概要
このドキュメントでは、クラスタで実行される Cisco E メール セキュリティ アプライアンス(ESA)をアップグレードする方法について説明します。
背景説明
ESA がクラスタで実行されるときには、まったく同一の AsyncOS バージョンとビルドを使用する必要があります。ESA をアップグレードするには、まずクラスタの接続を解除しなければなりません。すべてのマシンがアップグレードされたら、clusterconfig コマンドを使用してクラスタを再接続します。
注:クラスタの接続が解除されても、メール フローには影響しません。ただし、クラスタの接続解除中に行った変更は、再接続が完了するまでは、他のシステムに反映されません。
クラスタでの ESA のアップグレード
注:CLI または GUI を使用してアップグレードを実行できますが、CLI では reconnect clusterconfig コマンドしか使用できません。このドキュメントでは、CLI を使用してマシンをアップグレードする方法について説明します。
CLI を使用してクラスタで実行される ESA をアップグレードするには、次の手順を実行してください。
- AsyncOSを新しいバージョンにアップグレードするには、upgradeコマンドをCLIに入力します。クラスタを切断するかどうかを尋ねられたら、Yという文字で応答して続行します。
(Machine host1.example.com)> upgrade
You must disconnect all machines in the cluster in order to upgrade them. Do you wish
to disconnect all machines in the cluster now? [Y]> Y
- すべてのアップグレード プロンプト(reboot プロンプトを含む)に従います。
- クラスタ内のすべてのマシンがアップグレードされ、再起動されたら、CLI を使用してクラスタ内のマシンにログオンし、clusterconfig コマンドを入力します。
- Yes と応答して再接続します。commit を実行する必要はありません。
Choose the machine to reattach to the cluster. Separate multiple machines with commas
or specify a range with a dash.
1. host2.example.com (group Main)
2. host3.example.com (group Main)
3. host4.example.com (group Main)
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