このドキュメントでは、Point-to-Point Protocol over Ethernet(PPPoE)の実装オプションについて説明します。
このドキュメントに特有の要件はありません。
このドキュメントの内容は、特定のソフトウェアやハードウェアのバージョンに限定されるものではありません。
ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。
Digital Subscriber Line(DSL;デジタル加入者線)サービスに対して、次のPPPoE実装のいずれかを選択します。
PPPoEオプション1 Cisco DSLルータはPPPoEクライアントです。(推奨) PPPoEクライアント機能は、Cisco IOS®ソフトウェアリリース12.1XGに導入されました。この機能により、PPPoEクライアント機能をCisco DSLルータに移動できます。つまり、LAN上の各PCにPPPoEクライアントソフトウェアをロードする必要はありません。また、この機能により、複数のPCクライアントをCisco DSLルータのイーサネットインターフェイスに接続し、Cisco DSLルータとISPゲートウェイルータ間で単一のPPPoEセッションを共有できます。
この実装には、ネットワークアドレス変換(NAT)オーバーロード、NATプール、スタティックNAT、およびダイナミックホストコントロールプロトコル(DHCP)サーバの設定例が含まれます。
Cisco DSLルータでPPPoEクライアント機能をサポートするには、Cisco IOSソフトウェアリリース12.1(3)XG以降が必要です。
PPPoEオプション2 PCはPPPoEクライアントです。このオプションを使用するには、ローカルLAN上の各PCにWindows PPP over Ethernet(WINPoET)アプリケーションなどのPPPoEクライアントソフトウェアをインストールする必要があります。
改定 | 発行日 | コメント |
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1.0 |
25-Sep-2006 |
初版 |