このドキュメントでは、VPN 3000 コンセントレータおよび Funk RADIUS サーバが連係して Cisco VPN クライアントを認証するように設定する方法を説明します。VPN Client を認証した後、Funk RADIUS サーバは IP アドレスをクライアントに提供します。
ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。
このドキュメントの情報は、VPN コンセントレータのプライベート インターフェイスとパブリック インターフェイスの設定が完了していることを前提としています。
このドキュメントの情報は、VPN 3000 コンセントレータのすべてのリリースに基づいており、Cisco VPN 3000 クライアント(2.5.x)と Cisco VPN クライアント(3.x)の両方に適用されます。
この情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されたものです。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期(デフォルト)設定の状態から起動しています。実稼動中のネットワークで作業をしている場合、実際にコマンドを使用する前に、その潜在的な影響について理解しておく必要があります。
VPN コンセントレータ サイドを設定するには、次の手順に従います。
[Configuration] > [System] > [Servers] > [Authentication] に移動し、[Add] をクリックします。[Server Type] で [Internal] を選択し、[Add] をクリックします。
[Configuration] > [System] > [Servers] > [Authentication] に移動して [Add] をクリックし、以下のパラメータを設定します。
Server Type:[RADIUS] を選択します。
Authentication Server:RADIUS サーバの IP アドレスまたはホスト名を入力します。
Server Secret:RADIUS サーバと同じストリングを入力します。
これらのパラメータを設定したら、[Add] をクリックします。
[Configuration] > [System] > [Address Management] に移動し、[Use Address from Authentication Server] オプションをオンにします。
[Configuration] > [User Management] > [Groups] に移動し、[Add] をクリックし、グループ ID、DNS および認証のパラメータを設定します。
[Identity] タブで、次のパラメータを設定します。
[Group Name](大文字と小文字を区別)
[Password](大文字と小文字を区別)
[General] タブで、次のパラメータを設定します。
Primary DNS
Secondary DNS
Primary WINS
Secondary WINS
注:接続時に2台のWINSサーバのIPアドレスがVPN Clientに渡されます。
[IPSec] タブで、次のパラメータを設定します。
認証:[RADIUS] を選択します。
これらのパラメータを設定したら、[Add] をクリックします。
リリース 3.0 以降では、グローバルで定義した Funk RADIUS サーバをすべてのグループで使用するのではなく、各グループにそれぞれ Funk RADIUS サーバを設定できるようになりました。個別の Funk RADIUS サーバが設定されていないグループは、グローバルに定義されている Funk サーバを使用します。
上記の例では、1 つのグローバル Funk RADIUS サーバが定義されます。また、グループごとに個別の Funk RADIUS サーバを定義することもできます。このためには、[Configuration] > [User Management] > [Groups] に移動し、グループを強調表示して [Modify Auth Server] を選択します。
VPN コンセントレータと通信するように RADIUS サーバを設定するには、次の手順に従います。サーバの詳細については、Funk Software または Juniper Networks を参照してください。
[RAS Client] メニューで [Add] をクリックし、クライアント名、IP アドレス、およびメーカー/モデルのパラメータを設定します。
Client Name:VPN コンセントレータの名前を入力します。
IP アドレス:RADIUS サーバと通信するインターフェイスのアドレスを入力します。(RADIUS サーバは VPN コンセントレータを RADIUS クライアントとして認識します)
Make/Model:VPN 3000 Concentrator と入力します。
[Edit authentication secre] をクリックし、共有秘密を入力して [Save] をクリックします。
[Users] メニューで、設定したユーザまたはグループを選択し、フレーム IP アドレスとクラスの return-list 属性を追加します。
Class:前述のステップ 4 で設定したグループ名を入力します。
Framed IP Address:VPN コンセントレータの IP アドレスまたはプール名を入力します。
RADIUS サービスを停止して再起動します。
改定 | 発行日 | コメント |
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1.0 |
14-Jan-2008 |
初版 |