インターネット サービス プロバイダー(ISP)は RFC1483 のブリッジング接続が割り当てられています。
このドキュメントに特有の要件はありません。
このドキュメントの内容は、特定のソフトウェアやハードウェアのバージョンに限定されるものではありません。
ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。
重要:始める前に、COM ポートのモニタリングを実行している可能性のある、PC 上のすべてのプログラムを終了します。PDAやデジタルカメラなどのデバイスは、システムトレイにプログラムを配置して、COMポートをCisco Digital Subscriber Line(DSL)ルータの設定に使用できないようにすることがよくあります。
ロール型ケーブルを使用してコンソールを接続します。また Cisco デジタル加入者線(DSL)ルータのコンソール ポートと PC の COM ポートを接続します。Cisco DSL ルータに用意されているコンソール ケーブルは、明るい青色のフラット ケーブルです。ロール型ケーブルのピン割り当て、または RJ-45 から DB9 コンバータへのピン割り当ての詳細については、『コンソールおよび AUX ポートのためのケーブル接続ガイド』を参照してください。
シスコ コンソール ケーブルの一端の RJ-45 コネクタを Cisco DSL ルータのコンソール ポートへ接続します。
コンソール ケーブルのもう一端の RJ-45 コネクタを、RJ-45 から DB9 へのコンバータに接続します。
この DB9 コネクタを PC の空いている COM ポートに接続します。
次のステップを実行します。
PC で HyperTerminal プログラムを起動します。
HyperTerminal セッションをセットアップします。
セッションに名前を割り当て、[OK] をクリックします。
[Connect To] ウィンドウで [Cancel] をクリックします。
[File] メニューから [Properties] を選択します。
[Properties] ウィンドウの [Connect Using] リストで、コンソール ケーブルの DB9 側を接続する COM ポートを選択します。
[Properties] ウィンドウで [Configure] をクリックし、次の値を入力します。
ビット/秒:9600
データ ビット:8
パリティ:なし
ストップ ビット:1
フロー制御:なし
[OK] をクリックします。
[Call] メニューで [Disconnect] をクリックします。
[Call] メニューで [Call] をクリックします。
HyperTerminal 画面上にルータ プロンプトが表示されるまで、[Enter] キーを押します。
次のステップを実行します。
特権モードに入るために、ルータ プロンプトで [enable] と入力します。
Router>enable Router# !--- The # symbol indicates that you are in privileged mode.
ルータ上の既存の設定をクリアします。
Router#write erase
ルータをリロードすると、ルータはブランクのスタートアップ コンフィギュレーションで起動します。
Router#reload System configuration has been modified. Save? [yes/no]:no Proceed with reload? [confirm]yes !--- Reloading the router can take a few minutes.
ルータのリロード後、イネーブル モードを再度開始します。
Router>enable Router#
次のステップを実行します。
トラブルシューティング セクションの debug 出力を適切に記録して表示するために、service timestamp を設定します。
Router#configure terminal Router(config)#service timestamps debug datetime msec Router(config)#service timestamps log datetime msec Router(config)#end
ルータの設定中にトリガーされる可能性のあるコンソール メッセージを非表示にするために、Cisco DSL ルータ上でロギング コンソールを無効にします。
Router#configure terminal Router(config)#no logging console Router(config)#end
ブリッジプロトコルを設定し、Cisco DSLルータのルーティングを無効にします。
Router#configure terminal Router(config)#no ip routing Router(config)#bridge 1 protocol ieee Router(config)#end
Cisco DSLルータイーサネットインターフェイスでブリッジグループを設定します。
Router#configure terminal Router(config)#interface ethernet 0 Router(config-if)#bridge group 1 Router(config-if)#no shut Router(config-if)#end
Cisco DSLルータのATMインターフェイスに、ATM相手先固定接続(PVC)、カプセル化タイプ、ブリッジグループを設定します。
Router#configure terminal Router(config)#interface atm 0 Router(config-if)#bridge-group 1 Router(config-if)#pvcRouter(config-if-atm-vc)#encapsulation aal5snap Router(config-if-atm-vc)#no shut Router(config-if-atm-vc)#end
Cisco DSL ルータのロギング コンソールを有効にし、すべての変更をメモリに書き込みます。
Router#configure terminal Router(config)#logging console Router(config)#end *Jan 1 00:00:00.100: %SYS-5-CONFIG_I: Configured from console by console Router#write memory Building configuration... [OK] Router#
これは、このドキュメントの手順に従って実行した結果の設定です。
Cisco DSLルータ(RFC1483純粋ブリッジング) |
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!--- Comments contain explanations and additional information. service timestamps debug datetime msec service timestamps log datetime msec ! no ip routing ! interface ethernet0 no shut no ip directed-broadcast bridge-group 1 ! interface atm0 no shut no ip address no ip directed-broadcast no atm ilmi-keepalive pvc <vpi/vci> encapsulation aal5snap !--- Common PVC values supported by ISPs are 0/35 or 8/35. !--- Confirm your PVC values with your ISP. ! bridge-group 1 ! bridge 1 protocol ieee ! end |
これで、Cisco DSL ルータは非対称デジタル加入者線(ADSL)サービスの運用が可能になります。設定を確認するには、show run コマンドを実行します。
Router#show run Building configuration...
アウトプット インタープリタ ツール(登録ユーザ専用)(OIT)は、特定の show コマンドをサポートします。OIT を使用して、show コマンドの出力の分析を表示します。
ADSLサービスが正しく動作しない場合は、『RFC1483 Pure Bridgingのトラブルシューティング』を参照してください。
改定 | 発行日 | コメント |
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1.0 |
26-Sep-2006 |
初版 |