdisable 状態に遷移します。この状態からポートを回復するには、この文書の「反対側を設定する前の待ち時間が余りにも長い」の項を参照してください。errdisable 状態の詳細については、『CatOS プラットフォームでの errDisable ポート状態からの回復』を参照してください。
スイッチ ポートのデフォルト ポート チャネル モードは auto です。任意のポートで EtherChannel をオフにした場合は、スイッチ設定に set port channel 2/1-4 off コマンドが追加されます。ここで、スイッチ設定内のこのコマンドを表示した出力例を示します。
Switch-A> (enable)show config !--- Output suppressed. #module 2 : 24-port 10/100BaseTX Ethernet set port channel 2/1-4 off
ポート チャネル設定をデフォルト設定にリセットする場合は、ポート チャネル モードを auto に設定できます。以下が一例です。
Switch-A> (enable) set port channel 2/1-4 auto Port(s) 2/1-4 channel mode set to auto.
これで、set port channel コマンドがスイッチ設定に示されなくなります。
EtherChannel の課題は、
設定フェーズのトラブルシューティング
実行フェーズのトラブルシューティング
設定エラーの多くは、参加しているポートのパラメータの不一致(速度が異なる、デュプレックスが異なる、STP ポート値が異なるなど)が原因で発生します。 ただし、一方の側のチャネルをオンに設定して、かなり時間が経ってから、もう一方の側のチャネルを設定した場合は、設定中にエラーが発生する可能性もあります。これにより STP ループが発生し、エラーが生成された後、ポートがシャットダウンされます。
EtherChannel の設定中にエラーが発生した場合は、EtherChannel のエラー状態を修正してからポートのステータスをチェックしてください。ポート ステータスが errdisable の場合は、ソフトウェアによってポートがシャットダウンされたことを示します。ポートは、set port enable コマンドが発行されるまで再びオンになることはありません。
注:ポートのステータスがerrdisableになった場合は、set port enableコマンドを使用してポートを有効にして、ポートをアクティブにする必要があります。現時点で、すべての EtherChannel 問題を修正できますが、ポートは再度有効にするまで起動せず、チャネルも形成しません。新しいバージョンのオペレーティング システムでは、errDisable ポートを有効にするかどうかを判断するために定期的にチェックされる場合があります。
ここでは、次のテストについて説明します。テストのため、トランキングと EtherChannel はオフにされます。
以下は不一致のパラメータの例です。ポート 2/4 は VLAN 2 に設定されますが、他のポートは VLAN 1 のままです。新しい VLAN を作成するには、スイッチに VLAN Trunk Protocol(VTP)ドメインを割り当ててから、VLAN を作成する必要があります。
Switch-A> (enable) show port channel No ports channelling Switch-A> (enable) show port Port Name Status Vlan Level Duplex Speed Type ----- ------------------ ---------- ---------- ------ ------ ----- ------------ 2/1 connected 1 normal a-full a-100 10/100BaseTX 2/2 connected 1 normal a-full a-100 10/100BaseTX 2/3 connected 1 normal a-full a-100 10/100BaseTX 2/4 connected 1 normal a-full a-100 10/100BaseTX Switch-A> (enable) set vlan 2 Cannot add/modify VLANs on a VTP server without a domain name. Switch-A> (enable) set vtp domain testDomain VTP domain testDomain modified Switch-A> (enable) set vlan 2 name vlan2 Vlan 2 configuration successful Switch-A> (enable) set vlan 2 2/4 VLAN 2 modified. VLAN 1 modified. VLAN Mod/Ports ---- ----------------------- 2 2/4 Switch-A> (enable) 1999 DEC 19 00:19:34 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/4 left bridg4 Switch-A> (enable) show port Port Name Status Vlan Level Duplex Speed Type ----- ------------------ ---------- ---------- ------ ------ ----- ------------ 2/1 connected 1 normal a-full a-100 10/100BaseTX 2/2 connected 1 normal a-full a-100 10/100BaseTX 2/3 connected 1 normal a-full a-100 10/100BaseTX 2/4 connected 2 normal a-full a-100 10/100BaseTX Switch-A> (enable) set port channel 2/1-4 desirable Port(s) 2/1-4 channel mode set to desirable. Switch-A> (enable) 1999 DEC 19 00:20:19 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/1 left bridge port 2/1 1999 DEC 19 00:20:19 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/2 left bridge port 2/2 1999 DEC 19 00:20:19 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/3 left bridge port 2/3 1999 DEC 19 00:20:20 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/4 left bridge port 2/4 1999 DEC 19 00:20:20 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/2 left bridge port 2/2 1999 DEC 19 00:20:22 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/3 left bridge port 2/3 1999 DEC 19 00:20:22 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/4 left bridge port 2/4 1999 DEC 19 00:20:24 %PAGP-5-PORTTOSTP:Port 2/1 joined bridge port 2/1-2 1999 DEC 19 00:20:25 %PAGP-5-PORTTOSTP:Port 2/2 joined bridge port 2/1-2 1999 DEC 19 00:20:25 %PAGP-5-PORTTOSTP:Port 2/3 joined bridge port 2/3 1999 DEC 19 00:20:25 %PAGP-5-PORTTOSTP:Port 2/4 joined bridge port 2/4 Switch-A> (enable) show port channel Port Status Channel Channel Neighbor Neighbor mode status device port ----- ---------- --------- ----------- ------------------------- ---------- 2/1 connected desirable channel WS-C5505 066509957(SW 2/1 2/2 connected desirable channel WS-C5505 066509957(SW 2/2 ----- ---------- --------- ----------- ------------------------- ---------- Switch-A> (enable)
ポート2/1-2間でのみ形成されるチャネルに注目してください。ポート2/3-4は異なるVLANにあるため、ポート2/3-4は除外されています。エラー メッセージはありませんでした。PAgP は、チャネルを機能させるために必要なことだけを実行しています。チャネルを作成したら結果を確認して、それが期待どおりかどうかを確認します。
ここで、別の VLAN 内のポート 2/4 を使用して手動でチャネルを on に設定し、何が起きるかを確認します。最初に、チャネル モードを auto に戻します。これにより、既存のチャネルが解体されます。その後で、手動でチャネルを on に設定します。
Switch-A> (enable) set port channel 2/1-4 auto Port(s) 2/1-4 channel mode set to auto. Switch-A> (enable) 1999 DEC 19 00:26:08 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/1 left bridge port 2/1-2 1999 DEC 19 00:26:08 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/2 left bridge port 2/1-2 1999 DEC 19 00:26:08 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/3 left bridge port 2/3 1999 DEC 19 00:26:08 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/4 left bridge port 2/4 1999 DEC 19 00:26:18 %PAGP-5-PORTTOSTP:Port 2/1 joined bridge port 2/1 1999 DEC 19 00:26:19 %PAGP-5-PORTTOSTP:Port 2/2 joined bridge port 2/2 1999 DEC 19 00:26:19 %PAGP-5-PORTTOSTP:Port 2/3 joined bridge port 2/3 1999 DEC 19 00:26:19 %PAGP-5-PORTTOSTP:Port 2/4 joined bridge port 2/4 Switch-A> (enable) show port channel No ports channelling Switch-A> (enable) set port channel 2/1-4 on Mismatch in vlan number. Failed to set port(s) 2/1-4 channel mode to on. Switch-A> (enable) show port channel No ports channelling
スイッチ B で、チャネルを on にすると、ポートが正常にチャネリングしていることが表示されます。ただし、スイッチ A は正しく設定されていないことがわかっています。
Switch-B> (enable) show port channel No ports channelling Switch-B> (enable) show port Port Name Status Vlan Level Duplex Speed Type ----- ------------------ ---------- ---------- ------ ------ ----- ------------ 2/1 connected 1 normal a-full a-100 10/100BaseTX 2/2 connected 1 normal a-full a-100 10/100BaseTX 2/3 connected 1 normal a-full a-100 10/100BaseTX 2/4 connected 1 normal a-full a-100 10/100BaseTX Switch-B> (enable) set port channel 2/1-4 on Port(s) 2/1-4 channel mode set to on. Switch-B> (enable) 2000 Jan 17 22:54:59 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/1 left bridge port 2/1 2000 Jan 17 22:54:59 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/2 left bridge port 2/2 2000 Jan 17 22:54:59 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/3 left bridge port 2/3 2000 Jan 17 22:54:59 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/4 left bridge port 2/4 2000 Jan 17 22:55:00 %PAGP-5-PORTTOSTP:Port 2/1 joined bridge port 2/1-4 2000 Jan 17 22:55:00 %PAGP-5-PORTTOSTP:Port 2/2 joined bridge port 2/1-4 2000 Jan 17 22:55:00 %PAGP-5-PORTTOSTP:Port 2/3 joined bridge port 2/1-4 2000 Jan 17 22:55:00 %PAGP-5-PORTTOSTP:Port 2/4 joined bridge port 2/1-4 Switch-B> (enable) show port channel Port Status Channel Channel Neighbor Neighbor mode status device port ----- ---------- --------- ----------- ------------------------- ---------- 2/1 connected on channel WS-C5505 066507453(SW 2/1 2/2 connected on channel WS-C5505 066507453(SW 2/2 2/3 connected on channel WS-C5505 066507453(SW 2/3 2/4 connected on channel WS-C5505 066507453(SW 2/4 ----- ---------- --------- ----------- ------------------------- ----------
手動でチャネルを設定するときにチャネルの両側をチェックして、片側だけでなく、両側が稼働していることを確認する必要があります。上の出力は、スイッチ B はチャネル用に設定されていますが、スイッチ A は 1 つのポートが間違った VLAN 内に存在するため、チャネル形成していないことを示しています。
この場合、スイッチ B は EtherChannel を on にしますが、スイッチ A は VLAN 設定がエラーのため、EtherChannel を on にしません。ポート2/1 ~ 3はVLAN 1にあり、ポート2/4はVLAN 2にあります。EtherChannelの一方の側がonに設定され、もう一方の側がautoモードのままである場合、次のイベントが発生します。
数分後に、スイッチ B は、スパニング ループが検出されたため、そのポートをシャットダウンします。この現象は、スイッチ B のポート 2/1-4 のすべてが 1 つの大きなポートとして機能するのに対して、スイッチ A のポート 2/1-4 はそれぞれが完全に独立したポートになっているために発生します。
ポート 2/1 上でスイッチ B からスイッチ A に送信されたブロードキャストは、ポート 2/2、2/3、および 2/4 上でスイッチ B に送り返されます。これは、スイッチ A がこれらのポートを独立したポートとして扱うためです。
スイッチ B はこれをスパニング ツリー ループと解釈します。ここで、スイッチ B のポートが無効になっており、ステータスが errdisable になっていることに注意してください。
Switch-B> (enable) 2000 Jan 17 22:55:48 %SPANTREE-2-CHNMISCFG: STP loop - channel 2/1-4 is disabled in vlan 1. 2000 Jan 17 22:55:49 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/1 left bridge port 2/1-4 2000 Jan 17 22:56:01 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/2 left bridge port 2/1-4 2000 Jan 17 22:56:13 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/3 left bridge port 2/1-4 2000 Jan 17 22:56:36 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/4 left bridge port 2/1-4 Switch-B> (enable) show port channel Port Status Channel Channel Neighbor Neighbor mode status device port ----- ---------- --------- ----------- ------------------------- ---------- 2/1 errdisable on channel 2/2 errdisable on channel 2/3 errdisable on channel 2/4 errdisable on channel ----- ---------- --------- ----------- ------------------------- ---------- Switch-B> (enable) show port Port Name Status Vlan Level Duplex Speed Type ----- ------------------ ---------- ---------- ------ ------ ----- ------------ 2/1 errdisable 1 normal auto auto 10/100BaseTX 2/2 errdisable 1 normal auto auto 10/100BaseTX 2/3 errdisable 1 normal auto auto 10/100BaseTX 2/4 errdisable 1 normal auto auto 10/100BaseTX
EtherChannel を設定しようとして、ポートが同様に設定されなかった場合は、チャネルの片側のポートがシャットダウンします。ポートのリンク ライトが黄色になります。コンソールでは、show port コマンド出力内にこれが表示され、ポートが errdisable として列挙されます。回復するには、参加しているポートの不一致パラメータを修復してから、ポートを再度有効にします。
注:ポートの再有効化は、ポートが再度機能する場合に実行する必要がある別の手順です。
この例では、スイッチ A で VLAN の不一致が発生していることがわかっています。スイッチAで、ポート2/4をVLAN 1に戻します。次に、ポート2/1 ~ 4のチャネルをオンにします。スイッチAは、スイッチBのポートを再度有効にするまで、接続されていることを示しません。スイッチ A を修正してチャネル形成モードにしたら、スイッチ B に戻ってポートを再度有効にします。
Switch-A> (enable) set vlan 1 2/4 VLAN 1 modified. VLAN 2 modified. VLAN Mod/Ports ---- ----------------------- 1 2/1-24 Switch-A> (enable) set port channel 2/1-4 on Port(s) 2/1-4 channel mode set to on. Switch-A> (enable) show port channel Port Status Channel Channel Neighbor Neighbor mode status device port ----- ---------- --------- ----------- ------------------------- ---------- 2/1 notconnect on channel 2/2 notconnect on channel 2/3 notconnect on channel 2/4 notconnect on channel ----- ---------- --------- ----------- ------------------------- ---------- Switch-B> (enable) show port channel Port Status Channel Channel Neighbor Neighbor mode status device port ----- ---------- --------- ----------- ------------------------- ---------- 2/1 errdisable on channel 2/2 errdisable on channel 2/3 errdisable on channel 2/4 errdisable on channel ----- ---------- --------- ----------- ------------------------- ---------- Switch-B> (enable) set port enable 2/1-4 Ports 2/1-4 enabled. Switch-B> (enable) 2000 Jan 17 23:15:22 %PAGP-5-PORTTOSTP:Port 2/1 joined bridg4 2000 Jan 17 23:15:22 %PAGP-5-PORTTOSTP:Port 2/2 joined bridge port 2/1-4 2000 Jan 17 23:15:22 %PAGP-5-PORTTOSTP:Port 2/3 joined bridge port 2/1-4 2000 Jan 17 23:15:22 %PAGP-5-PORTTOSTP:Port 2/4 joined bridge port 2/1-4 Switch-B> (enable) show port channel Port Status Channel Channel Neighbor Neighbor mode status device port ----- ---------- --------- ----------- ------------------------- ---------- 2/1 connected on channel 2/2 connected on channel 2/3 connected on channel 2/4 connected on channel ----- ---------- --------- ----------- ------------------------- ----------
チャネル内のポートがダウンした場合、そのポートで正常に送信されたパケットは、チャネル内の次のポートに移されます。この事象を確認するには、show mac コマンドを発行します。このテスト ベッドでは、スイッチ A がスイッチ B に ping パケットを送信して、トラフィックで使用されるリンクを特定します。手順は次のとおりです。
カウンタをクリアします。
show mac コマンドを発行します。
ping を 3 回送信します。
もう一度 show mac コマンドを発行して、ping 応答が受信されたチャネルを特定します。
Switch-A> (enable) clear counters This command will reset all MAC and port counters reported in CLI and SNMP. Do you want to continue (y/n) [n]? y MAC and Port counters cleared. Switch-A> (enable) show port channel Port Status Channel Channel Neighbor Neighbor mode status device port ----- ---------- --------- ----------- ------------------------- ---------- 2/1 connected on channel WS-C5505 066509957(SW 2/1 2/2 connected on channel WS-C5505 066509957(SW 2/2 2/3 connected on channel WS-C5505 066509957(SW 2/3 2/4 connected on channel WS-C5505 066509957(SW 2/4 ----- ---------- --------- ----------- ------------------------- ---------- Switch-A> (enable) show mac Port Rcv-Unicast Rcv-Multicast Rcv-Broadcast -------- -------------------- -------------------- -------------------- 2/1 0 18 0 2/2 0 2 0 2/3 0 2 0 2/4 0 2 0 Switch-A> (enable) ping 172.16.84.17 172.16.84.17 is alive Switch-A> (enable) ping 172.16.84.17 172.16.84.17 is alive Switch-A> (enable) ping 172.16.84.17 172.16.84.17 is alive Switch-A> (enable) show mac Port Rcv-Unicast Rcv-Multicast Rcv-Broadcast -------- -------------------- -------------------- -------------------- 2/1 3 24 0 2/2 0 2 0 2/3 0 2 0 2/4 0 2 0
この時点で、ping応答がポート3/1で受信されます。スイッチBのコンソールがスイッチAに応答を送信すると、EtherChannelはポート2/1を使用します。
スイッチ B のポート 2/1 をシャットダウンします。
スイッチ A から、別の ping を発行して、応答が返されるチャネルを特定します。
注:スイッチAは、スイッチBが接続されている同じポートで送信します。スイッチ B から受信されたパケットのみが表示されています。これは、送信パケットが show mac コマンド出力の後半に出現するためです。
1999 DEC 19 01:30:23 %PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 2/1 left bridge port 2/1-4 Switch-A> (enable) ping 172.16.84.17 172.16.84.17 is alive Switch-A> (enable) show mac Port Rcv-Unicast Rcv-Multicast Rcv-Broadcast -------- -------------------- -------------------- -------------------- 2/1 3 37 0 2/2 1 27 0 2/3 0 7 0 2/4 0 7 0
次に、ポート 2/1 を無効にすると、EtherChannel は自動的にチャネル内の次のポート、2/2 を使用します。
ポート 2/1 を再度有効にして、それがブリッジ グループに加入するまで待機します。
ping をさらに 2 回発行します。
1999 DEC 19 01:31:33 %PAGP-5-PORTTOSTP:Port 2/1 joined bridge port 2/1-4 Switch-A> (enable) ping 172.16.84.17 172.16.84.17 is alive Switch-A> (enable) ping 172.16.84.17 172.16.84.17 is alive Switch-A> (enable) show mac Port Rcv-Unicast Rcv-Multicast Rcv-Broadcast -------- -------------------- -------------------- -------------------- 2/1 5 50 0 2/2 1 49 0 2/3 0 12 0 2/4 0 12 0
注:これらのpingはポート2/1から送信されます。リンクがアップ状態に戻ると、EtherChannelによってバンドルに再度追加され、使用されます。これはすべて、ユーザに対して透過的に実行されます。
スーパーバイザ モジュールを交換するときに正しい手順に従わず、接続先のデバイスで errdisable が有効になっている場合は、EtherChannel がダウンする可能性があります。通常、この現象は、EtherChannel 用に設定する前の新しいスーパーバイザ モジュールにケーブルを接続した場合に発生します。そのため、errdisable に設定された接続先のデバイスがポート チャネルの設定ミスを検出して、そのポートを errdisable 状態にします。これにより、接続上の問題が発生します。チャネルは、接続先のデバイスで set port enable コマンドが発行されるまで、再びオンになることはありません。
ポート チャネルの設定ミスを回避するために、EtherChannel 用に設定されたスーパーバイザ モジュールを交換する場合は必ず次の手順に従ってください。
交換するスーパーバイザからすべてのケーブルを外します。
そのスーパーバイザを新しいスーパーバイザに交換します。
新しいスーパーバイザ モジュールを EtherChannel 用に設定します。
ケーブルを接続します。
WS-X6148-GE-TX モジュールと WS-X6148V-GE-TX モジュールは、EtherChannel あたり 1Gbps を超えるトラフィックをサポートしません。これらのモジュール上には、8 つのポートをサポートするポート特定用途向け集積回路(ASIC)からの 1 つの 1 ギガビット イーサネット アップリンクがあります。EtherChannel では、1 つのバンドル内のすべてのリンクからのデータが、その宛先が別のリンクであったとしても、ポート ASIC に送られます。これらのデータによって 1 ギガビット イーサネット リンク内の帯域幅が消費されます。これらのモジュールでは、EtherChannel 上のすべてのデータの合計が 1 Gbps を超えることはできません。そのため、これらのモジュールはリンクを冗長にするためのポート チャネルでのみ使用する必要があります。これらのモジュールが Gigabit EtherChannel に含まれている場合は、チャネル全体が 1 Gbps の帯域幅に制限されます。次のような警告メッセージも表示されます。
Adding a WS-X6148-GE-TX port to a channel limits the channel's bandwidth to a maximum of 1Gig throughput
set port channel on:EtherChannel 機能をオンにします。
set port channel auto:ポートをデフォルト モードの auto にリセットします。
set port channel desirable:チャネルを作成するように要求する PAgP パケットを相手側に送信します。
set port enable:set port disable コマンドの発行後または errdisable 状態後にポートを有効にします。
set port disable:他のコンフィギュレーション設定中にポートを無効にします。
set trunk desirable:このポートから他のスイッチに、トランク リンクにするための要求を送信することによって、トランキングをオンにします。また、ポートが negotiate(デフォルト設定)に設定されている場合は、リンクで使用するトランキングのタイプ(ISL または 802.1Q)をネゴシエートするように要求します。
show version:スイッチが実行しているソフトウェアのバージョンを表示します。
show module:スイッチにインストールされているモジュールを表示します。
show port capabilities:使用するポートが EtherChannel 機能を備えているかどうかを確認します。
show port:ポートのステータス(notconnect または connected)だけでなく、速度とデュプレックスの設定も特定します。
ping:他のスイッチへの接続をテストします。
show port channel:EtherChannel バンドルの現在のステータスを表示します。
show port channel mod/port:単一ポートのチャネルステータスの詳細なビューを表示します。
show spantree:STPがチャネルを1つのリンクとして認識したことを確認します。
show trunk:ポートのトランキング ステータスを表示します。
show port channel:EtherChannel バンドルの現在のステータスを表示します。
show port:ポートのステータス(notconnect または connected)だけでなく、速度とデュプレックスの設定も特定します。
clear counters:スイッチのパケットカウンタを0にリセットします。カウンタはshow macコマンドで表示されます。
show mac:スイッチが送受信したパケットを表示します。
ping:他のスイッチへの接続をテストして、show mac コマンドの出力に表示されるトラフィックを生成します。
set vtp domain testDomain:スイッチ上で VLAN を追加するために必要な VTP ドメインをスイッチに割り当てます。
set vlan 2 name vlan2:「vlan2」という名前のVLAN 2を作成します。
set vlan 2 2/4:ポート 2/4 を VLAN 2 に移動します。
set port channel 2/1-4 desirable:チャネルの作成を要求する PAgP パケットを相手側に送信します。
set port channel 2/1-4 auto:ポートをデフォルト モードの auto にリセットします。
set port channel 2/1-4 on:これらのポートのチャネル モードを on に設定します。PAgP パケットは相手側に送信されません。こちら側では、相手側でもチャネルが形成されているものと仮定します。
set vlan 1 2/4:ポート 2/4 を VLAN 1 に移動します。
この文書では CatOS ソフトウェア バージョン 4.5 を使用しているため、コマンド構文は『Command Reference for Cisco Catalyst 5000 Series Switches』から取得されています。
構文: | show version |
---|---|
この文書での使用例: | show version |
構文: | show module [mod_num] |
この文書での使用例: | show module |
構文: | show port capabilities [mod_num[/port_num]] |
この文書での使用例: | show port capabilities |
構文: | show port [mod_num[/port_num]] |
この文書での使用例: | show port |
構文: | ping [-s] host[packet_size][packet_count] |
この文書での使用例: | ping 172.16.84.17 |
構文: | show port channel [mod] [info | statistics] show port channel mod/port [info | statistics] |
この文書での使用例: | show port channel show port channel 2/1 |
構文: | set port disable mod_num/port_num |
この文書での使用例: | set port disable 2/1-4 |
構文: | set port channel mod/ports... [on |オフ | desirable | auto] set port channel admin_group [on |オフ | desirable | auto] set port channel admin_group mod/ports..[on |オフ | desirable | auto] |
この文書での使用例: | set port channel 2/1-4 on set port channel 2/1-4 auto set port channel 2/1-4 desirable |
構文: | set port enable mod_num/port_num |
この文書での使用例: | set port enable 2/1-4 |
構文: | show spantree [vlan | mod_num/port_num] [active] |
この文書での使用例: | show spantree |
構文: | show trunk [mod_num[/port_num]] [detail] |
この文書での使用例: | show trunk 2 |
構文: | set trunk mod_num/port_num [on |オフ | desirable | auto | nonegotiate] [vlan_range] [isl | dot1q | dot10 | lane |ネゴシエート] |
この文書での使用例: | set trunk 2/1 desirable |
構文: | set vtp [domain domain_name] [mode {client |サーバー | transparent}] [passwd passwd][pruning {enable | disable}] [v2 {enable | disable}] |
この文書での使用例: | set vtp domain testDomain |
構文: | set vlan vlan_num mod_num/port_list set vlan vlan_num [name name] [type {ethernet | fddi | fddinet | trcrf | trbrf}] [state {active | suspend}] [said said] [mtu mtu mtu] [ring hex_ring_number ] [decling decimal_ring_number ] [bridge bridge_num] [parent vlan_num] [mode {srt | srb}] [stp {IEEE | ibm | auto}] [translation vlan_num] [backupcrf {off | on}] [aremaxhop hop_count] [stemaxhop hop_count] |
この文書での使用例: | set vlan 2 name vlan2 set vlan 2 2/4 |
構文: | clear counters |
この文書での使用例: | clear counters |
構文: | show mac [mod_num[/port_num]] |
この文書での使用例: | show mac |
このケーブルはほとんどのコンピュータ ショップで入手可能です。また、自分で製造することもできます。次の 2 つの画像で、スイッチ間クロスオーバー ケーブルに必要なピン配置を示します。