この文書では、イーサネット AUI ポートと、ケーブルの仕様、そしてポートのピン配置について説明します。
このドキュメントに関する固有の要件はありません。
このドキュメントの情報は、次のソフトウェアとハードウェアのバージョンに基づくものです。
AUIアダプタケーブル:CAB-3CE18=
このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、クリアな(デフォルト)設定で作業を開始しています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、どのようなコマンドについても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。
ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。
Cisco ルータでは、柔軟性向上のために、イーサネット ポートに一般的な AUI コネクタを装備しています。これらの AUI ポートは、それぞれ個別のメディア(ツイストペア、同軸、ファイバなど)への変換を行う外部トランシーバに接続する設計になっています。トランシーバは、AUI ポートに直接接続するか、次に示す AUI ケーブルを経由して接続します。
このセクションでは、イーサネット ポートとケーブルの仕様について説明しています。
次の表では、各ピンと対応する信号を示しています。
ピン 1 | イーサネット回線 | 信号 |
---|---|---|
3 | DO-A | データ出力回線 A |
10 | DO-B | データ出力回線 B |
11 | DO-S | データ出力回線シールド |
5 | DI-A | データ入力回線 A |
12 | DI-B | データ入力回線 B |
4 | DI-S | データ入力回線シールド |
2 | CI-A | 制御入力回線 A |
9 | CI-B | 制御入力回線 B |
1 | CI-S | 制御入力回線シールド |
6 | VC | 電圧帰路 |
13 | VP | 正電圧 |
14 | VS | 電圧シールド(L25 および M25) |
シェル | PG | 保安用接地 |
1 参照されていないピンは接続されません。
次の表には、イーサネット ケーブルのイーサネット バージョン 2 および IEEE 802.3 物理特性が一覧されています。
イーサネット | IEEE 802.3 | |||
---|---|---|---|---|
10Base5 | 10Base2 | 10BaseT | ||
データ レート(Mbps) | 10 | 10 | 10 | 10 |
シグナリング方式 | ベースバンド | ベースバンド | ベースバンド | ベースバンド |
最大セグメント長(メートル) | 500 | 500 | 185 | 100(Unshielded twisted pair [UTP; シールドなしツイスト ペア]) |
メディア | 50 オーム同軸(太ケーブル) | 50 オーム同軸(太ケーブル) | 50 オーム同軸(細ケーブル) | UTP |
トポロジ | バス | バス | バス | スター |
次の表では、イーサネットの同軸タイプの接続について、10 Mbps での転送に対する制限事項を一覧しています。
パラメータ | 10Base5 | 10Base2 |
---|---|---|
ケーブル直径 | 1 cm(0.4 インチ) | 0.6 cm(0.25 インチ) |
最大セグメント長 | 500 m(1640 フィート) | 152 m(500 フィート) |
最大ネットワーク長(リピータ 4 台) | 2500 m(8200 フィート) | 762 m(2500 フィート) |
最大接続数(タップ / セグメント) | 100 | 30 |
最小接続(タップ)間隔 | 2.5 m(8.2 フィート) | 0.5 m(1.64 フィート) |
改定 | 発行日 | コメント |
---|---|---|
1.0 |
18-Nov-2003 |
初版 |