はじめに
このドキュメントでは、Cisco IOS® XE SD-WANを実行するルータを元のソフトウェアにダウングレードする方法について説明します。
前提条件
要件
このドキュメントに関する固有の要件はありません。
使用するコンポーネント
このドキュメントの内容は、特定のソフトウェアやハードウェアのバージョンに限定されるものではありません。
このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、クリアな(デフォルト)設定で作業を開始しています。本稼働中のネットワークでは、各コマンドによって起こる可能性がある影響を十分確認してください。
注:このプロセスは、17.2.xより前のリリースを実行しているSD-WANルータ用です。
問題
ユーザは、元のCisco IOS XEイメージをブートするためにboot system flash bootflash:イメージを設定することはできません。
router#config-transaction
admin connected from 127.0.0.1 using console on router
router(config)#boot ?
^
% Invalid input detected at '^' marker.
router(config)#boot system flash bootflash:c1100-universalk9_ias.16.06.05.SPA.bin
-------------------^
syntax error: unknown command
解決方法
この手順は、Cisco IOS XE SD-WANソフトウェアへのソフトウェアアップグレードに似ています。
- 必要なソフトウェアをブートフラッシュにコピーするか、USBフラッシュドライブにアップロードします。
- ルータが管理コンソールに接続されていることを確認します。
- PnPが実行されている場合は、CLIへのアクセスを許可するためにPnPを停止します。
router#pnpa service discovery stop
- config-registerを0x0に変更します。
router#config-transaction
router(config)#config-register 0x0
router(config)#commit
router(config)#end
- ルータのリブート時にconfig-registerが0x0に設定されていることを確認します。
router#show bootvar
BOOT variable = bootflash:packages.conf,1;bootflash:prev_packages.conf,1;
CONFIG_FILE variable does not exist
BOOTLDR variable does not exist
Configuration register is 0x0
Standby not ready to show bootvar
- ルータをリブートします。
router#reload
Proceed with reload? [confirm] Yes
ルータがリブートし、ROMMONモードになります。
- ロードするソフトウェアイメージの名前を取得するには、ルータのブートフラッシュを確認します。
rommon 1> dir bootflash
rommon 2> boot bootflash:c1100-universalk9_ias.16.06.05.SPA.bin
以前のソフトウェアイメージを使用してルータがリブートします。
- リロード後にconfig-registerを元の値(0x2102など)に設定し、保存します。
router#config terminal
router(config)#config-register 0x2102
router(config)#end
router#write
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