このドキュメントでは、Cisco 適応型セキュリティ アプライアンス(ASA)の disk0 エラー メッセージについて、問題の解決策を含めて説明します。
このドキュメントに特有の要件はありません。
このドキュメントの情報は、ソフトウェア バージョン 7.x が稼働する Cisco 5500 適応型セキュリティ アプライアンス(ASA)に基づくものです。
このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期(デフォルト)設定の状態から起動しています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、どのようなコマンドについても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。
ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。
disk0 ディレクトリに次のエラー メッセージが表示されます。
ASA(config)#dir disk0: Directory of disk0:/%Error calling getdents for disk0:/ (File not found in Inode table) 255426560 bytes total (227303424 bytes free)
wr mem コマンドを発行すると、次のエラーが表示されます。
%Error writing disk0:/.private/startup-config (I/O error)Error executing command[FAILED]
注:ASAソフトウェアイメージをdisk0:にコピーしようとした場合でも、同じエラーメッセージが表示されます。ことがあります。
ヒント:このドキュメントで解決策を実装する前に、logging flash-bufferwrapコマンドが設定に含まれていないことを確認してください。含まれている場合は、次のコマンドを使用して削除してください。
ASA(config)#no logging flash-bufferwrap
この問題を解決するには、ここに示す解決策を使用します。
disk0 に対するファイル システム チェックを実行するために、fsck disk0:コマンドが表示されない場合もあります。
ASA(config)#fsck disk0:
注:このソリューションで問題が解決しない場合は、TAC(登録ユーザ専用)にお問い合わせください。
警告:この手順は、問題が解決しない場合にのみ実行してください。フラッシュを再フォーマットし、次の出力に示すようにイメージをコピーしてください。
ASA(config)#format disk0: Format operation may take a while. Continue? [confirm] y ASA(config)#copy tftp disk0:
注: formatコマンドを発行すると、設定が消去されます。最初に、バックアップがあることを確認してください。設定のバックアップおよび復元方法の詳細については、『copy コマンドを使用した PIX 7.x コンフィギュレーションのバックアップと復元』を参照してください。
ASA でサポートされているさまざまなコマンドの詳細については、『Cisco セキュリティ アプライアンス コマンド リファレンス』を参照してください。
改定 | 発行日 | コメント |
---|---|---|
1.0 |
21-Feb-2007 |
初版 |