Cisco Optical Networking System(ONS)15454 には、Virtual Tributary レベル 1.5 (VT1.5; 仮想トリビュタリ レベル 1.5)回線を最大 336 回線までスイッチングできる能力があります。この数は、単方向パススイッチドリング(UPSR)またはリニア1 + 1を実行している場合は到達不能になる可能性があります。これらのアーキテクチャを横断すると、224個のVT1.5回線の最大スイッチング能力が低下します。このドキュメントでは、これらの値を達成するために VT1.5 回線をプロビジョニング(またはグルーミング)する方法を説明し、これらの最大値に到達する前に Cisco ONS 15454 のユーザが VT1.5 回線不足になる場合がある理由を例示します。
注:任意のポートまたはカードから他のポートまたはカードへの最初のVT接続は、VT Cross Connection(VTX)マトリクスの2つの同期転送信号レベル1(STS-1)ポートを使用します。1つはSTS Cross Connection(STSX)マトリクス)からマトリクスへ、もう1はVTXへマトリクスその回線の終端の 1 つが、UPSR またはリニア 1+1 で保護された光ラインカードの場合は、さらにもう 1 つのポートが VTX マトリクスから STSX マトリクスに対して使用されます。ポートまたはカードが VTX マトリクス上の STS-1 ポートに接続された場合は、帯域幅を減少させずに(つまり、VTX マトリクス上の追加の STS-1 ポートを使用せずに)最大 28 回線の VT1.5 を接続できます。
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ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。
特に、このドキュメントでは次の点を説明しています。それぞれのライン カードの VT1.5 スイッチング機能、スイッチング VT1.5 回路に関係する Cisco ONS 15454 クロス コネクト(XC)カードと、クロス コネクト VT(XC-VT および XC10G)カードのアーキテクチャ、双方向ライン スイッチ型リング(BLSR)、UPSR、Linear 1 + 1、および標準 STS-1 接続でのこれらのカードの動作方法。設定例では、最大スイッチング機能を実現する方法と、これらの最大数に達する前に(VTXが頻繁に使用され、多くの図で…)マトリクス上の使用可能なSTS-1ポートを枯渇させる方法を示します。
次の表は、XC-VT と XC10G で VT1.5 トラフィックのスイッチングに使用できる Cisco ONS 15454 ラインカードを示しています。また、それぞれのカードに設定できる VT1.5 回線の最大数も示しています。
Card Type | DS-1 | DS-3 | 拡張型 DS-3 PM | EC-1 | DS-3 TMUX* | OC-3 | OC-12 | OC-48 | OC-48 ELR ITU | LS OC-48 IR | LS OC-48 LR | OC 192 LR | 10/100 イーサネット | ギガビット イーサネット |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DS-1 | 14 | 14 | 14 | 14 | 14 | 14 | 14 | 14 | 14 | 14 | ||||
DS-3 | ||||||||||||||
拡張型 DS-3 PM | ||||||||||||||
EC-1 | 14 | 336 | 168 | 336 | 336 | 336 | 336 | 336 | 336 | 336 | ||||
DS-3 XM-6/TMUX | 14 | 168 | 168 | 168 | 168 | 168 | 168 | 168 | 168 | 168 | ||||
OC-3 | 14 | 336 | 168 | 336 | 336 | 336 | 336 | 336 | 336 | 336 | ||||
OC-12 | 14 | 336 | 168 | 336 | 336 | 336 | 336 | 336 | 336 | 336 | ||||
OC-48 | 14 | 336 | 168 | 336 | 336 | 336 | 336 | 336 | 336 | 336 | ||||
OC-48 ELR ITU | 14 | 336 | 168 | 336 | 336 | 336 | 336 | 336 | 336 | 336 | ||||
LS OC-48 IR | 14 | 336 | 168 | 336 | 336 | 336 | 336 | 336 | 336 | 336 | ||||
LS OC-48 LR | 14 | 336 | 168 | 336 | 336 | 336 | 336 | 336 | 336 | 336 | ||||
OC 192 LR | 14 | 336 | 168 | 336 | 336 | 336 | 336 | 336 | 336 | 336 | ||||
10/100 イーサネット | ||||||||||||||
ギガビット イーサネット |
* TMUX = Transport Multiplexing Protocol
注:各カードのすべてのバージョンがこの表に示されているわけではありませんが、大きな変更は反映されません。
次の表は、Cisco ONS 15454 ラインカードの I/O 形式、内部 SONET マッピング、およびポート能力を示しています。内部形式が同じカードはクロス コネクト可能です。
注:内部では、DS-3カードがDS-3にマッピングされ、DS-3 TMUXカードがVT1.5にマッピングされているため、Digital Signal Level 3(DS-3)とDS-3 TMUXを相互接続できません。ただし、両方とも M13 でマッピングされている場合は、これらのカードを I/O ポートで接続できます。
Card Type | I/O 形式 | I/O ポート | 内部 SONET マッピング | STS ポート |
---|---|---|---|---|
DS-1 | DS-1 | 14 | STS にマッピングされた VT1.5 | 1 |
DS-3 | DS-3 1 | 12 | STS にマッピングされた DS-3 | 12 |
拡張型 DS-3 PM | DS-3 | 12 | STS にマッピングされた DS-3 | 12 |
EC-1 | DS-3 がマッピングされた STS、VT1.5 がマッピングされた STS またはクリア チャネル STS(電気)1 | 12 | STS または STS-1 にマッピングされた DS-3 と VT1.5 | 12 |
DS-3 TMUX | M13 でマッピングされた DS-3 | 6 | STS にマッピングされた VT1.5 | 6 |
*OC-3 | DS-3 でマッピングされた STS、VT1.5 でマッピングされた STS、クリア チャネル STS または OC-nc ATM(光) | 4 | STS または STS-n/nc にマッピングされた DS-3 と VT1.522 | 12 3 |
OC-12 | DS-3 がマッピングされた STS、VT1.5 がマッピングされた STS、クリア チャネル STS または OC-nc ATM(光)1 | 1 | STS または STS-n/nc にマッピングされた DS-3 と VT1.522 | 12 4 |
OC-48 | DS-3 がマッピングされた STS、VT1.5 がマッピングされた STS、クリア チャネル STS または OC-nc ATM(光)1 | 1 | STS または STS-n/nc にマッピングされた DS-3 と VT1.522 | 48 5 |
OC-48 ELR ITU | 200 GHz 間隔基準の 18 OC-48 IYU カードは赤色帯域と青色帯域で動作します。1 | 1 | STS または STS-n/nc にマッピングされた DS-3 と VT1.522 | 48 5 |
LS OC-48 IR | DS-3 がマッピングされた STS、VT1.5 がマッピングされた STS、クリア チャネル STS または OC-nc ATM(光)1 | 1 | STS または STS-n/nc にマッピングされた DS-3 と VT1.522 | 48 5 |
LS OC-48 LR | DS-3 がマッピングされた STS、VT1.5 がマッピングされた STS、クリア チャネル STS または OC-nc ATM(光)1 | 1 | STS または STS-n/nc にマッピングされた DS-3 と VT1.522 | 48 5 |
OC-192 LR | DS-3 がマッピングされた STS、VT1.5 がマッピングされた STS、クリア チャネル STS または OC-nc ATM(光)1 | 1 | STS または STS-n/nc にマッピングされた DS-3 と VT1.522 | 192 |
10/100 イーサネット | イーサネット(電気) | 12 | STS-nc にマッピングされた *HDLC によるイーサネット | 12 4 |
ギガビット イーサネット | イーサネット(電気) | 0 | STS-nc にマッピングされた HDLC によるイーサネット | 12 4 |
* OC = Optical Carrier(オプティカル キャリア)
* HDLC = High-Level Data Link Control(ハイレベル データリンク コントロール)
1 このカードでは、任意のタイプの DS-3 マッピング、M13、M23、クリア チャネル、DS-3 ATM を使用できます。
2 このカードの SONET マッピングには、DS-3 がマッピングされた STS または VT1.5 がマッピングされた STS を使用できます。ただし、2 つの異なるマッピングの変換は行いません。
3 4 つの STS ストリームのそれぞれは、STS-1 または STS-3c の倍数単位で設定できます。
4 STS ストリームは、STS-1、STS-3c、STS-6c、または STS-12c の倍数単位で設定できます。
5 STS ストリームは、STS-1、STS-3c、STS-6c、STS-12c、または STS-48 の倍数単位で設定できます。
注:このドキュメントに記載されている回路ダイアグラムに従うには、『XCおよびXC-VTのSTS-1およびVT 1.5のクロスコネクションマトリクスについて』PDF版のウォールチャートをダウンロードしてください。
XC カードでは、Cisco ONS 15454 トラフィック カード間での STS-1 レベルのトラフィックがすべてスイッチングされます。XC カードを通過してもトラフィックの損失または劣化は発生しませんが、通過するトラフィックにより、使用可能な STS-1 回線の一部が使用されます。たとえば、OC-12 では STS が 12 ポート、12 ポートの DS-3 では STS が 12 ポート、14 ポートの DS-1 では STS が 1 ポート使用されます。
次に示すように、XC カードは 2 つの STS 特定用途向け集積回路(ASIC)で構成されています。
各 XC カードには、12 の入力ポートと 12 の出力ポートの合計 24 のポートがあります。1 つの入力ポートと 1 つの出力ポートは、Cisco ONS 15454 のシェルフで使用可能な各ラインカード スロットを表しています。4つの入出力ポートペアは、STS-48ラインレートと同じ高さで動作します。これは、5、6、12、および13の高速スロットと一致します。残りの8つの入出力ポートペアは、最大STS-12ラインレートで動作します。従って、最大帯域幅は、(4 x 48) + (8 x 12) つまり 288 回線の STS-1 回線になります。ただし、各接続には2つの回線が必要です。そのため、XCカードを通過できるSTS-1接続の実効同時数は144です。任意の入力ポートのSTS-1を任意の出力ポートにマッピングできます。XC カードは、ノンブロッキングな設計になっています。つまり、144 の STS-1 接続すべてを同時に最大キャパシティまで使用できます。
XC-VT カードは、XC カードと同じ機能を提供します。さらに、VTX マトリクスというサブマトリクスとのインターフェイス機能を備えた 24 の STS-1 レベル ポートも追加されています。この機能を使用すれば、STS-1 レベルより下位の VT1.5 レベルで回線をクロス コネクトできます。XC10G カードは機能的には XC-VT カードと同じですが、XC カードと XC-VT カードの両方に対して一部機能拡張されています。これらの機能拡張により、STS-1 レベルの接続の処理能力が向上しています。XC10G の最大帯域幅は、(4 x 192) + ( 8 x 48) つまり 1152 回線の STS-1 回線です。この場合も、STS-1 では STSX マトリクスに対して入出力両方に対応します。従って、XC10G カードを通過できる STS-1 の実効同時接続数は 576 になります。
XC-VT と XC10G の両方で、多くの場合、VT1.5 回線の最大数を VT 単位のクロス コネクトと考えて、合計 336 回線の VT であると考えます。しかし、この場合は、VT ではなく VTX マトリクスに接続される 24 の STS-1 ポートに関連付けるのが最善です。このプロセスを理解するためには、この制限を念頭に置くことが重要です。
任意のポートまたはカードから他のポートまたはカードへの最初のVT接続では、VTXマトリクス上の2つのSTS-1ポート(STSXマトリクスからVTXマトリクスへ、別のVTXマトリクスからSTSXマトリクスへ)が使用されます。その回線の終端の 1 つが、UPSR またはリニア 1+1 で保護された光ラインカードの場合は、さらにもう 1 つのポートが VTX マトリクスから STSX マトリクスに対して使用されます。ポートまたはカードが VTX マトリクス上の STS-1 ポートに接続された場合は、帯域幅を減少させずに(つまり、VTX マトリクス上の追加の STS-1 ポートを使用せずに)最大 28 回線の VT1.5 を接続できます。
次に示すように、XC-VT カードや XC10G カードには、第 3 の VTX ASIC が搭載されています。
注:この図の大きなバージョンについては、「XCおよびXC-VTのSTS-1およびVT 1.5のクロスコネクトマトリクスについてPDF版」ウォールチャートを参照してください。
前述のとおり、VTX ASIC は 24 回線の STS-1 回線を提供し、それぞれが最大 28 回線の VT1.5 回線をグルーミングできます。この機能では、理論上 VT1.5 回線 672 回線分の帯域幅が実現されますが、VT1.5 接続ごとに最低 2 回線が必要になるので、XC-VT カードまたは XC10G カードを通過できる VT1.5 の同時接続数は 336 になります。
注:XC10GはSTSXマトリクスでのみ機能を拡張しています。VTX マトリクスは XC-VT カードと同じで、336 回線の VT1.5 に制限されています。
任意の VTX 入力ポートの VT1.5 を、任意の VTX 出力ポートにマッピングできます。XC-VT/XC10G カードは、ノンブロッキングな設計になっています。つまり、336 の VT1.5 接続すべてを同時に最大キャパシティまで使用できます。STS-1 が部分的に使用されている場合でも、STS-1 のすべての VT1.5 は VTX で終端されます。STS のすべての VT1.5 が使用され、さらに VTX ASIC の STS-1 ポートがすべて使用されても、VTX には、終端された各 STS でのそれぞれの VT1.5 をスイッチングするのに十分なキャパシティがあります。そのため、VT1.5 の終端ではなく、VTX 上の STS-1 の終端の数を考慮してください。
つまり、XC-VT カードや XC10G カードでは、VT1.5 トラフィックに対して双方向の STS-12 相当の機能が提供されます。VT1.5 レベルの信号は、クロス コネクト、廃棄、または再配置が可能です。Timing Communications and Control(TCC)カードでは、STS-1 ベースまたは VT1.5 ベースで各スロットに帯域幅が割り当てられます。VTX ASIC 上の STS-1 の 24 のポートがすべて使用されると、それ以上の VT1.5 回線は VTX マトリクスにアクセスできなくなります。
ここでは、XC および XC-VT ラインカードの回線アーキテクチャとキャパシティの概要を説明します。
XC または XC-VT カードを同時に通過できる STS-1 回線の最大数は 144 です。
XC または XC-VT カード上の 144 の STS-1 回線は、すべて最大キャパシティまで使用できます。
XC10G カードを同時に通過できる STS-1 回線の最大数は 576 です。
XC10G カード上の 576 の STS-1 回線は、すべて最大キャパシティまで使用できます。
XC-VT カードまたは XC10G カードを通過できる VT1.5 接続の最大数は 336 です。
XC-VT または XC10G カード上の 336 の VT1.5 接続は、すべて最大キャパシティまで同時に使用できます。
VTX ASIC のキャパシティを計算するときには、VTX ASIC で終端される STS-1 回線の数を考慮します。
VTX ASIC上のSTS-1ポートの最大数は24です。24個のポートをすべて使用すると、追加のVT1.5回線を作成できません。
XC カードでは、STS と STS の間のスイッチングのみが行われます。VT レベルではスイッチングは行われませんが、STS-1 回線を介した VT1.5 のトンネリングは可能です。
VT1.5 回線のトンネリングを行う場合、XC カードでは直接マッピングが行われ、STS フロー内の着信 VT と発信 VT の間の Time Slot Interchange(TSI; タイムスロット交換)は行われません。
XC-VT または XC10G カードでは、1 つの STS からの VT1.5 接続を複数の STS にマッピングしたり、VT 1.5 に対して TSI を実行したりできます。
XC-VT または XC10G カードを介して VT1.5 がトンネリングされる場合は、VTX ASIC を通過したり、24 の STS-1 の帯域幅を使用したりすることはありません。
BLSR を使用する場合の動作は、VTX ASIC 上で通常の STS-1 接続を作成する場合と同じです。発信側の STSX ASIC 1 から VTX に終端されるすべての STS-1 回線ごとに、VTX から宛先 STSX ASIC 2 への 2 つ目の STS-1 が必要になります。
つまり、最大スイッチング容量は336回線で、それぞれ24個のポートを使用して最大28個のVT1.5で満たされた12個のSTS-1回線が合計336回線(12 x 28 = 336)になります。
注:この図の大きなバージョンについては、「XCおよびXC-VTのSTS-1およびVT 1.5のクロスコネクトマトリクスについてPDF版」ウォールチャートを参照してください。
注:VTXマトリックスとの間でSTS-1を使用することは、ノード単位ではありません。VT1.5 回線がプロビジョニングされるすべてのノードごとに STS-1 接続が 2 つ使用されます。
UPSR またはリニア 1+1 を使用する場合、スイッチング能力が低下し、最大 224 回線の VT1.5 までとなります。発信側の STSX ASIC 1 から VTX に終端されるすべての STS-1 接続ごとに、VTX から宛先 STSX ASIC 2 へさらに 2 つの(動作中で保護された)STS-1 接続が必要になります。
これは、最大スイッチング容量224回線を実現できることを意味します。各STS-1回線に最大28個のVT1.5を24ポート使用し、合計224回線(8 x 28 = 224)を実現します。
注:この図の大きなバージョンについては、「XCおよびXC-VTのSTS-1およびVT 1.5のクロスコネクトマトリクスについてPDF版」ウォールチャートを参照してください。
注:VTXマトリックスとの間でSTS-1を使用することは、ノード単位では行われないことに注意してください。VT1.5 回線がプロビジョニングされるすべてのノードごとに STS-1 接続が 2 つ使用されます。VT 1.5 が使用されるノードでは 3 つ使用され、1 つの UPSR リングから別のリングに横断するときには 4 つ使用される場合もあります。
ポイントツーマルチポイント接続では、ポートと接続の比率はポイントツーポイント接続の場合のように 2 対 1 にはなりません。回線接続数ではなく、終端される物理的な STS-1 ポートの数を考慮することが重要です。ポイントツーマルチポイント接続は、ブロードキャスト ビデオ(単方向)および UPSR/BLSR マッチド ノードのドロップ & コンティニュー サイトで使用されます。
スロット 1/ポート 3/STS 2(1/3/2)からスロット 2/ポート 2/STS 4(2/2/4)へのポイントツーポイント接続 A を作成するときには、ポートが 2 つ使用されます。4/4/4 と 5/5/5 にマッピングされた 2/2/2 のポイントツーマルチポイント接続 B が作成されると、ポートが 3 つ使用されます。接続 A と接続 B の合計(5 ポート)を使用可能なポートの合計数 288 から差し引くと、STSX に残っている論理ポートは 283 になります。これらが単方向のフローである場合、接続 A は 1 ポートを使用し、接続 B は 1.5 ポートを使用します。
注:単方向接続は0.5増分で測定されます。これは、相互接続されたカードが双方向フローを2つの単方向接続として認識するためです。ライン カードのキャパシティと特性の表では、双方向の場合の制限が示されています。
STSX はノンブロッキングなので、現在はこのような計算をする必要はありません。STSX には、すべてのポートまたは STS をすべてのポートまたは STS にスイッチングするキャパシティがあります。
これまでに説明した概念の多くを次の例で説明します。最初の例は、VT1.5 接続を STS-1 回線上に正しくプロビジョニングする方法を示しています。2 番目の例は、プロビジョニングが正しくない場合に、どのように使用可能な帯域幅を超過してエラーが発生するかを示しています。
この例では、次の図に示されているように、2 枚の EC(Electrical Card)-1 カードが物理スロット 4 と 17 にインストールされています。各 EC-1 カードには、STS-1 ポートが 12 あります。物理スロット4の送信元EC-1カードのポート1は、物理スロット17の宛先EC-1カードのポート1に接続されます。これには、VTX ASICで終端する2つのSTS-1回線(1つの送信元と1つの宛先)が必要です..
この例では、VTX ASIC 上の 2 つの STS-1 ポート(発信元と宛先)に複数の VT1.5 接続をプロビジョニングする方法を示しています。グルーミングと呼ばれるこのプロセスを適用すれば、VTX ASIC 上の 24 の STS-1 ポートそれぞれで使用可能な 28 回線の VT1.5 をすべて使用できるようになります。この方法では合計 672 回線(28 x 24)の帯域幅が使用可能になりますが、各 VT1.5 接続には発信元回線と宛先回線が必要なので、XC-VT 上で使用可能な VT1.5 接続の最大数は 336 になります。
VT1.5 回線のプロビジョニングを行うには、次の手順に従ってください。
Circuit Creation ウィンドウに、VT1.5 回線のプロビジョニングを行うための Circuit Attributes(回線の属性)の入力を求めるプロンプトが表示されます。
[VT] を選択して VT1.5 回線をプロビジョニングし、[Route Automatically] チェックボックスをオフにして、VT1.5 回線の使用するパスを手作業で設定します。[next] をクリックします。
注:この図の大きなバージョンについては、「XCおよびXC-VTのSTS-1およびVT 1.5のクロスコネクトマトリクスについてPDF版」ウォールチャートを参照してください。
[Circuit Creation] > [Circuit Source] ウィンドウで、VT1.5 回線が通過する EC-1 カードの送信元ノード、物理スロット番号、およびポートを設定します。
STS-1回線の最初のVT1.5をソースEC-1カードの最初のポートにグルーミングするには、slot 4、port 1、VT 1を選択します。各EC-1ポートは1つのソースSTS-1にマップされるため、STS 1を選択する必要必要はありません。次に進みます。
注:この図の大きなバージョンについては、「XCおよびXC-VTのSTS-1およびVT 1.5のクロスコネクトマトリクスについてPDF版」ウォールチャートを参照してください。
[Circuit Creation] > [Circuit Destination] ウィンドウで、VT1.5 回線が通過する EC-1 カードの宛先ノード、物理スロット番号、およびポートを設定します。
STS-1回線の最初のVT1.5を宛先EC-1カードの最初のポートにグルーミングするには、slot 17、port 1、VT 1を選択します。各EC-1ポートは単一の宛先STS-1にマップされるため、STS 1をを選択する必要はありません。 Next。
注:この図の大きなバージョンについては、「XCおよびXC-VTのSTS-1およびVT 1.5のクロスコネクトマトリクスについてPDF版」ウォールチャートを参照してください。
Circuit Creation 確認ウィンドウで、グルーミング中の回線の設定を確認します。
次のウィンドウで、スロット4のEC-1カードのポート1から宛先STS-1回線のVT1.5からスロット17のEC-1カードのポート1に向かう送信元STS-1回線のVT1.5接続のグルーミングを確認します。回線をを。
注:この図の大きなバージョンについては、「XCおよびXC-VTのSTS-1およびVT 1.5のクロスコネクトマトリクスについてPDF版」ウォールチャートを参照してください。
残りの 27 回線の VT1.5 に対してステップ 1 〜 4 を繰り返して、両方の EC-1 カードのポート 1 を接続する発信元と宛先の STS-1 回線に、それらの回線がグルーミングされるようにします。
この作業は、個別または複数の回線に対して行うことができます。複数の回線を作成するには、[Circuit Creation] > [Circuit Attributes] の最初の画面のボックス内に必要な回線数を入力します(ステップ 1 を参照)。 このグルーミング プロセスが終わると、28 回線の VT1.5 すべてが発信元と宛先の STS-1 回線にプロビジョニングされます。
次に示す [Circuit Creation] > [Circuit Destination] ウィンドウは、プロビジョニング中の最後の回線接続先のパネルです。すべての28のVT1.5回線は、物理スロット4のEC-1カードのポート1に接続された単一の宛先STS-1にマッピングされています。これらの28のVT1.5回線を正しく調整することで、スロット17の宛先EC-1カードのポート1に1111011000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000
注:この図の大きなバージョンについては、「XCおよびXC-VTのSTS-1およびVT 1.5のクロスコネクトマトリクスについてPDF版」ウォールチャートを参照してください。
次に示す [Circuit Creation] > [Circuit Destination] ウィンドウは、プロビジョニング中の最後の回線接続先のパネルです。すべての28のVT1.5回線は、物理スロット4のEC-1カードのポート1に接続された単一の宛先STS-1にマッピングされます。これらの28のVT1.5回線を正しく調整することで、スロット17の宛先EC-1カードのポート1に1111010000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000
注:この図の大きなバージョンについては、「XCおよびXC-VTのSTS-1およびVT 1.5のクロスコネクトマトリクスについてPDF版」ウォールチャートを参照してください。
この例では、2枚のEC-1カードが物理スロット4と17に装着され、DS-3カードが物理スロット14に装着されています。各EC-1カードは12個のSTS-1ポートを提供し、各カードのポートを接続できます。接続には、XC-VTまたはXC10Gs VTX ASIC上の2つのポートが必要で、内部で伝送されるVT1.5を切り替えます。これらの接続を行えば、VTX ASIC 上の 24 の STS-1 ポートすべてが使用され、1 回線の VT1.5 を伝送する STS-1 を DS-3 カードからさらにプロビジョニングしようとすると、VTX ASIC の制限を超過して、エラー メッセージが表示されます。
次のステップは、プロビジョニングが正しくない場合に、どのように使用可能な帯域幅を超過してエラーが発生するかを示しています。
Circuit Creation ウィンドウに、VT1.5 回線のプロビジョニングを行うための Circuit Attributes(回線の属性)の入力を求めるプロンプトが表示されます。
[VT] を選択して VT1.5 回線をプロビジョニングし、[Route Automatically] チェックボックスをオフにして、VT1.5 回線の使用するパスを手作業で設定します。[next] をクリックします。
注:この図の大きなバージョンについては、「XCおよびXC-VTのSTS-1およびVT 1.5のクロスコネクトマトリクスについてPDF版」ウォールチャートを参照してください。
[Circuit Creation] > [Circuit Source] ウィンドウで、作成された VT1.5 回線の送信元情報を設定します。
発信元 EC-1 カードの 12 のポートそれぞれは、1 つの STS-1 回線にマッピングされています。物理スロット 4 にある発信元 EC-1 カードの最初のポートを選択し、STS-1 回線内で伝送される発信元ポートの使用可能な 28 の VT1.5 接続から VT 1 を選択します。[next] をクリックします。
注:この図の大きなバージョンについては、「XCおよびXC-VTのSTS-1およびVT 1.5のクロスコネクトマトリクスについてPDF版」ウォールチャートを参照してください。
[Circuit Creation] > [Circuit Destination] ウィンドウで、作成された VT1.5 回線の接続先情報を設定します。
宛先 EC-1 カードの 12 のポートそれぞれは、1 つの STS-1 回線にマッピングされています。物理スロット 17 にある宛先 EC-1 カードの最初のポートを選択し、STS-1 回線内で伝送される宛先ポートの使用可能な 28 の VT1.5 接続から VT 1 を選択します。[next] をクリックします。
注:この図の大きなバージョンについては、「XCおよびXC-VTのSTS-1およびVT 1.5のクロスコネクトマトリクスについてPDF版」ウォールチャートを参照してください。
Circuit Creation 確認ウィンドウで、プロビジョニング中の回線の設定を確認します。
次のウィンドウで、スロット4のEC-1カードのポート1からスロット17のEC-1カードのポート1への最初のSTS-1回線のグルーミングを確認します。[完了]をクリックして回線を作成します。
注:この図の大きなバージョンについては、「XCおよびXC-VTのSTS-1およびVT 1.5のクロスコネクトマトリクスについてPDF版」ウォールチャートを参照してください。
発信元と宛先の EC-1 カードの 12 のポートそれぞれに対して、ステップ 1 〜 4 を繰り返します。
プロビジョニングされる各 STS-1 回線には、XC-VT または XC10G の VTX ASIC 上の STS-1 ポートが 2 つ使用されます。12 ポートすべてがグルーミングされると、VTX ASIC 上で使用可能な 24 の STS-1 ポートすべてが使用されて、VTX ASIC 上で使用可能な STS-1 の帯域幅がすべて使用されることになります。ただし、VTX ASIC のマトリクスを使用して作成される VT1.5 は 12 回線だけです。
次に示す[Circuit Creation]確認ウィンドウは、スロット4のEC-1カードのポート12からスロット17のEC-1カードのポート12に最後のSTS-1回線がグルーミングされる直前に表示されます。図に示すように、VTXのASIC2STSの2224 STSのSTS 1ポート222224
注:この図の大きなバージョンについては、「XCおよびXC-VTのSTS-1およびVT 1.5のクロスコネクトマトリクスについてPDF版」ウォールチャートを参照してください。
次に、ユーザが物理スロット14のDS-3カードから物理スロット17のEC-1カードのポート1の2番目のVT1.5に13番目のVT1.5回線をプロビジョニングしようとしたときに何が起こるかを考えます(最初のVTは15)。 ユーザが 13 番目の STS-1 回線をグルーミングできるようになる直前に、次の確認パネルが表示されます。
VTX ASIC に使用可能な STS-1 ポートがないために、処理に失敗したことを示す次の Circuit Creation 確認ウィンドウが表示されます。
クロス コネクトの詳細については、次の PDF 版ウォールチャートを参照してください。
『XC および XC-VT の STS-1 と VT 1.5 とのクロス コネクト マトリクスについて』ウォールチャート。