概要
このドキュメントでは、トレースツールを使用して、Eメールセキュリティアプライアンス(ESA)を介したメッセージの処理方法をデバッグする方法について説明します。
ESAによるメッセージの処理方法をデバッグする方法
メッセージがESA経由で処理および解釈される方法について疑問がある場合や、メッセージが期待どおりに処理されない特定の問題がある場合は、GUIからSystem Administration > Traceを使用します。CLIでtraceを使用します。 トレースは、トラブルシューティングとデバッグに役立つ強力なツールです。特に、ESAで使用可能な高度な機能の多くを組み合わせた場合に役立ちます。
トレースは、リスナーによって受け入れられるとしてメッセージをエミュレートし、システムの現在の設定(コミットされていない変更を含む)によってトリガーまたは影響を受けた機能の要約を出力します。
注:テストメッセージは実際には送信されません。
ビデオに示されている値を入力したら、[トレースの開始]をクリックします。
メッセージに影響を与えるシステムに設定されているすべての機能の要約が印刷されます。
[メッセージ本文のアップロード]オプションを使用して、ローカルファイルシステムからメッセージ本文をアップロードできます。(CLIでは、/configurationディレクトリにアップロードしたメッセージ本文でテストできます)。
トレースの使用方法の図を次のビデオに示します。
注:次に示すtraceコマンドでテストされた設定のセクションは、順番に実行されます。これは、ある機能の設定が別の機能にどのように影響するかを理解するのに非常に役立ちます。たとえば、ドメインマップ機能によって変換された受信者アドレスは、受信者アクセステーブル(RAT)によって評価されるアドレスに影響します。RATの影響を受ける受信者は、エイリアステーブルで評価されるアドレスなどに影響を与えます。
ヒント:詳細については、アプライアンスのGUIのオンラインヘルプを参照してください。 まず、[システム管理] > [トレース]をクリックし、トレースツールにアクセスし、GUIの右上隅から[ヘルプとサポート] > [オンラインヘルプ]を選択します。
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